ソニーのハイレゾ対応の密閉型モニターヘッドホン『MDR-M1』の実機レビュー
ソニーからレコーディングやミキシング時にオススメとなる
密閉型モニターヘッドホン『MDR-M1』が発売となっています。
ハイレゾ対応となっていて専用設計ドライバーユニットによる
超広帯域再生(5Hz – 80kHz)を実現します。
目次
密閉型モニターヘッドホン MDR-M1 が発売
ソニーから超広帯域再生対応の密閉型モニターヘッドホン
「MDR-M1」が2025年9月19日(金)に発売となっています。
「MDR-M1」は世界的に著名な音楽制作スタジオである
「Battery Studios」、「Power Station at BerkleeNYC」の
サウンドエンジニアと仕様検討や音質の調整などを共同で行うことで、
音源の制作意図を的確に再現するサウンドを目指したモデルとなっています。
「MDR-M1ST」というモデルが2019年8月23日(金)に発売となっていますが、
「MDR-M1」は系統的に そちらの後継機種といえるモデルになっているでしょうか。
MDR-M1 の音質について
「MDR-M1」はレコーディング時の音漏れをマイクが拾ってしまうのを防ぎ、
ミキシング作業時は外部からの雑音を防ぐために
高い遮音性を備えた「密閉型音響構造」を採用となっています。
40mmの専用設計ドライバーユニットを採用となっていて、
振動板は充分な量感と低歪で低音域を再生するための柔らかさと
超高音域を再生するために形状を保持する硬さとを兼ね備えるために、
特殊な形状の振動板を採用となっています。
それにより5Hz – 80,000Hzの超広帯域再生が可能となっているので、
可聴領域を超えた空気感を感じることができるのではないでしょうか。
(音源次第なのと聴こえてなくても何らかの作用はあるかなと)
また低域の過渡特性を改善するためにハウジングの上部に通気孔を搭載し、
低域における通気抵抗をコントロールして振動板の動作を
最適化することによってリズムを正確に再現します。
モニターヘッドホンということで音作りはフラットとなっていて、
低音域から高音域まで解像感の高い音質となっています。
そのまま聞くと割と淡泊な音に聞こえますが、
本来はこちらが正解(原音に忠実)なんだなと思ったり。
フラットな分イコライザーも素直に調整が出来ると思いますので、
リスニング用としてもオススメとなるでしょうか。
「MDR-M1ST」は音質調整場所が「ソニー・ミュージックスタジオ東京」で、
2019年代ということで その頃までのおとなしめ?な邦楽向けといった感じで、
新商品の「MDR-M1」は音質調整場所が「Power Station at BerkleeNYC」で、
メリハリのある洋楽向けの音質調整になっている感じでしょうか。
最近の邦楽もすごくメリハリのある曲が増えているので、
そういった点でも「MDR-M1」は時代に合わせてきたのかなと。
(2019年頃から曲調が難しい歌が増えたような気がしませんか)
快適で安定した装着性
「MDR-M1」は長時間の作業による負担を軽減するため
本体の軽量化を行い質量 約216g(ケーブル含まず)を実現しています。
イヤーパッドは様々な耳にフィットする形状で
十分な厚みのある「低反発ウレタンフォーム」を採用することで、
快適で安定した装着性と気密性を確保しています。
イヤーパッドはヘッドホンのハウジング部にある溝から引き抜いて外して、
引っかけて装着する簡単仕様なのでイヤーパッド交換時に手軽ですね。
もちろん交換用イヤーパッドもサポートパーツとして用意されています。
ヘッドバンド部は幅が広いものを採用となっていて、
頭頂部のクッションも非常に柔らかいので当たりが軽くなっています。
またモニターヘッドホンの流れから左右の『L』『R』の表示が
大きく色付きで外側から一目で確認できるようになっています。
(通常のヘッドホンは『L』『R』の表示が内側になっていることが多い)
スライダー部も10段階の表示があるので、
自分好みの段階を覚えておけばいつでも手軽に調整できます。
あとアーム部分が結構大きく稼働するのですが、
こちらもモニターヘッドホンの流れからきていて片耳側を外した状態でも、
もう片側がしっかりとフィットするように可動範囲が大きくなっています。
