ソニーのレンズ交換式の Cinema Line カメラ 『FX6』 ILME-FX6V の特徴

ソニー Cinema Line 映像制作用カメラ『FX6』ILME-FX6VK / ILME-FX6V が発売

ILME-FX6V は最大ISO409600と15+ストップのダイナミックレンジも実現

ILME-FX6VK / ILME-FX6V はファストハイブリッドAFシステムを搭載

ソニー ILME-FX6V は電子式可変NDフィルターを内蔵

Cinema Line カメラ『FX6』ILME-FX6V は4K 120Pでの記録対応

Sony ILME-FX6V は手振れやカメラ回転情報のメタデータの記録に対応

ソニー 『FX6』ILME-FX6V は小型軽量ボディにモジュラーデザインを採用

ILME-FX6V はSDXCメモリーカードと CFexpress Typa A メモリーカードに対応したデュアルスロットを搭載

ソニー ILME-FX6V タッチUIを採用した3.5型液晶パネル、スマートハンドルにXLR端子を搭載

ソニー 映像制作用カメラ『FX6』ILME-FX6V のスマートグリップ

Sony ILME-FX6VK / ILME-FX6V 対応バッテリー BP-U35などの持続時間や容量の比較

ソニーからフルサイズイメージセンサー搭載で
シネマの印象的な映像表現を実現する Cinema Line 新商品
レンズ交換式カメラ『FX6』ILME-FX6V(K)が発売となり
以前に商品の特徴を簡単に紹介させて頂いていたのですが
今回はもう少し詳しい内容で紹介をさせて頂きました。
 

Cinema Line はソニーの映像制作用カメラで
いわゆる法人向け(業務用)の商品となっています。
現在は CineAltaカメラ 『VENICE』(MPC-3610)と
XDCAMメモリーカムコーダー『FX9』(PXW-FX9)の
2機種が販売中となっていますよ。

従来の2機種は法人向け(業務用)ということで
個人で購入するには面倒?だったのですが
新商品の ILME-FX6V(K) は αブランドとなったことで
ソニーストアでも手軽に購入できるのが良いですね。
 

ってところで『FX6』ILME-FX6V(K) の特徴のお話しですが
まずは小型軽量ながらフルサイズのイメージセンサーを
採用しているのが一つ目の特徴として挙げられるかと思います。
ボケなどの表現力を高め、低ノイズを実現してくれますよね。

でもって大きな特徴は最大ISO409600の高感度性能や
15+ストップの広いダイナミックレンジを実現している点です。
α7Sシリーズがシネマカメラ用途に人気が高いのですが
その根幹部分となるのが高感度性能になるかと思います。
ILME-FX6V(K) も同等の高感度性能を有しているということで
良くない訳が無いって感じですよね。

標準の基準感度はISO800と暗所環境用の高感度ISO12800の
2つが選択可能となっているのですが
他のカメラでは実用に耐えられないISO感度でも
普通に運用できるというのは圧倒的な強みですよね。

照明等を準備できない突発的なシーンやワンオペでの撮影でも
そのままの環境でも撮影することが出来たりするので
この辺りは本当に大きなアドバンテージになるかと思います。
 

この流れで次に挙げるポイントとしては
電子式可変NDフィルターになるかなと思います。

外付けのNDフィルターは当然のことなのですが
一般的なNDフィルターを内蔵しているカメラでも
シームレスで切り換えを行うことができません。

ところが ILME-FX6V(K)で搭載となっている
電子式可変NDフィルターなら1/4~1/128まで
シームレスに濃度を変更することが可能となっているので
明暗差が生じるシーンで被写界深度を変えずに
明度を調整することが可能となっています。

オートに設定することで自動的に適正露出を
保つことも可能なので非常に便利だと思います。

 

でもって次に挙げるのはオートフォーカスですね。
コントラストAFだけのカメラと違い
627点の像面位相差検出AFセンサーを併用した
「ファストハイブリッドAF」を搭載しているので
高速性・高追随性・高精度なフォーカスを実現しています。

また、リアルタイム瞳AFや顔検出AFも精度が高く便利で
その他、細かな設定なども可能となっているので
オートフォーカスを主体として撮影される場合は
非常にオススメのモデルになっているかと思います。

余談ですが、業務用カメラはマニュアルフォーカス時に
被写体との距離をメジャーで測る時に使用する金具を
搭載していたりするのですが ILME-FX6V も
しっかりと本体にメジャー用の金具を搭載しています。
 

とまぁ ここまで上げたポイントはハード由来ですが
次に挙げるポイントはソフト的な内容となっていて
「S-Cinetone」を搭載しているところですね。

何それ?と思う人がおられるかと思いますが
ザックリと説明すると人肌の中間色の表現力を高めて、
色あいはよりソフトに、ハイライトの描写は被写体を
美しく際立たせる自然なトーンで撮影できるようにする
設定のことですね。(音で言えば人の声が綺麗に聞こえる
イコライザー設定みたいなものでしょうか?)
グレーディングが不要なので効率化にも繋がります。
 

後は記録できる規格なども幅広くなっているのも
ちょっとした特徴と言えるかと思います。
 ・DCI 4K と QFHD の XAVC-I 4:2:2 10bit 内部記録に対応
  (DCI 4K:4,096×2,160/4K(QFHD):3,840×2160)
 ・XAVCフォーマット、MXFラッパーでの内蔵記録に対応
 ・4K・120fps のハイフレームレート動画撮影に対応
 ・SDI経由での 16bit RAW動画出力に対応
とまぁ この辺りでしょうか。
映像制作をされる人には『なるほどね』って内容かと。

