ソニーのデジタルスチルカメラ『RX10 V』DSC-RX10M5 の特徴や前機種との違い
ソニーから24-600mmズームレンズを搭載した
レンズ一体型カメラ『RX10 V』DSC-RX10M5 が発売となっています。
600mmをカバーしつつ小型軽量となっているので、
野鳥撮影用としても非常に人気の高いシリーズとなっています。
目次
- サイバーショット 『RX10 V』 DSC-RX10M5 が発売
- 24-600mm F2.4-4.0 の高倍率ズームレンズ
- 使い勝手の良いズーム機能を搭載
- 有効最大約2010万画素の1.0型 積層型イメージセンサー
- 画像処理エンジン「BIONZ XR」
- 高速・高精度なファストハイブリッドAF
- AIプロセッシングユニットによるリアルタイム認識AF
- 使い勝手の良い静止画撮影機能
- 動画撮影機能が更に充実
- シネマティックな撮影等が手軽に楽しめる
- 本体デザインや機能の進化
- ファインダーとモニターの進化点
- バッテリーの変更でスタミナが向上
- DSC-RX10M5 と DSC-RX10M4 の違い
- 『RX10 V』 DSC-RX10M5 のザックリまとめ
- DSC-RX10M5 の販売価格と各種お知らせ
- ソニーストアで「DSC-RX10M5」を お得に購入
サイバーショット 『RX10 V』 DSC-RX10M5 が発売
ソニーからサイバーショット 『RX10 V』 DSC-RX10M5 が
2026年7月31日(金)に発売となっています。
『RX10 V』 DSC-RX10M5 はレンズ一体型カメラ「RX10シリーズ」の
第5世代モデルとなっていて、24-600mmの高倍率ズームレンズを
搭載しているのが大きな特徴となっています。
前機種の『RX10 IV』 DSC-RX10M4 の発売日が2017年10月6日だったので、
約9年ぶりの後継機ということで大きく進化を遂げています。
『RX10 V』の主な進化点は非常に多いのですがピックアップすると
- 画像処理エンジン「BIONZ XR」を搭載
- 約30コマ/秒のブラックアウトフリー連写
- AIプロセッシングユニットを搭載
- リアルタイム認識AF
- 最大575点の位相差測距点(約70.6%をカバー)
- 静止画・動画の対応フォーマットの増加
- 4K120pなど動画撮影機能の充実
- 最新の「αシリーズ」を踏襲したデザイン
- ファインダーの進化
- タッチ操作の充実
- SDカードスロットが「UHS-II」に対応
- 高容量バッテリーを採用
といったところになるでしょうか。
上記には挙げていない内容も多くなっておりますので、
細かい話は各項目で御紹介したいと思います。
ということで『RX10 V』DSC-RX10M5 の特徴や
『RX10 IV』DSC-RX10M4 との違いを実機レビューと合わせて
詳しく御紹介していきたいと思います。
24-600mm F2.4-4.0 の高倍率ズームレンズ
『RX10 V』DSC-RX10M5 はレンズ一体型カメラということで、
「ZEISS Vario-Sonnar T* 24-600mm F2.4-4.0」
フィルター径 72mmの大口径・高倍率ズームレンズを搭載しています。
搭載しているレンズは前機種の「DSC-RX10M4」と同等となっていますが、
スーパーEDガラス1枚、ED非球面レンズ2枚を含めてEDガラスを計8枚、
AAレンズとED非球面レンズを含めて非球面レンズ6枚で構成された
13群18枚を使用した贅沢なレンズ構成となっていますよ。
「T*コーティング」によりゴーストやフレアなどの
不要な反射光の大幅な低減を実現しています。
また手ブレ補正アルゴリズムと先進の光学設計による
光学式手ブレ補正を内蔵となっています。
手ブレ補正についてはCIPA規格が変更されたこともあり
『RX10 V』DSC-RX10M5 では段数の表記が無くなっていますが、
前機種より悪くなっているということは無いようですので、
とりあえずは前機種の4.5段を目安にしても良いかと思います。
24mmから600mmまで これ一台でカバーできるということで、
非常に取り回しがよいカメラになっているかと思います。
デジタル一眼カメラで24mmから600mmをカバーしようとすると
「24-70mm・70-200mm・200-600mm」の3本くらいのレンズが必要で、
ソニーのラインアップで考えるとカメラ本体と合わせて
重量が4Kgを超えて体積も大きいので持ち運ぶのは大変です。
といったところで『RX10 V』DSC-RX10M5 なら約1,111g(撮影時)で
外形寸法も 約 幅136.4×高さ94.5×奥行151.3 mm ということで、
旅行先にでも持って行けるレベルの機動性を実現しています。
あとイベント会場などでレンズの長さ制限や三脚不可の場所でも、
使い勝手が良いのも大きなポイントとなるでしょうか。
ちなみに『RX10 V』DSC-RX10M5 はフード付きで最大ズームの状態でも
約28cmくらいに収まるサイズとなっていますよ。
近接撮影も楽しめる
高倍率ズームということで遠方の撮影を意識しますが、
近接撮影に関しても十分に使って頂ける性能があります。
35mm換算の撮影倍率
24mm:0.42倍/レンズ先端から約3cm
600mm:0.49倍/レンズ先端から約72cm
となっています。
ちなみに 250mmの時のワーキングディズタンスは
レンズ先端から約140cmになるようです。
使い勝手の良いズーム機能を搭載
高倍率ズームならではの使い勝手の良い機能も搭載しています。
ちなみにズーム速度は前機種から特に変わっていませんよ。
(電動ズームなので少しゆっくりめです)
超解像ズームとデジタルズーム
『RX10 V』DSC-RX10M5 は解像感を保ったまま2倍のズームができる
超解像ズームを利用することで「1200mm」の撮影が可能で、
4倍のズームができるデジタルズームで「2400mm」の撮影も可能です。
尚、超解像ズームは4K動画撮影時は1.5倍になるのと、
RAW形式を含む撮影や120p(fps)撮影時は
光学ズーム以外のズームは使用することが出来ません。
アシストズーム機能
高倍率ズームを使用時に被写体を見失った場合に
ズームをしたままでは再フレーミングが難しいということで、
設定したボタンを押している間だけ自動でズームアウトをする
「ズームアシスト機能」を搭載しています。
ズームアシストできる範囲は「L/M/S」の3段階で設定が可能で、
