ソニーの Cinema Line カメラ『FX3』ILME-FX3A と ILME-FX3 の違い

『FX3』がマイナーチェンジして新たに発売

ソニーの Cinema Line カメラの『FX3』が一部の仕様を変更して、
新たに2025年6月6日に発売となっています。

『FX3』はソニーの映像制作用のカメラ商品群となる
Cinema Lineシリーズとして発売されたモデルとなっていて、
フルサイズイメージセンサーを搭載しつつ一般のお客様でも
お求め安いモデルとして2021年3月12日に発売となっていました。

発売以降ソフトウェアアップデートによって
機能の追加や使い勝手なども良くなっていましたが、
今回はハードウェアアップデートといったところでしょうか。

 

前機種となる ILME-FX3 の発売から約4年経ってからの
マイナーチェンジという形になっていますが、
このタイミングでの発売ということは『FX3 II』ILME-FX3M2 の発売日が
少し先になるかもしれないといった印象も受けてしまうかもしれませんね。

 

ソニー公式 『FX3』ILME-FX3A 商品情報ページ

 

ILME-FX3A と ILME-FX3 の違い

今回新たに発売となった『FX3』は ILME-FX3A という型名となり、
前機種の ILME-FX3 の後ろに『A』が付いたものとなっています。
そこで気になるのが FX3A と FX3 の違いになるのではないでしょうか。
ちなみにメーカー希望小売価格はどちらも 581,900円(税込)となっています。
（前機種の値上げ前はメーカー希望小売価格 504,900円(税込)でしたが･･･）

 

液晶モニターの解像度が向上

液晶モニターの解像度が前機種では約144万ドットとなっていましたが、
ILME-FX3A では約236万ドットとなり より細かな表示が可能となっています。
仕様的には『FX30』ILME-FX30 と同等になったという形ですね。

 

赤外線リモコン受光部が非搭載に

前機種にはグリップ部の正面辺りに赤外線リモコン受光部が搭載でしたが、
ILME-FX3A では非搭載に変更となっています。
最近はリモコンも「Bluetooth」や「Wi-Fi」が主流なので問題無いですよね。

 

NFC機能が非搭載に

前機種では「NFC」機能が搭載でしたが ILME-FX3A では非搭載になりました。
確かに「NFC」によるワンタッチ接続は便利でしたが、
QRコードでの接続なども可能なので そこまで利便性は変わらないかと思います。

 

付属バッテリーチャジャーが変更

付属のバッテリーチャージャーが前機種では「BC-QZ1」だったのが、
ILME-FX3A では「BC-ZD1」に変更となっています。

「BC-QZ1」は1個のバッテリーを約150分で充電可能で、
「BC-ZD1」は2個のバッテリーを約155分で充電可能なので良くなっていますよね。

尚、前機種では「BC-ZD1」用の充電ケーブルと USB-Cケーブルも付属でしたが、
ILME-FX3A ではケーブルは未付属となっています。

 

「BC-QZ1」は USB Type-Cケーブルでの接続となっていますが、
USB PD対応電源やUSBケーブルは同梱されていないので別途用意する必要があります。

別途用意するものは出力30W以上のUSB PD対応ACアダプターや、
3A以上に対応したUSBケーブルでなければ充電時間が遅くなるので御注意下さいね。

 

ソフトウェアアップデート済み

前機種はソフトウェアアップデートが今までに10回程行われていて
現時点で Ver.6.02 になっていますが、
ILME-FX3A ではアップデート済みの状態になっています。
アップデートがされていない状態だと機能や使い勝手に大きな違いがあります。

ILME-FX3（前機種）のソフトウェアアップデート情報

 

静止画撮影時の消費電力が違う

静止画撮影時の消費電力が前機種が「約3.4W」で撮影可能枚数が約580枚、
ILME-FX3A は「約3.5W」で撮影可能枚数が約570枚となっています。
一応 FX3A と FX3の違いとして紹介していますが誤差ですよね。
尚、動画撮影時の消費電力はどちらも「約7.3W」となっています。

 

『FX3A』と『FX3』の違い

モデル	ILME-FX3A （新商品）	ILME-FX3 （前機種）
液晶モニター	約236万ドット	約144万ドット
赤外線リモコン 受光部	×	搭載
NFC機能	×	搭載
バッテリー チャージャー	BC-ZD1	BC-QZ1
静止画撮影時 消費電力	約3.5W （570枚）	約3.4W （580枚）
メーカー 希望小売価格	581,900円(税込)

 

『FX3』ILME-FX3A のザックリまとめ

ミラーレス一眼カメラ『ILCE-7RM4A』『ILCE-7RM3A』や
4Kハンディカム『FDR-AX45A』でも液晶モニターが変更となり
型名の後ろに『A』を付けてのマイナーチェンジがありましたが、
今回の『FX3』もメインは液晶モニターの変更で後の赤外線リモコン受光部や
「NFC」機能などは最近のモデルの流れに合わせたといった感じですね。

 

前機種の所有者においても液晶モニターが変わったくらいなので、
そこまで残念に思う必要がないかと思います。
特に『FX3』が発売された頃に購入されている人は、
今より約7万円くらいは安く購入できているのでなおさらですよね。

ちなみに前機種となる『ILME-FX3』は生産完了により
ソニーストアでも販売が終了となっていますので、
今から購入するなら『ILME-FX3A』になるかと思います。

 

あとは最初の方で『ILME-FX3A』が発売されたことで
『FX3 II』ILME-FX3M2 の発売日が遠いかもしれないとか言っていましたが、
その辺りが少し気になるところですよね。
でもまぁ この系統で出るなら『α7S IV』ILCE-7SM4 の方が先でしょうか？
（同レベル以上の高感度で画素数が向上したイメージセンサー次第？）

ということですが、ソニーの Cinema Line カメラ
『FX3』ILME-FX3A を宜しくお願い致します。

 

---

　　

クリエイターが求めるシネマの印象的な映像表現と優れた操作性を実現。
（ILME-FX3 の後継機となっています）

関連記事

---

　　

映像制作を本格的に目指すクリエイターに向けた、
フルサイズイメージセンサー搭載 Cinema Lineカメラ

関連記事

---

　　

APS-Cサイズ（Super 35mm）の Cinema Line カメラ

関連記事

---

 

ソニーストアで『FX2』を お得に購入

 

「αあんしんプログラム」加入者はソニーストアで
αレンズを購入時に長期保証＜3年ワイド＞付が無料となります。
でもって長期保証＜5年ワイド＞は50％ OFFで選択が可能となります。

「αアカデミー」の受講料や「αメンテナンス」の
割引もございますので興味のあるかたは御参照下さい。

関連記事

 

ソニーストア下取りサービスを利用することで
実質負担金額を抑えて『α』本体やレンズを購入することが可能です。
更に期間限定で最大60回まで手数料0％の分割払いや
24回の残価設定クレジットの利用も可能となっているので
月々のお支払い金額を抑えての購入なども可能です。

関連記事

 

その他、ソニーの Cinema Line カメラについては
公式ページにて御確認をお願い致します。

ソニーのプロフェッショナルカムコーダー公式