ソニーのポータブルシアターシステム HT-AX7 の特徴の紹介と実機レビュー

ソニーのポータブルシアターシステム HT-AX7の実機レビュー ソニーのHT-AX7はフロントとリアのスピーカーが分かれる新形状 ソニーのHT-AX7はサウンドフィールドで立体音響が楽しめる HT-AX7はX-Balanced Speaker Unitを採用 HT-AX7のリアスピーカーは浅型の振動版を搭載 ソニーのポータブルシアターシステム HT-AX7のデザイン HT-AX7はスマートフォン用アプリ Home Entertainment Connectに対応 専用アプリを使ってHT-AX7で設定できる項目 ソニーのHT-AX7のバッテリー持続時間と急速充電対応 ソニーのHT-AX7のリアスピーカーの充電方法 ソニーのHT-AX7のBluetooth接続はマルチポイントに対応 ポータブルシアターシステム HT-AX7の特徴のまとめ

ポータブルシアターシステム『HT-AX7』

ソニーから手軽に持ち運んで楽しむことができる
ポータブルシアターシステム『HT-AX7』が
2023年7月21日(金)に発売となっています。

『HT-AX7』はフロントスピーカーと脱着が可能な
2台のワイヤレスリアスピーカーを組み合わせた
3 in 1 の新形状が大きな特徴の商品となっています。

ワイヤレスリアスピーカーを装着した状態で
外径寸法が約 幅306×高さ133×奥行123 mm
質量が約2kgというコンパクトサイズとなっています。

また3基のスピーカーは無線で接続となっていて
コンテンツ視聴端末とはBluetooth接続を採用することで
完全ワイヤレスを実現し自由なレイアウトで使用が可能です。

更に3基のスピーカーを周囲に配置して囲むことで
臨場感のある立体音響を楽しむことができたり
部屋中に均一に広がる音を楽しむことが
可能となっているのも大きな特徴となっています。

『HT-AX7』は従来の商品とは少し違う系統となっていて
従来のポータブルスピーカーとホームシアターシステムの
中間的な位置づけになる商品といった感じでしょうか。
 

ソニー公式 HT-AX7 商品情報
ソニー公式 HT-AX7 商品情報

 

 

『HT-AX7』の各スピーカーについて

フロントスピーカーにはソニーのスピーカーでおなじみの
(従来のポータブルスピーカーやテレビでも採用)
「X-Balanced Speaker Unit」という非対称形の
スピーカーユニットを2基搭載となっています。

非対称形にすることで真円のものに比べ
一辺が同じ大きさでもユニットサイズを大きくできて
同じ音圧レベルでの振幅を減少させることができるなど
歪みの少ないクリアな音を実現します。

ちなみにポータブルスピーカー SRS-XE300 と
同じ口径の約49×71mmのユニットとなっていますね。

またパッシブラジエーターを2つ配置した
「デュアル・パッシブラジエーター方式」を採用し
低域を効果的に増強し迫力の重低音を実現しています。
 

2基のワイヤレスリアスピーカーにも
「X-Balanced Speaker Unit」を採用となっていて
微妙におにぎりの形状になっていたりしますよ。

またワイヤレスリアスピーカーには
浅型の振動板を採用することで360度全方向への
音の広がりとクリアな高域再生の両立を実現しています。

ワイヤレスリアスピーカー単体では
外径寸法 約 幅122×高さ39×奥行122 mm/約295g で
自由に配置しやすいサイズとなっています。
 

お手軽&お手頃ながら立体音響が楽しめる

ポータブルシアターシステム『HT-AX7』は
サウンドフィールド機能をONにすることで
立体音響を楽しむことができるのが大きな特徴となります。

立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」により
3基のスピーカーからの音の波面を合成して
複数の仮想スピーカーを生成することで
視聴者の周りに立体的な音場を創り出すことが可能です。

またアップミキサー機能により2chコンテンツでも
抽出した音源を立体的に再配置することで
3Dオーディオコンテンツのような臨場感ある
サラウンドサウンドを楽しむことが可能となります。
 

『HT-AX7』の実売価格は約7万円(税込)となりますが
(発売時はキャンペーンで更に6,000~9,000円お得)
ソニーから現在販売中の商品(ヘッドホンは除く)で
リアスピーカー付きの立体音響を楽しもうと思うと
サウンドバー HT-S2000 とリアスピーカー SA-RS3S の
組み合わせで約12万円(税込)となってしまいます。

360 Spatial Sound Mapping に対応となると
サウンドバー HT-A3000 とリアスピーカー SA-RS3S が
最低ラインとなり更にプラス1万5千円ってところですね。

なのでリアスピーカー付きの立体音響を楽しめる構成としては
『HT-AX7』が かなりお手頃価格になるかと思います。

『HT-AX7』はそこまで音質が高いモデルではありませんが
立体音響による臨場感が それを補って余りあるといった
商品になっているかと思います。
例えばライブ音源やゲームの音声などコンテンツ次第で
音質より臨場感の方が楽しめる要素になりますよね。

ちなみに立体音響を楽しむには3基のスピーカーを
自分から半径1~1.2mほど離れた位置に三角を形どるように
配置するのが最適となっていいるのですが
結構適当に配置しても十分な体験が可能となっていますよ。
 