ズームアウトをした表示上にズームアウト前の範囲が表示されているので、
その範囲に被写体を捉えた後に設定したボタンを離すことで
手軽に再フレーミングをすることが可能です。
逆にズームアシスト状態で被写体を探してから
ズームアシストを解除するのも使い勝手が良かったりしますよ。
ステップズーム機能
通常だと24mm、25mm、26mm・・・とズームされますが、
24mmの次は28mmだったり、200mmの次は300mmになったりして
ズーム操作時に切りが良い焦点距離に切り替えをする
「ステップズーム」に対応となっています。
切り替え内容:24/28/35/50/70/85/100/135/200/300/400/500/600mm
ズームリングの操作はステップズーム以外に
なめらかにズームする「スタンダード」と
回転量に応じた画角にズームする「クイック」が設定可能です。
※ズームリングの設定なのでズームレバーは「スタンダード」のままです。
ズームスピードの設定
ズームスピードが「標準」と「高速」で選択が可能です。
デフォルトでは「高速」となっていますよ。
「標準」については動画撮影時のスピードをゆっくりしたい時や、
「高速」では駆動音が気になる場合に選ぶといった感じでしょうか。
尚、個人的には使っていて駆動音は特に気になりませんでしたね。
ちなみにズームリングの回転方向は設定で変更が可能となっていますよ。
有効最大約2010万画素の1.0型 積層型イメージセンサー
『RX10 V』DSC-RX10M5 は有効最大約2010万画素の
1.0型 積層型 Exmor RS CMOSイメージセンサーを搭載しています。
1.0型のイメージセンサーということで APS-C より小さくて、
一般的なコンデジやスマートフォンより大きいといったところです。
他社の高倍率ズームのコンデジは 1/2.3型が多かったりしますが、
1.0型は1/2.3型の約4倍の大きさとなっていますよ。
尚、前機種の「DSC-RX10M4」で搭載していたイメージセンサーは
有効最大約2010万画素のメモリー一体1.0型 積層型CMOSイメージセンサーで、
メモリーを搭載することで高速読み出しが可能となっていました。
メモリーの有無による違いとして電子シャッターの速度が
DSC-RX10M5:最高1/16000秒
DSC-RX10M4:最高1/32000秒・アンチディストーション
となっているので動体歪み(ローリングシャッター歪み)の発生が、
「DSC-RX10M4」の方が抑えられるということになります。
ただし「DSC-RX10M5」では画像処理エンジンなどの高速化により、
「DSC-RX10M4」まではいきませんが動体歪みを抑えることができます。
体感での比較の話となりますがデジタル一眼カメラの
『α7 V』ILCE-7M5 と同じくらいには動体歪みが抑えられているかと思います。
ブラックアウトフリーの連続撮影が出来ている時点で、
読み出し速度が十分にあるというのも分かりますよね。
とりあえずゴルフやテニスなど動体歪みが発生しやすい
被写体の撮影には少し注意をしたいところだと思いますが、
「RX10シリーズ」は野鳥の撮影用に購入される方が多く、
野鳥の撮影くらいでは動体歪みは そこまで気にしなくて良いかと思います。
また仮に歪みが少し発生していたとしても
野鳥は曲線的なフォルムなので判別は難しいかと思います。
| モデル | DSC-RX10M5 | DSC-RX10M4 |
| イメージセンサー | 1.0型 Exmor RS CMOSセンサー | |
| 積層型 | メモリー一体積層型 | |
| 有効画素数 (静止画時) |
約2010万画素 | |
| ISO感度 | ISO100-12800 | |
| 電子シャッター | 最高1/16000秒 |
最高1/32000秒 アンチディストーション |
| DSC-RX10M5 | DSC-RX10M4 |
| イメージセンサー | |
| 1.0型 Exmor RS CMOSセンサー | |
| 積層型 | メモリー一体積層型 |
| 有効画素数(静止画時) | |
| 約2010万画素 | |
| ISO感度 | |
| ISO100-12800 | |
| 電子シャッター | |
| 最高1/16000秒 |
最高1/32000秒 アンチディストーション |
画像処理エンジン「BIONZ XR」
『RX10 V』DSC-RX10M5 は画像処理エンジンに「BIONZ XR」を採用となっていて、
前機種の「BIONZ X」と比べて最大約8倍の高速処理能力を実現しています。
高速処理により階調表現や低ノイズ性能などが向上していて、
AEアルゴリズムの進化により露出制御と色再現性能も向上し、
肌の色や空や緑を高精細かつ忠実な色と質感で描写することが可能です。
レンズとイメージセンサー(メモリーを除く)的には前機種と同等ですが、
撮影した画像を比べると明らかにノイズが低減されているのと、
色味も良く画像の端の方まで しっかりと明るく写し出してくれますよ。
前機種では重ね撮りをしてノイズを低減させることが出来る
「マルチショットNR(ノイズリダクション)」機能が搭載でしたが、
『RX10 V』DSC-RX10M5 では無くなっています。
まぁまぁまぁ 素のノイズリダクションが良くなっているということで。
あとは処理速度が向上したおかげでブラックアウトフリーでの
高速連写や 4K120pの動画撮影などを実現しているということですね。
高速・高精度なファストハイブリッドAF
一般的なコンデジは「コントラストAF」だけというのが多いですが、
『RX10 V』DSC-RX10M5 は「像面位相差AF」と「コントラストAF」の
両方を搭載した「ファストハイブリッドAF」を搭載となっています。
像面位相差AFの測距点は575点となっていて
撮像エリアの約70.6%をカバーしています。
ちなみに前機種は315点で約65%のカバー率となっていましたよ。
像面位相差AFの方がフォーカス速度が速くて、
動きの速い被写体の追従性能が高くなっています。
意外と ここが大きなポイントとなっているのですが、
他社の高倍率ズームのコンデジは「コントラストAF」のみが多いので
『RX10 V』DSC-RX10M5 のAF速度や精度の方が良かったりします。
またブラックアウトフリーによる目視での追従のしやすさはもちろん、
イメージセンサーも目隠しされないので更に高いAF精度を実現しています。
