ソニーの3.1chのサウンドバー HT-S2000 の特徴や HT-A3000 との違い
3.1chサウンドバー HT-S2000 が発売
ソニーからサウンドバーの新商品となる
HT-S2000 が2023年6月10日(土)に発売となっています。
HT-S2000 はデュアルサブウーファーと
3基のフロントスピーカーを1本のバースピーカーに内蔵した
3.1chのサラウンドシステムとなっています。
計5個のスピーカーの構成は
フロントスピーカー×2 (50W+50W)
センタースピーカー×1 (50W)
サブウーファー×2 (50W+50W)
実用最大出力合計値(非同時駆動、JEITA):250W
となっています。
各スピーカーは最近のソニーではおなじみの
新形状の振動版を採用した「X-Balanced Speaker Unit」を
搭載していて限られたスペースでも容量を確保することで
音の解像感が向上しクリアな高音質を実現しています。
センタースピーカーで人の声も聞きとりやすくなり
デュアルサブウーファーと特殊なダクト構造により
高い音圧とクリアで力強い低音を再生することが可能です。
外形寸法は約 幅800mm×高さ64mm×奥行124mm で
1メートル以下のスペースに収まるサイズとなっているのと
eARC/ARC対応となっているので対応テレビとなら
HDMIケーブル1本で接続することが可能なので
手軽に設置して頂くことが可能なモデルとなっていますよ。
Blutooth機能を搭載となっていて(AAC / SBC)
圧縮音源の高音域をCD音質相当までアップする「DSEE」を搭載し
スマホの音声なども手軽に楽しむことが可能となっています。
3次元の立体音響を楽しむことが出来る
「ドルビーアトモス」と「DTS:X」に対応しているので
全方位からの音に包みこまれるリアルな音響空間を楽しめます。
更にソニーのバーチャルサラウンド技術で
高さ方向の立体音響を表現する「Vertical Surround Engine」と
前後左右と高さ方向のサラウンドを表現する
「S-Force PROフロントサラウンド」に対応となっているので
全方位からの音に包みこまれるリアルな音響空間を楽しめます。
付属のリモコンでサウンドフィールド機能をONにすると
新開発のアップミキサーにより2chコンテンツでも
抽出した音源を立体的に再配置することで
3Dオーディオコンテンツのような臨場感ある
サラウンドサウンドを楽しむことが可能となります。
ちなみにアップミキサーに関しては従来機から
似たような機能が搭載されていて代を重ねるごとに
名称が変わってきているのですが統一感が全くないですね。
『Vertical S.』⇒『Immersive Audio Enhancement』
⇒『アップミキサー』
HT-S2000 は組み合わせで更に良くなる
HT-S2000 は別売の専用リアスピーカー
『SA-RS3S』と組み合わせることで
より臨場感のある音声を楽しむことが可能となります。
SA-RS3S:2ch・100W(50W+50W)
ただし上位の HT-A3000 とは違い
立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」には
非対応となっているので御注意下さいね。
(リアスピーカー SA-RS5 も非対応となっています)
でもって自分の好みや環境に合った低音やサラウンドに
拡張できるサブウーファー SA-SW5(実力最大出力 300W)と
SA-SW3(実力最大出力 200W)の2機種も別売でありますので
更に臨場感や迫力が欲しいという場合はご検討ください。
HT-S2000 と HT-A3000 との違い
HT-S2000をパっと見た感じは HT-A3000に似ていますが
少しスペックや機能が劣っているので
HT-A3000 の廉価版的なモデルになるかと思います。
モデル | HT-S2000 | HT-A3000 |
実用最大出力合計値 | 250W | |
チャンネル | 3.1ch | |
フロントスピーカー | 50W+50W 45mm×82mm 2基 |
50W+50W 46mm×93mm 2基 |
センタースピーカー | 50W 45mm×82mm 1基 |
50W 46mm×93mm 1基 |
サブウーファー | 50W+50W 45mm×82mm 2基 |
50W+50W 45mm×108mm 2基 |
立体音響技術1 | Vertical Surround Engine S-Force PROフロントサラウンド |
|
立体音響技術2 | アップミキサー | Immersive Audio Enhancement |
立体音響技術3 | 360 Spatial Sound Mapping (リアスピーカー接続時) 360 Reality Audio |
|
スピーカー拡張 | 「SA-RS3S」 「SA-SW3」 or 「SA-SW5」 |
「SA-RS5」 or 「SA-RS3S」 「SA-SW3」 or 「SA-SW5」 アコースティックセンターシンク |
高音質化技術 | DSEE | DSEE Extream |
ハイレゾ | 非対応 | |
Bluetooth | AAC、SBC | LDAC、AAC、SBC |
USB端子 | 保守用 | 音楽再生対応 |
Wi-Fi | 非搭載 | 搭載 |
HDMI端子 | 出力1 (eARC/ARC) | |
対応アプリ | Home Entertainment Connect | Music Center |
外形寸法 | 約 幅800mm 高さ64mm 奥行124mm |
約 幅950mm 高さ64mm 奥行128mm |
販売価格帯 | 約6万5千円(税込) | 約8万円(税込) |
HT-S2000 と HT-A3000 との違いを見て
どちらがオススメになるかというポイントとしては
HT-A3000 がオススメとなるケース
