重低音が楽しめるノイキャン対応のワイヤレスヘッドホン『ULT WEAR』の実機レビュー
ソニーからノイズキャンセリング対応のワイヤレスヘッドホン
『ULT WEAR』 (WH-ULT900N)が発売ということで実機レビューを御紹介しています。
『ULT WEAR』は重低音を特徴とした商品群となる
ULT POWER SOUNDシリーズの商品となっていて
ソニー史上最高の重低音体感を実現しています。
※ULT2に設定の場合。2024年4月16日(火)時点。ソニー調べ
目次
ノイキャン対応ワイヤレスヘッドホン ULT WEAR が発売
ソニーからノイズキャンセリング対応のワイヤレスヘッドホン
『ULT WEAR』が2024年4月26日(金)に発売となっています。
『ULT WEAR』というのはペットネーム(愛称)で
型名としては WH-ULT900N となっていますよ。
『ULT WEAR』は重低音を特徴とした商品群となる
ULT POWER SOUNDシリーズの商品となっていて
国内では同時にワイヤレスポータブルスピーカーとして
『ULT FIELD 1』『ULT FIELD 7』の2機種が発表されています。
従来の商品で重低音が特徴のシリーズは
『EXTRA BASS』シリーズとなっていましたが、
そちらを継ぐシリーズになりそうですね。
ちなみに『ULT』の部分の発音は『ウルト』ではなく
『アルト』となっていますよ。
『ULT WEAR』(WH-ULT900N)は WH-XB910N の後継モデルとなり
重低音はもちろん、音質やノイズキャンセリング性能など、
しっかりと進化した性能となっていますよ。
質量は約255gということで他の主要モデルが全て250g台なので
ソニーのノイキャン対応ワイヤレスヘッドホンとしては、
いたって普通の重さといったところです。
バッテリー持続時間はノイキャンON時で最長30時間、
ノイキャンOFF時で最長50時間の音楽再生が可能で
3分の充電で約1.5時間/10分の充電で約5時間の
音楽再生が可能な急速充電に対応となっているので
余裕を持って使って頂けるかと思います。
付属のヘッドホンケーブルを使用して頂ければ
バッテリーが無くなった状態でも音声を楽しめますよ。
(電源OFF時はノイキャン/外音取り込み等は使用できません)
圧倒的な重低音が体感できるヘッドホン
『ULT WEAR』は大きさ 40mmのULT専用設計のドライバーユニットを
搭載することにより迫力のある重低音再生とクリアな中高域再生を
実現していて圧倒的な臨場感で音声を楽しむことが可能です。
更に本体の左耳側に『ULTボタン』を搭載していて
手軽に重低音の強化を3段階で変更が可能となっています。
ボタンの『ULT』の文字はホログラム仕様となっていて
光や見る角度によって色合いが変わるので存在感もありますね。
重低音の強化が3段階ということで
- OFF:低域を強調しないノーマルな音声
- ULT1:量感のある重低音に強調しつつ埋もれないクリアなボーカルを実現
- ULT2:ULT1より更に力強さを強調しソニー史上最高の重低音体感を実現
となっています。(出荷時のデフォルトは ULT1)
『ULTボタン』を押したときに段階ごとに通知音が異なるので、
どの段階になっているのか通知音で分かるようになっていますよ。
「ULT1」で実際に聞いてみると迫力のある低音が好きな人は
絶対に好きだろうなって音になっていますね。
臨場感や音圧を感じられてノリノリになれるかと思います。
個人的には落ち着いた音のほうが聞き疲れがなくて好きですが
切り替えが出来るということで気分に合わせて使えますよね。
ちなみに「ULT1」から「OFF」にして聴いていると物足りなくなって
「ULT1」にしたくなるくらいの魅力があります。
「ULT2」はソニー史上最高の重低音体感というだけあって、
かなりズーンとくる音になります。
さすがに普通?のボーカル曲はボーカルが埋もれるレベルなので
楽曲や好みでの使用になるかと思います。
かなり強烈なのですが好きな人は好きなのだろうなと。
まぁまぁまぁ 低音好きな人には間違いのない商品ですね。
ちなみに「ULT2」は音量を上げ過ぎると音が割れるレベルですよ。
ノイズキャンセリング性能もバッチリ
少し良いノイズキャンセリング対応のヘッドホンでは
ヘッドホンの外側と内側の2つのセンサーマイクを搭載し、
ノイズキャンセリング性能を高める
デュアルノイズセンサーテクノロジーという機能がありますが
『ULT WEAR』も前機種の WH-XB910N から引き継いで対応です。
(WH-1000XM4 とも同様の機能となっています)
そこは前機種と同じですが更に『ULT WEAR』では