なので風景や動きの小さい被写体の撮影用の高倍率ズームカメラなら
他社製のものでも良かったりしますが、
飛んでいる鳥や動きの速い被写体を撮影したいのなら
断然『RX10 V』DSC-RX10M5 がオススメとなります。
AIプロセッシングユニットによるリアルタイム認識AF
『RX10 V』DSC-RX10M5 は「AIプロセッシングユニット」を搭載することで、
AFシステムが前機種とは比較にならないほど進化をしています。
まぁまぁまぁ 難しい話は抜きにして、
AIが被写体を認識することで非常に高いAF性能を実現しています。
ちなみに画像処理エンジン「BIONZ XR」と
「AIプロセッシングユニット」の組み合わせは、
デジタル一眼カメラのフラッグシップモデルの
『α1 II』ILCE-1M2 と同等の構成となっていますよ。
前機種のAFでは人物の顔と瞳や動物の瞳を認識することが可能でしたが、
「DSC-RX10M5」では人物や動物以外にも
「鳥・昆虫・車・列車・飛行機」の被写体認識が可能となっています。
人物の被写体認識
『RX10 V』DSC-RX10M5 では人物に対して骨格レベルの認識と
人体の姿勢推定技術を用いた処理を行うことで人物の姿勢を認識することが出来るで、
「この辺りに瞳がある」という前提で認識を行うため瞳の認識精度も高くなっています。
なので前機種と比べるとサングラスや帽子等を装着していても
瞳付近をしっかり追ってくれるような感じになっています。
動物・鳥・昆虫の被写体認識
動物の瞳・頭・体の認識をすることが可能となっていて
(『瞳』・『瞳/頭』・『瞳/頭/体』と部位設定が可能です)、
従来は犬や猫をメインとした認識するものとなっていましたが、
一部の草食動物や小動物なども認識するようになっています。
従来は被写体の動物が背中を向いたりすると
AFが迷ったりしていましたが その辺りも改善されていますね。
鳥についても頭や体の認識に対応となっていて、
従来と比べると認識できる鳥の種類も増えていたりします。
野鳥の撮影なんかで木々の間にいる鳥を撮ろうとすると
枝や葉っぱなどにAFが奪われたりすると思いますが、
そういった場合でも被写体認識を利用することで
今までと比べスムーズにピントを合わせやすくなるかと思います。
昆虫の認識にも対応となっていてトンボや蝶々をはじめ、
撮影したくなるような昆虫は結構幅広く認識してくれるかと思います。
昆虫に関しては瞳AFはないのですが体全体はもちろん、
先頭部や頭部付近を狙うことができるので
結果として瞳付近を撮影することも可能だと思います。
車・列車・飛行機の被写体認識
車、列車、飛行機の認識が可能となっています。
それぞれ先頭部付近や全体を認識して追ってくれますよ。
ちなみに車と列車は一括りの設定になっているのと
飛行機はヘリコプターも認識してくれるそうです。
こちらに関しても街中などで他の物体や障害物に
囲まれているようなシーンでも認識設定をしておけば、
被写体を優先して追ってくれるので一手間減ったり
ストレスのない撮影が可能になるかと思います。
突発的なシーンでも初動が早くなるので、
一歩先のシャッターチャンスをモノにできるかと思います。
被写体認識のオートに対応
『α1 II』 ILCE-1M2 と同様に「AUTO(オート)」設定に対応となっています。
従来では「人」「動物」「鳥」「虫」「車/電車」「飛行機」に分かれていますが、
「AUTO(オート)」で認識する対象を選択することで切り替えることなく
被写体を認識することが可能となっています。
例えば「AUTO(オート)」に「鳥」「虫」を設定することで、
不意に遭遇した時にでも瞬時に対応が可能となります。
ただし内部処理的にはワンアクション追加されるので、
単体で設定する方が精度は高くなりますよ。
被写体認識の優位点
AFの被写体認識で被写体の設定をしておくことで、
即座にAFを合わすことが出来たり他の被写体と交差した時などに
フォーカスが奪われにくいといった利点もありますので、
フォーカス周りはカメラに任せて構図などに集中が出来るかと思います。
リアルタイムトラッキング
狙いたい被写体を指定し後はカメラまかせで自動追随してくれる
「リアルタイムトラッキング」に対応となっています。
モニターで被写体をタッチしてのフォーカスや自動追随してくれる
「タッチトラッキング」にも対応となっています。
| モデル | DSC-RX10M5 | DSC-RX10M4 |
| AF形式 | ファストハイブリットAF (像面位相差+コントラスト) |
|
| 像面位相差 AF測距点 |
575点 約70.6%をカバー |
315点 約65%をカバー |
| 被写体認識 | 人物・動物・鳥 昆虫・車/列車・飛行機 |
人物(顔・瞳)・動物(瞳) |
| 追尾AF | リアルタイムトラッキング タッチトラッキング |
高密度AF追従テクノロジー |
| DSC-RX10M5 | DSC-RX10M4 |
| AF形式 | |
| ファストハイブリットAF (像面位相差+コントラスト) |
|
| 像面位相差AF測距点 | |
| 575点 約70.6%をカバー |
315点 約65%をカバー |
| 被写体認識 | |
| 人物・動物・鳥・昆虫 車/列車・飛行機 |
人物(顔・瞳) |
| 追尾AF | |
| リアルタイムトラッキング タッチトラッキング |
高密度AF追従テクノロジー |
といったところで野鳥撮影に関してはここでも、
前機種や他社製品と比べてオススメとなっています。
使い勝手の良い静止画撮影機能
DSC-RX10M5 は静止画撮影時に使い勝手の良い機能を新たに搭載していて、
最大約30コマ/秒(電子シャッター)の「ブラックアウトフリー」連続撮影や
連写速度ブースト機能を搭載し「Dレンジオプティマイザー」も拡張されています。
尚、皆様が少し期待したであろう「プリ撮影」は残念ながら非搭載です。
それとフリッカーレス撮影も非搭載で高分解シャッターは搭載です。
30コマ/秒のブラックアウトフリー連続撮影
従来のモデルでは静止画撮影時にシャッターを切ると
一瞬黒い画面が入りますが それがブラックアウトと呼ばれています。
一枚撮りでは そこまで気にならないかもしれませんが
連続撮影時も1枚毎にブラックアウトするので、
動きの速い被写体を追いかける時に追いにくかったりすると思います。
『RX10 V』DSC-RX10M5 では そのブラックアウトが発生しない
毎秒60回の高速AF/AE演算を実現する最大約30コマ/秒の連続撮影が可能なので、
