ソニーの背面開放型モニターヘッドホン MDR-MV1 の実機レビュー
ソニーが優れた空間表現で立体音響などの制作に適した
背面開放型モニターヘッドホンを2023年5月12日に発売します。
モニターヘッドホンは2019年8月23日に発売された
スタジオモニターヘッドホンの MDR-M1ST 以来の新商品ですね。
MDR-MV1 の特徴や 4.4mmバランス接続するための方法や、
お得な購入方法なども御案内しています。
目次
背面開放型モニターヘッドホン MDR-MV1 発売
ソニーが優れた空間表現で立体音響などの制作に適した
背面開放型モニターヘッドホンを2023年5月12日(金)に発売します。
モニターヘッドホンは2019年8月23日(金)に発売された
スタジオモニターヘッドホンの MDR-M1ST 以来の新商品ですね。
最近は立体音響が注目されているかと思いますが
立体音響を制作するためには音源が持つ空間情報を
正確に再生する活況が必要となる訳ですね。
ソニーの音響製品でよく目にする 360 Reality Audio の場合で
13chのスピーカーで確認する必要があるのですが
スタジオを用意したり借りたりするのは大変ということで、
そんな立体音響スタジオの音場をヘッドホンで
高精度に再現するために開発されたのが
今回発売となる新商品 MDR-MV1 となっています。
モニターヘッドホン MDR-MV1 の特徴
MDR-MV1はハウジングを音響的に塞がない背面開放型を
採用することによりヘッドホン内部の反射音を低減することで、
より正確な音場再現が可能となっています
開放型にすることで密閉型と比べると
低音域の量感などが不足しがちとなるのですが
開放型ならではの特性を持ちつつ弱点である低音域を
振動版の形状やドライバーユニットの構造などにより、
しっかりと補完しているのが大きな特徴と言えますね。
低域については振動版の振幅を大きくすれば
音圧が上がりますが全体の歪みも大きくなるので
MDR-MV1 では単純に振幅を大きくするのではなく
繊細な音質を損なわないための設計を行っているのが
ソニーならではといったところでしょうか。
モニターヘッドホンということで音質的にはフラットで
原音に忠実な音を高解像度で聴くことが可能となっていて
優れた空間表現により音場の広さや定位感が、
しっかりと感じられるモデルとなっています
5Hz – 80,000Hzの超広帯域再生が可能となっているので
可聴領域を超えた空気感を感じることができるのではないでしょうか。
(音源次第なのと聴こえてなくても何らかの作用はあるかなと)
装着感などに関しても大きめサイズのイヤーパッドを採用し
表面には肌触りが良いスエード調の人工皮革を採用しています。
これって高級車のシートなんかに採用されている材質ですね。
また厚みのある低反撥ウレタンフォームを採用し
ヘッドバンド部も幅が広くクッションの厚みがあり
開放型ならではの圧迫感の無さなどによって
非常に快適な着け心地となっています。
蒸れも感じにくいので夏場でもこれならOKかなという印象ですね。
ヘッドバンド部はモニターヘッドホンの流れから
左右の『L』『R』の表示が大きく色付きで
外側から確認をすることが出来るようになっています。
スライダー部も10段階の表示があるので
自分好みの段階を覚えておけばいつでも手軽に調整できます。
あとアーム部分が結構大きく稼働するのですが、
こちらもモニターヘッドホンの流れからきていて
片耳側を外した状態でも、もう片側側がしっかりと
フィットするように可動範囲が大きくなっていたりします。
質量は約223gなので数値的には特別軽くはないのですが
本体サイズが大きいことや接地面積が大きめなので
その分軽く感じるかと思います。
MDR-MV1 を4.4mmのバランス接続で聴く
本体にはφ6.3mmステレオ標準プラグのヘッドホンケーブルと
φ6.3mm→φ3.5mmステレオミニプラグアダプターが
付属となっていて一般的な3.5mmのヘッドホンジャックと
接続することが可能となっています。
このレベルの商品になると4.4mmのバランス接続もしたい訳ですが
付属品だけでは不可能となっているので別途用意する必要があります。
そこで使えるのが MDR-1AM2 に付属となっている
バランス接続用のヘッドホンケーブルですね。
ソニーのサービス経由で単品で購入することが可能で
代金 2,530円(税込)と送料・手数料660円(税込)で
購入することが可能となっています。
(お支払い方法は現金での代金引換のみ)
一応 MDR-1AM2用のバランス接続ケーブルは
MUC-S12NB1 という商品が販売されていますが
約14,000円(税込)となっているので
お試しで使ってみるなら付属品を調達する方がお手頃です。
付属品を購入する場合はソニー公式サイトの
『付属品の購入』 のページの最下部あたりにある
『メールで注文・お問い合わせ』からお問い合わせください。
お名前や電話番号、住所などの必要事項を入力し
製品本体の型名は MDR-1AM2
製品の色はブラックとシルバーがあるのでお好みの方を入力、
お問い合わせ内容には MDR-1AM2に付属のバランス接続用
ヘッドホンケーブル 数量1点と記入していただければ
ソニーのサービスから回答が来るので購入したい場合は
指示に従って手続きをすればOKです。
ちなみに MDR-MV1 付属のヘッドホンケーブル&アダプターで
接続時はプレイヤー側は3極の3.5mmになってしまうのですが
4極-4極 3.5mmのヘッドホンケーブルを用意すれば
ウォークマン A300シリーズのように4極 3.5mmジャックを
採用している場合はグラウンドの強化が望めるでしょうか?