ヘッドバンド型ワイヤレスヘッドホンの最上位機種
WH-1000XM5 でも採用している「統合プロセッサーV1」を
新たに搭載することでノイズキャンセリング性能が
前機種と比べて一段階良くなっていますよ。
ノイズキャンセリング性能のグレード的には
WH-1000XM4 より少し落ちるようですが
実際に聴き比べてみると遜色の無いレベルかなと思います。
WH-1000XM4 は高音域の再生能力が高いこともあってか
雑踏の中ではサーといったホワイトノイズっぽく感じるところが
『ULT WEAR』の方が抑えられている感じもするので
ノイズキャンセリング性能はグレード以上に良く感じますね。
なのでノイキャン性能のコストパフォーマンスは
結構高いモデルになっているかと思います。
外音取り込みと通話もクリア
音声を聴きながら周囲の音も取り込んで聞ける
外音取り込みに対応となっていて
前機種と比較して更に自然な外音取り込みを実現しています。
(個人的には WH-1000XM4 より聞きやすく感じました)
更に右耳側のハウジング部を手で押さえている間だけ
一時的に音楽の音量を絞り外音を取り込んで聞くことが出来る
クイックアテンションモードにも対応となっています。
周囲の音を聞きたい時だけヘッドホンを外すことなく
瞬時に外音を取り込めるので非常に便利ですよ。
また外側の音を取り込みフィードフォワードマイク部分も
新しく設計されたものとなっていて風ノイズの低減も向上しています。
この辺りのデザインは未だに統一感が無いので
まだまだ最適なデザインを模索中なのかと思ったり。
あとは左耳側のフィードフォワードマイクと合わせて
口元の音を拾う通話用のビームフォーミングマイク(左耳側のみ)を
最適に制御し高度な音声信号処理を行う
高精度ボイスピックアップテクノロジーを採用することで、
通話時に騒音化でも騒音やノイズを抑えて声だけをクリアに
通話相手に伝えることが可能となっています。
機能的には前機種の WH-XB910N と同様となっていますが
その他の部分も合わせて通話性能も前機種より良くなっていますよ。
より高音質で楽しむことが出来る
ノイキャンのところで「統合プロセッサーV1」を
新たに採用しているという内容を紹介しましたが
ノイキャン性能以外にも高いS/N比と歪みの少ない特性を持つ
D/A変換回路とヘッドホンアンプを内蔵することによって
音質も良くしてくれています。
また Bluetooth の高音質コーデック LDAC に対応なので
対応機器との接続で情報量の多い伝達が可能となり、
より解像度の高い音声の再生が可能となっています。
最近ではストリーミング再生などを楽しむ機会が
増えていると思いますが音源が圧縮されることで
高音域などのデータが失われていたりします。
『ULT WEAR』は高音質化機能の『DSEE』に対応していて
専用アプリで『DSEE』をオンにすることによって
圧縮音源の高音域などを補完することが出来るので、
より良い音で楽しむことが可能となっています。
(ただし DSEE をオンにするとバッテリーの消費が早くなります)
専用アプリを使うことで様々な設定が可能
専用アプリ「Headphones Connect」(Android / iOS)に
対応となっていて様々な設定が可能となっています。
専用アプリを使わなくても普通に使って頂けますが、
より楽しく便利に使って頂けるのでオススメとなっていますよ。
DSEE で音質アップ
先程御紹介をした高音質化機能の『DSEE』の ON/OFF は
専用アプリでのみ切り替えが可能となっていますので、
より高音質を楽しみたい方はアプリが必要となります。
ノイキャンや外音取り込みの設定
専用アプリを使うことで外音取り込みのレベルを
20段階で調整できたりノイズを抑えて人の声を取り込む
ボイスフォーカスの設定が可能となります。
また行動や場所を検出して自動で最適なモードに
切り替えるアダプティックサウンドコントロールが
使用できるようになるので便利に使って頂けますよ。
例えば電車に乗っている時はノイキャン ON や、
お出かけ先の場所では外音取り込みを ON など
設定をしておくことで自動で切り替えてくれます。
イコライザーの設定
専用アプリを使用することでイコライザーの設定が可能となります。
カスタムを含む11のモードが用意されていて
『400 / 1K / 2.5K / 6.3K / 16K』の 5バンドを
プラスマイナス10段階で調整することが可能となっています。
3段階のULTや低音の強調もプラスマイナス10段階で調整可能です。
また『ファインド・ユア・イコライザー機能』に対応で
複数の選択肢から好みの音質を選択していくと