連続撮影時でも被写体を追随しやすいというのが大きな特徴となります。
例えば飛んでいる鳥をズームして連続撮影した時の
追随のしやすさが段違いだったりしますよ。
尚、ブラックアウトフリーはモニターやファインダーが見えるだけでなく、
イメージセンサーもブラックアウトフリーになっていますよ。
(他社製ではイメージセンサーはブラックアウトするものもあるようなので)
なので連続撮影時に AFが途切れるブラックアウトモデルと比べ、
連続撮影時の AFの追随性能が高くなっています。
| 電子シャッター | AF/AE演算 | |
| DSC-RX10M5 | 1/16000秒 ブラックアウトフリー 最高約30コマ/秒 |
最大約60回 |
| DSC-RX10M4 | 1/32000秒 アンチディストーション 最高約24コマ/秒 |
非公開 |
| 電子シャッター | AF/AE演算 | |
| DSC-RX10M5 | ||
| 1/16000秒 ブラックアウトフリー 最高約30コマ/秒 |
最大約60回 | |
| DSC-RX10M4 | ||
| 1/32000秒 アンチディストーション 最高約24コマ/秒 |
非公開 | |
メカシャッターは共通となってます。
・F2.4-F7.1:1/1000秒
・F8.0-:1/2000秒
・最高約10コマ/秒
連写速度ブースト機能を搭載
新機能として「連写速度ブースト機能」を搭載しています。(前機種は非搭載)
この機能をカスタムボタンに設定することで
連写速度を瞬時に変更することが可能となりますよ。
例えばシャッターボタンでの連写速度が15コマ/秒の時に
- シャッターボタンのみ押す=15コマ/秒
- シャッターボタンと連写速度ブースト機能設定ボタンを押す=30コマ/秒
- 連写速度ブースト機能設定ボタンだけを押す=何も起こらない
といった感じに使用することが出来ます。
連写速度ブースト機能設定ボタンは先押しでも後押しでもOKで、
シャッターボタンで15コマ/秒の撮影中にブースト撮影機能設定ボタンを
後から押すと押している間だけ30コマ/秒になり、
ブースト撮影機能設定ボタンを離した瞬間に15コマ/秒に戻ります。
(15コマ/秒での連写中に30コマ/秒を割り込ませるみたいな)
ドライブモードで切り替えることなく連写速度の使い分けが出来るので、
撮影シーンに応じて便利に使って頂けるかと思います。
Dレンジオプティマイザーが最大LV8まで拡張
明暗差の大きなシーンで最適な明るさと階調にする
「Dレンジオプティマイザー(DRO)」という機能があるのですが、
前機種の「DSC-RX10M4」は最大LV5まで設定が可能だったところ
「DSC-RX10M5」では最大LV8まで拡張されています。
野鳥の撮影時に逆光で被写体が暗く写る場合に効果的となります。
尚、レベルを挙げるほどノイズの発生が増えていきますので、
環境に合ったレベルを選択してくださいね。
ファイル形式と連続撮影枚数の拡張
前機種「DSC-RX10M4」のファイル形式は「JPEG」と
「RAW(圧縮)」だけとなっていましたが、
「DSC-RX10M5」では「ロスレス圧縮」と「HEIF」が追加されています。
※ロスレス圧縮はメカシャッター時のみ対応です。
「HEIF」は「4:2:0」と「4:2:2」が選択可能となっていて、
10bit記録による豊かな階調表現での撮影が可能となっています。
更に「JPEG」も従来の「エクストラファイン」「ファイン」
「スタンダード」に加えて、より軽量な「ライト」が追加されています。
また『RX10 V』DSC-RX10M5 はバッファが増えたことにより
連続撮影可能枚数も前機種より大幅に増加していますよ。
あと、SDメモリーカードスロットが「UHS-II」に対応となったので、
対応カードを使用することでバッファの解消も前機種より早くなります。
| DSC-RX10M5 | DSC-RX10M4 | |
| 電子シャッター | 30コマ/秒 ブラックアウトフリー |
24コマ/秒 |
| JPEG (Lサイズファイン) |
約546枚 | 約249枚 |
| JPEG+RAW(圧縮) | 約141枚 | 約106枚 |
動画撮影機能が更に充実
『RX10 V』DSC-RX10M5 は動画撮影機能も当然進化しているということで、
まずは簡単な比較表を見ていきたいと思います。
| モデル | DSC-RX10M5 | DSC-RX10M4 |
| 記録フォーマット | XAVC S-I 4K XAVC HS 4K XAVC S 4K XAVC S-I HD XAVC S HD |
XAVC S 4K XAVC S HD AVCHD |
| フレームレート | 4K120p FHD120p |
4K30p FHD120p |
| 手ブレ補正 | アクティブモード | インテリジェント アクティブモード |
| その他 | Log・LUT・PPLUT S&Q撮影 S-Cinetone クリエイティブルック |
Log ハイフレームレート撮影 ピクチャーエフェクト |
| DSC-RX10M5 | DSC-RX10M4 |
| 記録フォーマット | |
| XAVC S-I 4K XAVC S 4K XAVC S-I HD XAVC S HD |
XAVC S 4K XAVC S HD AVCHD |
| フレームレート(最大) | |
| 4K120p FHD120p |
4K30p FHD120p |
| 手ブレ補正 | |
| アクティブモード | インテリジェント アクティブモード |
| その他 | |
| Log・LUT・PPLUT S&Q撮影 S-Cinetone クリエイティブルック |
Log ハイフレームレート撮影 ピクチャーエフェクト |
『RX10 V』DSC-RX10M5 は「4K120p」の動画記録が可能となっていて、
「4:2:2 10bit」や「All-Intra」などの記録フォーマットにも対応しています。
尚、「4K120p」はクロップ有りとなり「4K60p」はクロップ無しとなっています。
前機種は「4K30p」の対応となっているのと、
記録フォーマットが「XAVC S」の他に「AVCHD」があった時代ですね。
前機種でも手ブレ補正「インテリジェントアクティブモード」が使用できましたが、
「DSC-RX10M5」は更に発展した「手ブレ補正アクティブモード」を搭載しています。
前機種の手ブレ補正と比べて特に回転方向のブレに強くなっています。
あとは動画撮影時も認識性能の強化で大幅に進化した