BRAVIA XR のテレビと接続する場合
テレビをセンタースピーカーとして利用できる
別売のリアスピーカーを追加する場合
SA-RS5 や 360 Spatial Sound Mapping に対応
音楽再生を楽しみたい場合
LDAC、DSEE Extream で高音質で楽しめる
USB、ホームネットワーク機器内の音楽の再生に対応
Chromecast built-in、Apple Airplay 2、Spotify Connect
横幅 950mm以上の設置スペース
HT-S2000 がオススメとなるケース
BRAVIA XR 以外のテレビと接続する場合
テレビをセンタースピーカーとして利用できないので
別売のリアスピーカーを追加しない場合
360 Spatial Sound Mapping に非対応なので
横幅 800mm以上の設置スペース
HT-A3000 の横幅 950mmの設置スペースが無い場合
といった感じで BRAVIA XR 以外のテレビと接続して
(BRAVIA XR は認知特性プロセッサー「XR」搭載モデル)
別売のリアスピーカーを追加する予定が無ければ
HT-S2000 の方がコストパフォーマンスが良くなります。
HT-S2000 と HT-X8500 との違い
HT-S2000 との比較で HT-X8500 も検討されるかと思いますので
HT-S2000 と HT-X8500 との違いも簡単に御紹介致します。
モデル | HT-S2000 | HT-X8500 |
実用最大出力合計値 | 250W | 160W |
チャンネル | 3.1ch | 2.1ch |
フロントスピーカー | 50W+50W 45mm×82mm 2基 |
40W+40W 52mm×90mm 2基 |
センタースピーカー | 50W 45mm×82mm 1基 |
|
サブウーファー | 50W+50W 45mm×82mm 2基 |
80W 52mm×90mm 2基 |
立体音響技術1 | Vertical Surround Engine S-Force PROフロントサラウンド |
|
立体音響技術2 | アップミキサー | Vertical S. |
スピーカー拡張 | 「SA-RS3S」 「SA-SW3」 or 「SA-SW5」 |
無し |
高音質化技術 | DSEE | 非搭載 |
Bluetooth | AAC、SBC | |
HDMI端子 | 出力1 (eARC/ARC) | 入力1/出力1 (eARC/ARC) |
表示窓 | 搭載 | 無し |
対応アプリ | Home Entertainment Connect | |
外形寸法 | 約 幅800mm 高さ64mm 奥行124mm |
約 幅890mm 高さ64mm 奥行96mm |
販売価格帯 | 約6万5千円(税込) | 約4万円(税込) |
HT-S2000 と HT-X8500 との違いを見て
センタースピーカーの有無で臨場感に差が出てきますが
HT-X8500 でもテレビの内蔵スピーカーに比べると
圧倒的な臨場感や迫力を実現できるということで
この2モデルに関しては予算で決めて頂いて良いかと思います。
ただし以前に ARCに対応しているけど eARCに対応していない
期間があったと思いますが ARCのみ対応となっている場合は
音声がダウンコンバートされてしまうので
HDMIの入力端子を搭載していてパススルーにも対応している
HT-X8500 の方が条件的に良くなったりしますよ。
ちなみにソニーのテレビ BRAVIA で言えば
2010年モデルから2020年の一部モデルまでが
(2018年の上位モデルから eARC対応です)
ARC対応、eARC非対応になっています。
サウンドバー HT-S2000 のザックリまとめ
HT-A3000 と比べて性能と価格帯が微妙に違うので
なかなか悩ましいモデルが出てきたなというイメージですが
HT-A3000 と HT-X8500 の間と考えれば納得できるかなと。
HT-G700 が生産完了になったタイミングということで
HT-G700 のサブウーファーを内蔵タイプにしたのが
HT-S2000 と言う感じになっているかと思います。
HT-G700 の方が実用最大出力が大きかったのですが
その辺りはオプションスピーカーで拡張して下さいといった
スタンスになっているのかもしれませんね。
ソニーの認知特性プロセッサー「XR」搭載モデル以外の
テレビとの接続でリアスピーカーの増設を考えていない場合は
コストパフォーマンスが良いモデルということで
ソニーの 3.1chサウンドバー HT-S2000 を宜しくお願い致します。
っていうかサウンドバー本体と比べて
リアスピーカー SA-RS3S が高すぎですよね・・・
あるのとないのとで段違いなので欲しいところですが
「Dolby Atmos」「DTS:X」対応 3.1ch サウンドバー
リアルサラウンドを楽しめるリアスピーカー
実力最大出力:100W(L:50W+R:50W)
深みのある圧倒的な重低音を楽しめるサブウーファー
実力最大出力:300W
より深みのある豊かな低音を楽しめるサブウーファー
実力最大出力:200W
迫力と臨場感に満ちた視聴体験をもたらす3.1chサウンドバー
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『サウンドバー・ホームシアターシステム』、
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(ブラビアはプレミアムモデルと通常モデルで分かれます)
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ソニーのホームシアター/サウンドバーについては
公式ページにて御確認をお願い致します。
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