あと付属のヘッドホンケーブルはアダプター付きの場合は
2.5m+0.2mで2.7mと長いので そういった意味でも
別途ヘッドホンケーブルを用意するのはありかと思います。
※ネジ式のロックリングは利用できなくなったりします。
でもって別途用意するヘッドホンケーブルとして
ソニーで入手できるものを御紹介させて頂いていますが
規格自体は一般的なものとなっているので
ソニー製以外のヘッドホンケーブルでも規格が同じなら
使用することが可能となっていますよ。
モニターヘッドホン MDR-MV1 と MDR-M1ST の違い
両機種は仕様的には結構似ていたりしますが
背面開放型と密閉ダイナミック型の違いによって、
かなり性質が変わるモデルになっているかと思います。
MDR-MV1 | MDR-M1ST | |
形式 | 背面開放型 | 密閉ダイナミック型 |
ドライバーユニット | 40mm (仕様は異なります) | |
最大入力 | 1500mW(IEC) | |
インピーダンス | 24Ω (1kHzにて) | |
感度 | 100 dB/mW | 103 dB/mW |
再生周波数帯域 | 5 Hz – 80,000 Hz | |
質量 | 約 223g (ケーブル含まず) |
約 215g (ケーブル含まず) |
付属 | 6.3mmステレオ標準プラグの ヘッドホンケーブル(2.5m) |
|
3.5mm変換プラグアダプター |
ということで形式以外はほとんど同じに見えますよね。
ただ形式によって性質は大きく異なるということで
MDR-MV1 | MDR-M1ST | |
レコーディング適正 | × (音漏れがするから) |
◎ |
ミキシング適正 | 立体音響/ステレオ | ステレオ |
マスタリング適正 | 立体音響/ステレオ | ステレオ |
音場 | 広い | 近い |
遮音性 | 低い | 高い |
音漏れ | 大きい | 小さい |
装着感 | 開放感 | 没入感 |
無償修理保証 | 1年間 (ソニーストア購入時3年) |
無し |
価格帯 | 54,000円(税込)前後 | 32,000円(税込)前後 |
といった違いがあります。
贅沢をいえば MDR-M1ST とくらべると販売価格が
約2万円高くなっているので、もうすこし抑えて欲しかったところ。
まぁ アルミ一体ハウジングの穴あけでの成型、
スエード調の人工皮革、新開発のドライバーユニット、
プラグアダプターの付属と1年間の修理保証付きなど、
その辺りを考えれば妥当なのかなと思ったりします。
モニターヘッドホン MDR-MV1のザックリまとめ
ソニーのヘッドホンの現行モデルには
開放型のヘッドホンが無い状態となっていたので、
こんな商品が欲しかったという人も多いかと思います。
ソニーで開放型が欲しいなら MDR-MV1 一択ですよね。
モニターヘッドホン MDR-CD900ST や MDR-M1ST の
系譜に連なるモデルとなっているので音質的にも問題なく
開放型のデメリットとなる低音の量感についても
単純に振動版の振幅で対処している大味のモデルとは違い
立体音響の繊細な音を損なわずに確認できるレベルで
低域を意識した音響設計となっているので
リスニング用としてもオススメできるレベルになっています。
また別途ケーブルを用意することで
4.4mmのバランス接続も楽しむことができるのが良いですね。
(ソニー公式で推奨している訳ではありませんが)
とうことですがソニーの背面開放型モニターヘッドホン
MDR-MV1 を宜しくお願い致します。
背面開放型モニターヘッドホン
MDR-MV1 発売日:2023年5月12日発売
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消費税 (10%) | 4,860円 |
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