「被写体認識」や「リアルタイムトラッキング」が使用できるので、
構図に集中して撮影することが出来るかと思います。
「DSC-RX10M5」は Log撮影に対応となっていて
「LUT」の活用が出来るようになっているのと、
グレーディングが不要な撮影方法も用意されています。
- Log撮影:S-Log3での撮影
- クリエィティブルック:12種類から選んで微調整も可能
- S-Cinetone:映画のような印象のルック
- PPLUT:ユーザーLUTをピクチャーファイルとして使用可能
S&Qモードを新たにを搭載
『RX10 V』DSC-RX10M5 は「S&Qモード」(スロー&クイック)を新たに搭載し、
4K撮影での5倍スローモーションやHD撮影での10倍スローモション等が可能です。
前機種では「ハイフレームレート撮影」を搭載となっていて
最大40倍(960fps)のスーパースローモーションが可能だったりしましたが、
ここに関しては時代の流れということで。
オートフレーミング機能を搭載
カメラが被写体を認識してクロップ(画面の切り出し)する
「オートフレーミング機能」を新たに搭載しています。(前機種は非搭載)
4K解像度の画像からクロップを行うため画角は狭くなります。
オートフレーミングは固定撮影向けの機能となっていて
被写体がフレーム内に保持されるように動作します。
固定撮影向けというのはオートフレーミングを ON にすると
手ブレ補正が自動的に OFF に切り替わるからですね。
被写体を追随するカメラワークには技術が必要ですが
オートフレーミングを利用することでクロップはされますが、
カメラマンがカメラワークを行っているかのような
動画が手軽に撮影できるのでワンオペ時にもオススメです。
デジタルオーディオインターフェースに対応
前機種では非対応だった「デジタルオーディオインターフェース」を対応し、
別売のマイクを使用して音声をデジタル信号で劣化のない高音質で録音可能です。
「XLR-K3M」と組み合わせてることで、
デジタル4chや24bitでの音声の収録が可能となりますよ。
シネマティックな撮影等が手軽に楽しめる
『RX10 V』DSC-RX10M5 はグレーディングが不要な撮影方法が、
新たに追加されているので状況に応じての選択肢が増えています。
「グレーディング」とは撮影後に映像の階調と色調を
整える画像加工処理のこととなっています。
ちなみに階調と色調を整える画像処理については
ドラマや映画の映像は少し色彩が落ちていたり
青みがかかったような映像になっていたりして、
普段 目で見ているのと違った印象を持つかと思います。
逆にドキュメンタリーやバラエティ、ニュースなどの映像は、
普段 自分の目で見ている映像に近いですよね。
従来は S-Log3などのLog撮影を行うことで
階調や色調を適応していない状態の映像を記録し(原版的な)、
後からLUTを適応してグレーディングを行っていたかと思います。
(専門用語的にはLUTをベイクするって表現ですね)
『RX10 V』 DSC-RX10M5 はグレーディングが不要な撮影方法として
- クリエィティブルック:12種類から選んで微調整も可能
- S-Cinetone:映画のような印象のルック
- HLG:『4:2:2 10bit』記録対応
- PPLUT:ユーザーLUTをピクチャーファイルとして使用可能
を搭載となっていてグレーディングが不要ということで、
グレーディングを行う手間や時間を節約することができます。
ただし階調や色調を適応した状態で記録がされるので、
後から階調や色調を変更したい時には更なる手間がかかったり
クオリティーが下がるのが短所となります。
なので記録した映像が最終の仕上がりとすることが前提ですね。
全然違うのですがイメージ的に言えば
Log撮影は静止画で言えばRAWでの記録みたいなもので、
情報量が多いのでJPEGで撮影したものを後から編集するより
クオリティーが高い編集が可能といった感じでしょうか。
原版が残るので後から納得のいく調整が可能となります。
クリエィティブルック
静止画と動画を撮影時に自分好みの映像表現が可能な
「クリエイティブルック」に対応となっていて
全12種類からお好みのモードが選択可能です。
(前機種はピクチャーエフェクトを搭載)
- ST:被写体シーンに幅広く対応する標準の仕上がり
- PT:肌をより柔らかに再現。 人物の撮影に最適
- NT:彩度 シャープネスが低くなり、 落ち着いた雰囲気に表現
- VV:彩度とコントラストが高めになり、より印象的に表現
- VV2:明るく色鮮やかな発色で、明瞭度の高い画像に
- FL:メリハリのあるコントラストを加えることで雰囲気をアップ
- FL2:コントラストがやや高く、落ち着いた発色
- FL3:コントラストをやや抑えつつ、クリアな発色
- IN:コントラストと彩度を抑えたマットな質感に
- SH:透明感柔らかさ・鮮やかさを持つ明るい雰囲気の仕上がりに
- BW:白黒のモノトーンで表現
- SE:セピア色のモノトーンで表現
更に各々コントラスト、ハイライト、シャドウ
フェード、再度、シャーップネス、明瞭度などが
10~19段階で調整することが可能となっています。
といった感じで後からではなく撮影時に
自分好みの色味や雰囲気を作りこむことが可能です。
特に後から編集するのは面倒なのでしないよって人に
オススメの機能になっているでしょうか。
S-Cinetone:映画のような印象のルック
ソニーの業務用カメラから作られたルックとなっていて
人の肌の色を美しく見せるスキントーンとなっています。
映画っぽい表現がしたい時に手軽&参考になるかと思います。
4:2:2 10bit記録のHLG(Hybrid Log-Gamma)
撮影した映像をHDR(HLG)対応テレビでHDMI接続し再生することで、
カラーグレーディングをせずに黒つぶれと白とびを抑えた
肉眼に近いリアリティーのある映像が楽しめます。
自由度が高くてお手軽な PPLUT
ユーザーLUTをピクチャーファイルとして使用可能な
「PPLUT」対応が非常に便利となっています。
LUT(.cube)は大手のメーカーや企業で配布されていたり、
個人でも作成することが可能となっていて
数えきれない程の種類が世の中に出回っています。
いままではカメラでLog撮影した記録データを
パソコンなどで編集をしてLUTを適応していたのですが、
『RX10 V』DSC-RX10M5 はカメラ内にLUTをインポートをして