部屋中に広がる心地よい音を楽しむ

立体音響で臨場感のある音声を楽しむのも良いけれど
落ち着いて音声を楽しみたい場合はサウンドフィールド機能を
OFFにすることで部屋中に広がる心地よい音を楽しめます。

フロントスピーカーはステレオ再生で
リアスピーカーはモノラル再生となっていることにより
スピーカー間の音の干渉が抑制されるので
どこにいても均一な音声を楽しむことが可能です。

かなり自然な聞こえ方をしているので目を閉じると
どこで音が鳴っているのか分からないといった
体験もして頂けるかと思いますよ。
 

約30時間再生ができるバッテリーを内蔵

完全ワイヤレスということで3基のスピーカーは
それぞれ約30時間の再生ができるバッテリーを内蔵しています。
(サウンドフィールドエフェクトオン時、音量を約24で使用の場合)

ちなみにフル充電にかかる時間はフロントが約4時間で
リアスピーカーは約4.5時間となっていますよ。
また、わずか10分の充電で2時間30分の再生が可能となる
急速充電に対応となっているので使い勝手も良いですね。
 

リアスピーカーはフロントスピーカーに載せることで
充電することが可能となっています。
磁石を搭載しているので載せやすく持ち運びの際の
安定感も良くなっていますよ。

また充電用の接点も工夫されているので
向きなどを気にすることなく手軽に載せることが可能です。
 

Bluetooth接続はマルチポイントに対応

『HT-AX7』はBluetooth接続のみに対応ということで
2台同時に接続が可能なマルチポイントに対応することで
シームレスに再生機器を切り替えることが可能です。

Bluetoothのコーデックは『SBC』と『AAC』のみ対応ということで
カタログスペック的には高音質コーデックの『LDAC』にも
対応していて欲しかったところですね。
更に言えば高音質化機能の『DSEE』系も欲しかったですよね。

その辺りは三位一体の商品ということで
非対応については何らかの理由があるのだと思いますが
突っ込まれポイントになるのが悲しいところです。
 

ソニーのテレビ BRAVIA などの Bluetoothオーディオに
対応しているモデルと接続して楽しむことも可能です。
サウンドバーやホームシアターシステムと比べると
『HT-AX7』は音の広がりや迫力などが物足りなく感じますが
そこは大型で定位置に固定のサウンドバーやホームシアターシステムと
小型で持ち運び自由な『HT-AX7』の違いといったところですね。

とは言え一般的なテレビスピーカーと比べれば
『HT-AX7』の方が迫力や臨場感が良くなりますので
そういった使い方もありだと思います。

あとは先程、コンテンツによっては音質より
臨場感が良い方が楽しめるといった話をしていましたが
前方のサウンドバーだけの状態と比べれば
『HT-AX7』の方が臨場感のある音声を楽しめたりしますよ。
 

専用アプリで細かな設定が可能となる

ポータブルシアターシステム『HT-AX7』は
専用アプリ「Home Entertainment Connect」に
対応(Android / iOS)となってます。

アプリを使用しなくても『HT-AX7』を使えますが
リアスピーカーのレベルや低音のレベルの調整をしたい場合は
アプリから行う必要があります。
調整幅はプラスとマイナス側に各10レベルまでの設定が可能です。

またアプリを使うことで人の声やセリフをアップして
聞き取りやすくする「ボイスモード」や
深夜の小音量時でも明瞭感のあるサウンドを実現する
「ナイトモード」の設定が可能となりますよ。

後は細かなところでは操作音やLEDの点灯が設定できたり
分からないことがあればヘルプやチュートリアルを
参照することが可能になっていたりします。
 

『HT-AX7』のザックリまとめ

ポータブルシアターシステムという名称ですが
リアスピーカー付きのポータブルスピーカーといった方が
イメージがしやすい商品になるでしょうか。

サウンドバーやホームシアターシステムでもそうですが
リアスピーカーの有無で臨場感に大きな違いが出るので
ポータブルスピーカーでも臨場感のある音声を
楽しみたいという人にオススメの商品となっています。

実際に『HT-AX7』を使用したところ
ライブ音源やゲーム音声などを聞くとかなり楽しいですよ。
サウンドフィールド機能の切り替えで落ち着いた音で
聴くことも出来るのも良いですね。
 

個人的にはパソコン派なのでモニターの両脇当たりに
スピーカーが欲しかったりするので『HT-AX7』だと
少し違和感を感じるのですよね。

なのでフロントスピーカーもセパレートにして
4つのスピーカーで囲みたいところでした。
(イメージはホームシアターシステム HT-A9 のちっちゃい版)
まぁまぁまぁ『HT-AX7』のコンセプト的には
スマートフォンやタブレットがメインなので
『HT-AX7』のデザインが正解だと思います。

『HT-AX7』は視聴スタイルやコンテンツ次第で
ハマる人には無茶苦茶ハマる商品となっているので
興味のある人はぜひ実機を体験してみて下さいね。
当店では発売日より展示を行いますので
近隣にお住まいのお客様は御来店ください。
 

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    ということで ソニーのポータブルシアターシステム
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    『HT-AX7』開発者インタビュー
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    ソニーは、家の中で手軽に持ち運んで楽しめる、ポータブルシアターシステム『HT-AX7』を発売します。本商品は、幅が約30cmの小型のフロントスピーカーと、脱着可能なワイヤレスリアスピーカー2台で構成する新形状を採用しています。

     

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