フラットに折りたためるスイーベル機構を採用しているので、
持ち運びの際や収納時にも便利となっていますよ。
着脱式のヘッドホンケーブル
「MDR-M1」はヘッドホンケーブルを着脱式にすることで、
不意の断線にも対応しやすく用途に応じた長さのケーブルへの交換が可能です。
ヘッドホン側の接続部にネジ形式が採用されているので、
対応のケーブルを接続することで不意に外れるのを防止できます。
付属のヘッドホンケーブルは3.5mmステレオミニジャックに対応の
「1.2m」と「2.5m」が用意されています。
3.5mmステレオミニジャックを6.3mmステレオ標準ジャックに
変換することができるアダプターも付属となっていますよ。
尚、付属ヘッドホンケーブルの「MDR-M1」側のプラグは4極となっています。
4.4mmのバランス接続について
「MDR-M1」側のプラグが4極になっているということで、
裏技的に?4.4mmのバランス接続に対応するヘッドホンケーブルを
使用することが可能になっていたりします。
ソニー公式ではバランス接続対応の表記が無く推奨はされていないので、
内部構造的に完全にバランス接続にはなっていないのかもしれませんが、
4.4mmバランス接続対応ヘッドホンケーブルを使用しても問題なく再生が可能で、
バランス接続側のアンプや回路が使えるので音質的な恩恵は有るかと思います。
「MDR-M1」に接続することが可能な(対象モデルの表記はありません)
4.4mmバランス接続端子対応ヘッドホンケーブルは
「MUC-S12NB1」となっています。(ネジ止めには非対応です)
また「MDR-M1」付属のヘッドホンケーブルで接続時は
プレーヤー側は3極の3.5mmになってしまうのですが、
4極-4極 3.5mmのヘッドホンケーブルを用意すれば
ウォークマン A300シリーズのように4極 3.5mmジャックを採用している場合は
グラウンドの強化が望めるかもしれませんね。
MDR-M1 のザックリまとめ
「MDR-M1」が発売ということでソニーのモニターヘッドホンの
ラインナップが拡充となっていますね。
「MDR-MV1」は背面開放型モニターヘッドホンなので毛色が違いますが、
他3モデルをどう捉えるかになるかと思います。
現行モデルの中で「MDR-CD900ST」がベースといったところで、
「MDR-CD900ST」のハイレゾ対応化を目指したのが「MDR-M1ST」となります。
その流れでいえば「MDR-M1ST」を今風に調整したのが、
今回発売となった「MDR-M1」といった感じでしょうか。
MDR-M1 | MDR-M1ST | MDR-CD900ST | MDR-MV1 | |
型式 | 密閉型 | 背面開放型 | ||
ドライバーユニット | 40mm | |||
最大入力 | 1500mW | 1000mW | 1500mW | |
再生周波数帯域 (JEITA) |
5Hz-80kHz | 5Hz-30kHz | 5Hz-80kHz | |
音圧感度 (dB/mW) |
102 | 103 | 106 | 100 |
インピーダンス (1kHzにて) |
50Ω | 24Ω | 63Ω | 24Ω |
イヤーパッド | 厚め | 薄め | 厚め | |
本体質量 | 約216g | 約215g | 約200g | 約223g |
使用用途 | レコーディング ミキシング |
レコーディング | ミキシング マスタリング 立体音響制作 |
|
販売価格帯 | 40,000円 前後 |
32,000円 前後 |
22,000円 前後 |
53,000円 前後 |
修理保証 | 対応 | 無し | 無し | 対応 |
比較すると「MDR-M1」と「MDR-M1ST」が悩ましいですね。
「MDR-M1ST」と「MDR-CD900ST」は有償修理対応のみで、
「MDR-M1」と「MDR-MV1」は通常のソニー商品と同様の
修理保証が付いているので、そちらも考慮したいところでしょうか。
(故障は ほぼ無いと思うので事故対応がポイントになるかと)
ということですが、ソニーの密閉型モニターヘッドホン
「MDR-M1」を宜しくお願い致します。
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