LUTを適応した状態で映像を記録することが可能となっています。
(最大16個を記録して4個までピクチャープロファイルに登録可能)
これにより後から編集する時間や手間を省略できるので
非常に便利な機能になっているかと思います。
ただし先程も言っていましたが記録したデータは
LUTが適応された状態になるので後から
階調や色調を編集することは困難となります。
なので、そのLUTを絶対に適応するという状況での使用に限られてくるでしょうか。
プロや複数人でのチームで撮影するような状況では
原版的なLogでの記録映像を残しておきたいと思うので、
どちらかといえば初心者や入門者向けの機能になるかと思います。
逆に作成慣れした個人のプロになれば使い分けできそうですね。
プロにもオススメの LUTモニタリング機能
Log撮影時の映像はコントラストが低く色も薄いので
(データとしては保持しているが表示できないだけ)
撮影環境の調整や仕上がりのイメージが困難となっていました。
そんな中『RX10 V』DSC-RX10M5 ではカメラにインポートしたLUTを
モニター上でのみ適応して表示することが可能となる
「LUTモニタリング機能」が搭載となっています。
こちらも前機種では非搭載の機能となっていますよ。
最終仕上がりをイメージしながらの撮影環境の調整や
仕上がりに近い状態での確認が可能となるので、
非常に使い勝手の良い機能になっているかと思います。
カメラからのHDMI出力にも反映することが可能ですよ。
ONとOFFが可能でモニター上でのみの適応となるので
記録する映像はLUTを適応していないLogでの記録となります。
尚、前機種で対応だった S-Log2 は非対応となっています。
本体デザインや機能の進化
前機種はソニーのデジタル一眼レフカメラ「α」Aマウントっぽい
少し丸みを帯びたデザインを採用となっていましたが、
『RX10 V』DSC-RX10M5 では最新のEマウントっぽいデザインになっています。
なのでコンデジっぽさがなく高級カメラっぽく見られるかと思いますよ。
| モデル | 外形寸法・質量 |
| DSC-RX10M5 | 約136.4×94.5×151.3mm 約136.4×94.5×131.9mm (グリップからモニターまで) 約1,111g(撮影時) 約1,026g(本体のみ) |
| DSC-RX10M4 | 約132.5×94.0×145.0mm 約132.5×94.0×127.4mm (グリップからモニターまで) 約1,095g(撮影時) 約1,050g(本体のみ) |
本体デザインが一新されたことでダイヤルやボタンなどが
最新の「αシリーズ」と同じような構成となっていて、
「AF-ONボタン」や「マルチセレクター」なども搭載し
前機種より操作性が良くなっているかと思います。
グリップなんかも最新の形状を踏襲したものとなっていますね。
最新の「αシリーズ」と違う点を挙げれば前ダイヤルが無いのと、
シャッターボタン周りがズームレバーになっていて(αは電源スイッチ)、
電源スイッチが誤操作しにくい形状と配置になっています。
レンズ一体型ということで本体に「フォーカスリング」「ズームリング」
「絞りリング」の3種類のリングを搭載となています。
「フォーカスリング」「ズームリング」は設定で位置を入れ換えたり、
左右の回転の動作設定の変更も可能となっています。
その他、カスタマイズ可能な「フォーカスホールドボタン」、
「フォーカス切り替えスイッチ」や「ファーカスレンジリミッター」
「絞りリングクリック切り換えスイッチ」も搭載となっています。
(ファーカスレンジリミッターは150mm以上で有効です)
また、天面と正面から確認することができる
「タリーランプ」(動画撮影時に点灯)も新たに搭載となっていますよ。
接続端子は前機種と同様に「マイク端子」「ヘッドホン端子」
「マイクロHDMI端子」「マルチ/マイクロUSB端子」を搭載し、
新たに「USB Type C端子」を搭載となっています。
「USB Type C端子」は SuperSpeed USB 10 Gbps (USB 3.2 Gen2)、
USB PD (Power Delivery)対応となっています。
これにより「マルチ/マイクロUSB端子」での充電は非対応となりました。
Wi-Fi 2.4Ghz / 5Ghz(前機種は5Ghz非対応)に対応となっていて、
Bluetooth機能を搭載し撮影した映像の伝送やリモコンとの接続、
パソコンでのリモート撮影などにも対応となっています。
あとは静止画のところでも紹介していましたが、
SDメモリーカードスロットが「UHS-II」に対応となったので
対応カードを使用することで前機種より速い書き込み速度を実現します。
ファインダーとモニターの進化点
『RX10 V』DSC-RX10M5 はファインダーとモニターも
最新の操作性を実現していたりします。
ファインダーとモニターのどちらも表示する内容を
静止画と動画撮影時で別々に設定が可能となっていたり、
縦位置表示にも対応(メニュー画面は非対応)となっていますよ。
約368万ドット Quad-VGA OLED 電子ビューファインダー
『RX10 V』DSC-RX10M5 は『α7 V』ILCE-7M5 と同等の
約368万ドット 0.5型 Quad-VGA OLED 電子ビューファインダーを搭載し、
ファインダー倍率 0.78倍(35mm判換算)を実現となっています。
ファインダーフレームレートは、被写体に合わせて
「標準」(60fps)と「高速」(120fps)から選ぶことが可能です。
前機種は約235万ドット 0.39型でファインダー倍率 0.70倍
となっていたので見やすさが大きく向上しています。
更にファインダーに表示する内容のカスタマイズが可能となり、
ヒストグラムと水準器を同時に表示することも出来たりします。
ファインダーにのみ表示するフッターの内容も自由に選ぶことが可能ですよ。
| モデル | DSC-RX10M5 | DSC-RX10M4 |
| 型式・総ドット数 | 0.5型(1.3cm) Quad-VGA OLED 約368万ドット |
0.39型(1.0cm) XGA OLED Tru-Finder 約235万ドット |
| 倍率 | 約0.78倍 | 約0.70倍 |
| アイポイント | 最終光学面から約23mm 接眼枠から約18.95mm |
最終光学面から約23mm 接眼枠から約21.5mm |
| DSC-RX10M5 | DSC-RX10M4 |