自分に合ったイコライザー設定をしてくれる機能があるので、
イコライザーが良く分からない人でも楽しんで頂けますよ。
「360 Reality Audio」やヘッドトラッキング
専用アプリで立体音響「360 Reality Audio」の
最適化を行うことが可能となっています。
また対応スマートフォン+対応ヘッドホン+対応コンテンツで
(YouTube や Netflix等のマルチチャンネルコンテンツ等)
体験できる機能となっていますが頭の動きに合わせて
音声の定位(聴こえてくる方向)が移動する
ヘッドトラッキング機能の最適化も可能となっています。
ヘッドトラッキング機能は Xperia でいえば
現時点では Xperia 1V/5V で YouTube のみ対応なので、
これからの機能といったところでしょうか。
マルチポイント対応
2台の機器と同時に接続するマルチポイント機能も
専用アプリを使うことで利用することが可能になります。
テレワーク等でパソコンと接続しながら
スマートフォンとも接続が可能なので、
いちいち切り替える必要もなく両立ができます。
通知音や音声ガイダンスの設定
通知音や音声ガイダンスが要らないという人は
専用アプリで ON/OFF や 音量を調整することが可能です。
ただし一部の重要な通知やガイダンスは OFF に出来ません。
その他、NC/AMBボタンや装着検出の挙動や
タッチセンサーコントロールパネルの ON/OFF
『Quick Access』とのサービス連携などが
専用アプリを使うことで設定が可能となります。
『ULT WEAR』のザックリまとめ
ULT POWER SOUNDシリーズには『ULTボタン』があるのですが
ボタンの『ULT』の文字や『SONY』のロゴが
ホログラム仕様となっていて光や見る方向によって
キラキラと虹色に輝くようになっています。
今後のULT POWER SOUNDシリーズ以外の商品でも
『SONY』ロゴがキラキラになるのかが少し気になるところですね。
前機種の WH-XB910N がブラックとブルーの2色だったのと
ハウジングの上部付近がテカテカして安っぽかったのが
『ULT WEAR』ではブラック、オフホワイト、フォレストグレーの
3色のカラバリとなりテカテカだった部分も良くなっているので
落ち着いたデザインになっているかと思います。
ヘッドホンの重低音モデルはブラックとか濃い青系や緑系が
多かったと思いますがホワイト系が追加されることによって
カジュアルに選んで頂けるようになっているのも良いですね。
ノイキャン対応ワイヤレスヘッドホンの現行モデル的には
WH-1000XM5 | とことんこだわる最上位モデル 専用ケースが大きく持ち運びに難あり ノイキャン性能:★★★★★ 価格帯:5万円ちょっと |
WH-1000XM4 | 繊細な音を高音質で楽しみたい スタイリッシュで持ち運びにも良い ノイキャン性能:★★★★ 価格帯:4万円ちょっと |
ULT WEAR | 低音重視で臨場感や音圧を感じたい 持ち運びは WH-1000XM4 と同様 ノイキャン性能:★★★ 価格帯:3万円前後 |
WH-CH720N | 軽量&コストパフォーマンス重視 デザインが良く女性人気も高い ノイキャン性能:★★ 価格帯:2万円前後 |
といった感じになるでしょうか。
★の数はソニーの公式的な指標となっていて
見た目だと結構大きく違っているようなイメージですが
ULT WEAR や WH-CH720N でも十分に性能は高いですよ。
『ULT WEAR』(WH-ULT900N)はとにかく重低音が好きで
ライブやクラブのような臨場感を楽しみたい人に
オススメのモデルとなっています。
従来の重低音モデルは中高域が埋もれがちでしたが、
その辺りの音の通りも良くなっているので
初めて重低音モデルに手を出すといった人にも
割と受け入れやすいモデルになっているかと思います。
ただし重低音ベースの音作りとなっているので
デフォルトのままだと中高音が物足りなく感じるかもしれませんが
その辺りはイコライザーである程度調整が効くので
WH-1000XM4 より少しお求め安いノーマルモデル的な
使い方も出来るかと思います。
「ULT2」はソニー史上最高の重低音体感を実現というだけあって
重低音を楽しむといった点では唯一無二のモデルなので
重低音に興味がある人は、ぜひ御検討下さいね。
ということで ソニーのノイズキャンセリング対応
ワイヤレスヘッドホン『ULT WEAR』(WH-ULT900N)を
宜しくお願い致します。
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