ソニーが裸眼で3D映像を楽しめる27型の空間再現ディスプレイ ELF-SR2 を発売
27型の空間再現ディスプレイ ELF-SR2
ソニーから3DCGを裸眼で見ることが出来る
空間再現ディスプレイの27型モデル ELF-SR2 が
2023年6月12日(月)に発売となりました。
15.6型の空間再現ディスプレイ ELF-SR1 が
2020年10月31日(土)に発売されていますが
より大きな画面の27型モデルが登場したということですね。
かなり大きくなっているので細かい部分などの確認が
かなりしやすくなっているかと思います。
3DCGを裸眼で楽しむことが可能ということでや
特別なメガネヘッドセットなどを装着する必要がありません。
裸眼で3D映像をみることができるディスプレイは
結構前からありますが(2012年に発売した VAIO でも採用)
空間再現ディスプレイ ELF-SR2 では
・高速・高精度のリアルタイムセンシング技術
・リアルタイム映像生成アルゴリズム
・マイクロオプティカルレンズ
などにより圧倒的な精細感で、あたかもそこに物が
実在するかのように映像を実現しているということですね。
商品のコンセプトは3Dコンテンツを楽しむためではなく
3Dコンテンツのクリエイターの確認用といった感じでしょうか。
販売価格帯的にも結構お高くなっていますので
開発環境向けの機器になるかと思います。
ちなみに ELF-SR2 はあくまでもディスプレイなので
別途パソコンなどが必要となりますよ。
空間再現ディスプレイ ELF-SR2 の特徴や進化点
ELF-SR2 では27型の大画面化だけではなく
新開発の第2世代高速ビジョンセンサーを搭載することで
ELF-SR1と比べ視線認識精度および追従性能が向上し
薄暗い環境でも画面を見る人の視線を正確にとらえ続けます。
また大画面化にあわせて認識用センサー部のレンズを
広角設計にすることで広い視野角を実現し
自然で快適な立体映像体験が可能となっています。
ディスプレイは4K解像度となっていて
(実際の立体視の有効解像度は4K以下になります)
ブラビアで培った知見とデータを応用した超解像エンジンを
搭載することで4K映像を高精細に表示するだけでなく
2K映像も4K映像にアップコンバートすることが可能で
立体視がクリアに見える処理も追加されています。
また Adobe RGBの色域を約100%カバーしているので
しっかりと色の再現も可能となっています。
接続端子は HDMI(2.0)入力端子、Display Port 1.2
USB Type-C 端子(DP Alt mode 対応)を搭載となっています。
USB Tyoe-A 端子はアクセサリー用とサポート用があります。
内蔵スピーカーはモノラルで実用最大出力が1Wということで
ちょっとした確認用程度となっているでしょうか。
3.5mmのオーディオ出力も搭載となっていますよ。
ゲームやVR、建築、車のデザインといった様々な業界の
インタラクティブなアプリ開発の定番ツールである
Unity と Unreal Engine 5 & 4 に対応した
専用のソフトウェアディベロップメントキット(SDK)を
無償で提供となっているのも良いですね。
今までの開発環境から特に変更することなく導入でき
過去に制作した3Dコンテンツの表示も可能となります。
その他、OpenGL、OpenXR (2023年内に対応予定)や
Direct X12 & X11 もサポートをしています。
(こちらはソニーとの商用ライセンスが必要となります)
あと、3DCGデータを手軽に表示することが出来る
「空間再現ディスプレイ プレイヤー」アプリが
無償でダウンロード可能となっていますよ。
(FBX、OBJ、GLTF、STL形式の3Dデータをサポート予定)
まぁ 3DCGの展示ディスプレイ用として使用するには
本体が高価すぎるので なかなかなさそうですが。
空間再現ディスプレイのザックリまとめ
最初に言っていましたが基本的には3Dコンテンツの
クリエイター向けの商品となっていますが
こういった商品は実際に見てみないと分からないと思うので
ソニーストア直営店で先行展示を行っていますので
興味のある人は、ぜひ体験をしてみて下さい。
15.6型の ELF-SR1 が発売された時も一般の人から見ると
『こんなの要らないよ』とか言われましたが
クリエイターの立場から見れば需要があるということですね。
じゃないと大型化をしての新商品なんて発売しませんから。
15.6型の ELF-SR1 は輝度が500nitsでコントラストが1,400:1で
27型の ELF-SR2 は輝度が400nitsでコントラストが1,000:1なので
輝度とコントラスト的には ELF-SR1 の方が若干良いのですが
画面の大きさと価格帯で考えると開発用には ELF-SR2 のがオススメで
展示ディスプレイ用なら条件次第で ELF-SR1 がオススメって感じです。
2023年6月8日(木)追記
ELF-SR1 が440,000円(税込)から308,000円(税込)に値下げとなりました。
ということですが、3DCGを裸眼で見ることが出来る
ソニーの空間再現ディスプレイ ELF-SR2 を宜しくお願い致します。
空間再現ディスプレイ [27型]
ELF-SR2
ソニーストア販売価格:550,000円(税込)
メーカー修理保証3年間
10%OFFクーポンは非対応の商品です
進化した大画面であなたの想像がよりリアルに目の前に広がる、
4K広色域空間再現ディスプレイ
空間再現ディスプレイ [15.6型]
ELF-SR1
ソニーストア販売価格:308,000円(税込)
長期保証<3年ベーシック>無償
10%OFFクーポンは非対応の商品です
長期保証無料クーポンは非対応の商品です
あなたの想像が目の前に広がる、裸眼で視聴できる
高精細空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display)
ソニーは、実在感のある立体映像(3DCG)を裸眼で見られる、27型の空間再現ディスプレイ『ELF-SR2』を発売します。
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