| 型式・総ドット数 | |
| 0.5型(1.3cm) Quad-VGA OLED 約368万ドット |
0.39型(1.0cm) XGA OLED Tru-Finder 約235万ドット |
| 倍率(50mmレンズ換算) | |
| 約0.78倍 | 約0.70倍 |
| アイポイント | |
| 最終光学面から約23mm 接眼枠から約18.95mm |
最終光学面から約23mm 接眼枠から約21.5mm |
タッチ操作を拡充した液晶モニター
液晶モニターは 3.0型(3:2)・約162万ドットを採用となっていて、
前機種の 3.0型(4:3)・約144万ドットより少し良くなっているでしょうか。
同じ 3.0型ですがアスペクト比の違いで「DSC-RX10M5」の方が少しワイドです。
液晶モニターはチルト式となっていてカメラ背面に対して
上に約78度・下に約48度の角度調整が可能となっていますよ。
(前機種は上に約109度・下に約41度です)
| DSC-RX10M5 | DSC-RX10M5 | |
| 液晶 | 3.0型(3:2) 約162万ドット |
3.0型(4:3) 約144万ドット |
| モニター | チルト式 | |
| 角度調整 | 上約78度・ 下約48度 |
上約109度・ 下約41度 |
前機種もタッチパネルを搭載となっていましたが、
「タッチフォーカス」と「タッチパッド」くらいしか操作できませんでした。
『RX10 V』DSC-RX10M5 は新しいメニューを搭載していて、
メニュー画面はもちろん、撮影画面や再生画面でのタッチ操作が可能です。
また「タッチフォーカス」はもちろん、タッチした被写体を
自動で追尾してくれる「タッチトラッキング」にも対応となっていますよ。
またモニターに表示する内容のカスタマイズが可能となり、
ヒストグラムと水準器を同時に表示することも出来たりします。
バッテリーの変更でスタミナが向上
『RX10 V』DSC-RX10M5 の大きな進化点のひとつとして、
対応するバッテリーが変更となっています。
前機種「DSC-RX10M4」は「NP-FW50」7.3Wh(1020mAh)でしたが、
「DSC-RX10M5」は「NP-FZ100」16.4Wh(2,280mAh)を採用しています。
これにより撮影可能枚数が大きく向上していますよ。
| DSC-RX10M5 | DSC-RX10M4 | |
| 静止画撮影 液晶モニター |
630枚 | 400枚 |
| 静止画撮影 ファインダー |
570枚 | 370枚 |
| 実動画撮影 液晶モニター |
約120分 | 約75分 |
| 実動画撮影 ファインダー |
約115分 | 約75分 |
ちなみに本体充電時間はどちらも約150分となっていて、
容量が増えているにも関わらず同等となっていますよ。
(18W以上対応の USB ACアダプターや 3A対応の USBケーブル使用時)
『RX10 V』 DSC-RX10M5 と『RX10 IV』 DSC-RX10M4 の違い
『RX10 V』 DSC-RX10M5 と『α7R V』 ILCE-7RM5 の違いを交えて
特徴などを紹介してきましたが主な違いをピックアップした比較表を御紹介致します。
(追加された設定など細かな内容は省略しています)
| DSC-RX10M5 | DSC-RX10M4 | |
| イメージセンサー | 積層型CMOS | メモリー一体積層型CMOS |
| 有効画素(静止画) | 約2010万画素 | |
| 画像処理エンジン | BIONZ XR AIプロセッシングユニット |
BIONZ X |
| ISO感度(静止画) | 100-12800 | |
| ISO感度((動画) | 100-12800相当 | |
| DRO | LV8まで | LV5まで |
| AF | リアルタイム認識AF | リアルタイム瞳AF |
| 認識対象 | 人物 / 動物 / 鳥 / 昆虫 / 車・列車 / 飛行機 |
人物 / 動物(瞳) |
| 位相差検出方式 測距点(静止画) |
575点 (カバー率 約70.6%) |
315点 (カバー率 約65%) |
| 電子シャッター | 最高約30コマ/秒 ブラックアウトフリー 最速1/16000秒 |
最高約24コマ/秒 最速1/32000秒 アンチディストーション |
| メカシャッター | F2.4-F7.1:1/1000秒 F8.0-:1/2000秒 最高約10コマ/秒 |
|
| 静止画機能 | 連写速度ブースト | マルチショットNR |
| 静止画形式 | JPEG・HEIF | JPEG |
| RAW記録 | ロスレス圧縮・圧縮 | 圧縮 |
| 手ブレ補正 | 段数未公表 アクティブモード |
4.5段 インテリジェンス アクティブモード |
| CIPA規格の変更により算定が困難なため未公表 | ||
| 動画撮影 | 4K120p(4:2:2 10bit対応) | 4K30p |
| 動画機能 | オートフレーミング | |
| ハイフレーム レート撮影 |
S&Qモード | HFRモード |
| Log撮影 | S-Log3 / HLG / S-cinetone / LUT |
S-Log3 / Log2 |
| ファインダー | 0.5型 Quad-VGA OLED 約368万ドット |
0.39型 XGA OLED Tru-Finder 約235万ドット |
| モニター | 3.0型(3:2) 約162万ドット タッチ操作拡充 |
3.0型(4:3) 約144万ドット |
| USB端子 | USB Type-C(10Gbps) マルチ/マイクロUSB端子 |
マルチ/マイクロUSB端子 |
| 接続端子 | マイク入力・ヘッドホン出力・マイクロHDMI端子 | |
| Wi-Fi | 5GHz / 2.4GHz | 2.4GHz |
| Bluetooth | Ver 5.0 | Ver 4.1 |
| 対応バッテリー | NP-FZ100 | NP-FW50 |
| スタミナ (液晶モニター) |
静止画:約630枚 動画:約120分 |
静止画:約400枚 動画:約75分 |
| 販売価格帯 | 約32万円前後 | 約24万円前後 |
| DSC-RX10M5 | ILCE-7RM5 |
| イメージセンサー | |
| 積層型CMOS |
メモリー一体型 積層型CMOS |
| 有効画素(静止画) | |
| 約2010万画素 | |
