2023年3月17日

ソニーの保証書の修理保証期間の開始日や購入日についての注意点など

ソニーの保証書の保証開始日について

今回はソニーの保証書の保証開始日について
意外と知られていない内容について御紹介をさせて頂きました。

お客様目線で見れば保証開始日は商品が手元に来た日という
イメージを持つ方もおられるかと思いますが
ソニーの規定では売買契約が設立した日（注文日）が
保証開始日（購入日）となっているというのが今回のお話ですね。

なので厳密に言えば注文日が記載されている証憑が正しいのですが
実際のところは証憑に到着日のみが記載されている場合は
慣習的にそちらを適用してくれているといった状況になっています。

ソニーの保証や修理に関しての規定は他にも色々とありますが
黙認してくれていることも多いかと思いますよ。
（厳密にするとお客様が離れるという理由もあるかと思いますが）

昔は商品のお渡し時に複写式の保証書に販売店が記入押印して
基本的に商品をお渡しした日が記入されていたかと思います。

ところが時代が変わり複写式の保証書が無くなったことや
量販店やネットで購入されることが多くなり
保証書が発行されず領収書などを証憑にすることで
修理保証を適用されることが主流となっていたりします。

また最近では受注開始日から発売日まで数ヵ月空いたり
商品在庫が無い状況が増えて注文から手元に来るまで
何ヶ月も空くことがあり状況によって保証開始日の
認識の違いが発生しているということですね。

以下のような状況において（保証書は未記載とします）
　1. 発表日：２０ＸＸ年２月２１日
　2. 注文日：２０ＸＸ年２月２７日
　3. 発売日：２０ＸＸ年３月１８日
　4. 到着日：２０ＸＸ年４月２５日

領収書や購入明細に注文日が購入日として記載時は
保証開始日は２０ＸＸ年２月２７日になります。
この場合は購入店の発送メールや宅配業者の伝票、
配達状況の確認画面をプリントアウトしたもの等を
添付しても注文日が購入日として扱われます。

領収書や購入明細に到着日が購入日として記載時は
保証開始日は２０ＸＸ年４月２５日になります。

ちなみに領収書や購入明細に注文日とお届け日の両方が
記載されている場合は注文日が購入日扱いとなります。

ということで購入した店舗での領収書や購入明細の
発行形式によって扱いが変わってしまうということです。
意外と注文日を記載されているお店も多かったりするかな？
（ソニーの規定的には正しいのですが）

あと、これに関しては同じお店でも支払い方法などによって
記載される日付が異なる場合もあるかと思います。

上記に関しても注文日と到着日が数日違いなら
大した問題では無いのですが数ヵ月単位で違いがあると
保証が切れるタイミングも大きく異なるため
商品の調子が悪いから保証が切れる前に修理に出そうと
考えている場合に実は保証期間が切れてましたといった
状況になる可能性があるということですね。

なので商品の注文日と到着日に大きな違いがあって
商品の状態に不安を感じておられる場合は
保証書の発行状態や領収書や明細書に記載されている
日付を確認してみることをオススメ致します。
ネットで購入時はサイト上で領収書や明細書の
確認や発行が可能になっているお店もありますね。

ただし保証期間の関係で購入したと思う日から
1年以内の商品に限りますよ。
（1年以上経っていたら保証期間が切れていますから）

自分が最初にこの問題に遭遇したときは
『へーそうなんだー』って感じだったのですが
調べているうちに驚いたことと言えば
商品の発売日前に注文をした商品でも
注文日の記載がある場合はソニーの規定としては
保証開始日が注文日になっちゃうということですね。

例えば昨年に受注開始日から約5ヵ月後に発売となる
テレビがあったのですが受注開始日に注文を行って
領収書や明細書に注文日の記載があった場合は
発売日に商品を入手したとしても修理保証の期間が
約7ヵ月しか残っていないという状況になりえます。
（ソニーの規定上の話です）

昔に定めた規定が現状に適していないというのは
ソニーでも認識をしているのですが規定を変更するのも
困難なために対応を甘くして黙認しているのが現状ですね。

ということでソニーの保証書のお話でした。

ちょーっと古い記事もありますが
ソニーの保証書や修理関連の記事です。