 

とまぁ 以上のような特徴の商品となっていますが
ソニーの XDCAMメモリーカムコーダー『FX9』(PXW-FX9)と
ミラーレス一眼カメラ『α7S III』(ILCE-7SM3)の
性能や機能の良いとこ取りをして
XDCAMメモリーカムコーダー『FS5 II』(PXW-FS5M2)の
本体構造に詰め込んだといったモデルになっていて
良い感じでまとめてきたなと思います。

『α7S III』が動画撮影向きで評価が高かったのですが
形状や機能的には静止画撮影としての α (アルファ)が
ベースとなっているかと思います。

『FX6』は形状や機能的にも動画撮影向きとなっているので
動画撮影に特化をされる場合は断然『FX6』がオススメですね。
まぁまぁまぁ 『FX6』の価格帯は『α7S III』に
更にプラス30万円クラスなので上位の選択肢が
増えたといったところでしょうか。
 

ということで、ソニーの Cinema Line カメラの新商品
『FX6』(ILME-FX6VK / ILME-FX6V)を宜しくお願い致します。
 

 


ILME-FX6VKCinema Line カメラ
ILME-FX6V  2020年12月11日 発売
ソニーストア販売価格:880,000円(税込)
ILME-FX6VK [レンズ SEL24105G付属]
ソニーストア販売価格:1,034,000円(税込)
長期保証<3年ベーシック>無償
10%OFFクーポン対応(88,000円~103,400の割引)

ソニー製品情報 ソニーストア
 

フルサイズイメージセンサー搭載。シネマの映像表現を実現と、
デジタル一眼カメラ α の技術を融合したコンパクトな映像制作用カメラ


CEA-G160TCFexpress Type A メモリーカード
CEA-G160T [160GB]:60,500円(税込)
CEA-G80T [80GB]:31,900円(税込)
10%OFFクーポン対応(3,190円~6,050円の割引)
 

ソニー製品情報 ソニーストア
 

デジタル一眼カメラでの連続撮影や高ビットレート動画など、
大容量データの書き込みにも適した次世代高速メモリーカード


MRW-G2CFexpress Type A / SDカードリーダー
MRW-G2

ソニーストア販売価格:19,800円(税込)
10%OFFクーポン対応(1,980円の割引)

ソニー製品情報 ソニーストア
 

CFexpress Type A と SDHC/SDXC、UHS-I/II SDメモリーカードに対応した
USB 3.2 Gen 2対応リーダーライター


 

ソニーストアでは10%割引クーポンを使って
表示価格より安く購入することが可能です。
詳しくはこちらからご参照下さい。
 ※新規の方はページ下部のWelcomeクーポンをご参照下さい。

また長期保証無料クーポンをお持ちの方は
長期保証<3年ワイド>、或いは長期保証<5年ベーシック>が
無料になりますので、こちらもお忘れの無いように。

 

「αあんしんプログラム」加入者はソニーストアで
αレンズを購入時に長期保証<3年ワイド>付が無料となります。
「αアカデミー」の受講料や「清掃・点検サービス」の
割引もございますので興味のあるかたは御参照下さい。

αあんしんプログラム
「αあんしんプログラム」について、詳しくはこちらから

 

デジタル一眼カメラ“α”につきましては
ソニー公式ページにて御確認をお願い致します。

ソニーのデジタル一眼カメラ “α” 公式ページ
ソニーのデジタル一眼カメラ“α”公式ページ

 

ソニーは、デジタルシネマ制作で培った映像表現力と、最先端のデジタルイメージング技術を生かした映像制作用カメラ商品群Cinema Line(シネマライン)の新商品として、35mmフルサイズ裏面照射型イメージセンサー搭載のコンパクトなレンズ交換式カメラ『FX6』を発売します。

 

関連マンガ:ソニーの小型・軽量のフルサイズミラーレス一眼カメラ『α7C』の特徴
関連マンガ:ソニーの商品が「EISAアワード 2020-2021」の5部門で受賞しました
関連マンガ:ソニー製カメラをウェブカメラとして使用できる PC向けアプリが公開
関連マンガ:ソニーのミラーレス一眼 『α7S III』 ILCE-7SM3 の特徴や他機種との違い
関連マンガ:ソニーが「カメラグランプリ2020」で初めて三冠を達成致しました
関連マンガ:ソニーがフルサイズミラーレス一眼カメラ『α9II (ILCE-9M2)』を発売
関連マンガ:ソニーのミラーレス一眼 『α7R IV』 ILCE-7RM4 実機レビュー 外観編
関連マンガ:ソニーのミラーレス一眼『α7R IV』ILCE-7RM4 の特徴や前機種との違い
関連マンガ:α7R III と α7 III のリアルタイム瞳AFの動物対応などのアップデートが開始
関連マンガ:ソニーのミラーレス一眼 『ILCE-9』の大型アップデートが開始 (Ver 5.0)
関連マンガ:『α7III』ILCE-7M3 と『α7R III』ILCE-7RM3 や『α9』ILCE-9との違いを簡単に御紹介
関連マンガ:ソニーの『α7 III』 ILCE-7M3の特徴と前モデルとの違いを簡単に紹介
関連マンガ:ソニーの『α7R III』 ILCE-7RM3の特徴と前モデルとの違い
関連マンガ:ソニーのフルサイズミラーレス一眼カメラ『α9』 ILCE-9 の特徴