| 画像処理エンジン | |
| BIONZ XR AIPユニット |
BIONZ X |
| ISO感度(静止画) | |
| 100-12800 | |
| ISO感度(動画) | |
| 100-12800相当 | |
| Dレンジオプティマイザー | |
| LV8まで | LV5まで |
| AF | |
| リアルタイム認識AF | リアルタイム瞳AF |
| 認識対象 | |
| 人物 / 動物 / 鳥 / 昆虫 / 車・列車 / 飛行機 |
人物 / 動物(瞳) |
| 位相差検出方式測距点(静止画) | |
| 575点 (カバー率 約70.6%) |
315点 (カバー率 約65%) |
| 電子シャッター | |
| 最高約30コマ/秒 ブラックアウトフリー 最速1/16000秒 |
最高約24コマ/秒 最速1/32000秒 アンチディストーション |
| メカシャッター | |
| F2.4-F7.1:1/1000秒 F8.0-:1/2000秒 最高約10コマ/秒 |
|
| 静止画機能 | |
| 連写速度ブースト | マルチショットNR |
| ファイル | |
| JPEG・HEIF | JPEG |
| RAW記録 | |
| ロスレス圧縮・圧縮 | 圧縮 |
| 手ブレ補正 | |
| 段数未公表 アクティブモード |
4.5段 インテリジェンス アクティブモード |
| CIPA規格の変更により算定が困難なため未公表 | |
| 動画撮影 | |
| 4K120p (4:2:2 10bit対応) |
4K30p |
| 動画機能 | |
| オートフレーミング | |
| ハイフレームレート撮影 | |
| S&Qモード | HFRモード |
| Log撮影 | |
| S-Log3 / HLG / S-cinetone / LUT |
S-Log3 / Log2 |
| ファインダー | |
| 0.5型(1.3cm) Quad-VGA OLED 約368万ドット |
0.39型(1.0cm) XGA OLED Tru-Finder 約235万ドット |
| モニター | |
| 3.0型(3:2) 約162万ドット タッチ操作拡充 |
3.0型(4:3) 約144万ドット |
| USB端子 | |
| USB Type-C(10Gbps) マルチ/マイクロUSB端子 |
マルチ/マイクロUSB端子 |
| 接続端子 | |
| マイク入力・ヘッドホン出力 マイクロHDMI端子 |
|
| Wi-Fi | |
| 5GHz / 2.4GHz | 2.4GHz |
| Bluetooth | |
| Ver 5.0 | Ver 4.1 |
| 対応バッテリー | |
| NP-FZ100 | NP-FW50 |
| スタミナ(液晶モニター使用時) | |
| 静止画:約630枚 動画:約120分 |
静止画:約400枚 動画:約75分 |
| 販売価格帯 | |
| 約32万円前後 | 約24万円前後 |
※価格帯は発売日時点の通常の販売価格帯です。
上記に表記していない内容で前機種「DSC-RX10M4」で搭載していて
「DSC-RX10M5」で無くなった機能などを挙げると、
「内蔵フラッシュ」「電子シャッターでのフラッシュシンクロ」
「NFC機能」「表示パネル」といったところでしょうか。
風景など動きの少ない被写体なら前機種「DSC-RX10M4」でも全然良くて、
野鳥撮影など動きのある被写体を撮影(特に連続撮影)するなら
「DSC-RX10M5」の方がオススメといった感じですね。
少し前まで「DSC-RX10M4」が中古で28万円前後とかだったそうなので
(プレミア価格のようになっていました)、
その辺りを考えると「DSC-RX10M5」も高すぎるわけでは無いのかなと。
「DSC-RX10M5」の発売で「DSC-RX10M4」の値段が下がるかと思いますが。
『RX10 V』 DSC-RX10M5 のザックリまとめ
前機種の「DSC-RX10M4」の発売から約9年経ったということで、
まさか発売してくれるとは思っていませんでしたね。
少し前に「DSC-RX1RM3」が約9年ぶりの発売となっていたので、
この流れで「RX100」シリーズも約7年ぶりとなる
「DSC-RX100M8」なんかも発売して欲しいところですね。
「RX10シリーズ」は特に野鳥撮影にオススメのシリーズとなっていて、
『RX10 V』 DSC-RX10M5 は「ブラックアウトフリー」や
「リアルタイム認識」で「鳥」の認識も可能となったので
更にうってつけのカメラになっているかと思います。
飛んでいる鳥を高倍率で連続撮影したことある人は
ブラックアウトで微妙に追いにくい経験をしたことがあると思いますが、
「ブラックアウトフリー」を体験すると感動ものですよ。
販売価格帯はまぁまぁまぁ そこそこしちゃいますが、
24-70mm、70-200mm、200-600mm のレンズを揃えることを考えると
コストパフォーマンス的には悪くないかと思います。
スペック的にもイメージセンサーのサイズ以外は
40万円近い「αシリーズ」と同じくらいの機能を搭載していて、
それでいてレンズも付いているといった形ですから。
あとはやっぱり機動性の高さが魅力的ですよね。
それこそデジタル一眼カメラと上記の3本のレンズを持ち歩くには
4Kgの重量と持ち物も大きくなっちゃいますし・・・
あと600mmクラスのレンズを手持ちで撮影するのも結構ツラくて、
三脚を持ち歩くのも面倒だったりしますよね。
残念ポイントとしてはイメージセンサーがメモリー一体型ではないことで、
実際の撮影シーンでは特に問題にならないとしてもモヤモヤしますね。
後は「プリ撮影」機能が無いのも残念なところですが、
連続撮影可能枚数とバッテリー持続時間が増加したということで、
気持ち早めに連続撮影を開始してカバーするといった感じでしょうか。
『RX10 V』 DSC-RX10M5 で物足りない場合は機動性などとの
トレードオフで「αシリーズ」を御検討して頂くことになりそうです。
ということですが ソニーのサイバーショットの高倍率ズームモデル
『RX10 V』 DSC-RX10M5 を宜しくお願い致します。
ミラーレス一眼カメラ『RX10 V』
DSC-RX10M5 2026年7月31日 発売
市場推定価格:360,000円前後
2026年7月16日(木)10時より
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