Xperia 10 VII の実機レビューと特徴や機能 Xperia 10 VI との違いを御紹介

ソニーのスマートフォンのスタンダードモデルの新製品
『Xperia 10 VII』が発売ということで主な特徴や機能、
前機種『Xperia 10 VI』との違いなどを実機レビューで御紹介致します。

『Xperia 10 VII』はスペックが向上しデザインも一新となっており、
シャッターボタンを搭載するなど使い勝手も良くなっています。

 

Xperia 10 VII SIMフリーモデルが発売

Xperia 10 VII SIMフリーモデル (XQ-FE44) が2025年10月9日(木)に発売となりました。
ちなみにキャリアモデル(通信事業者モデル)の発売日も同じとなっていますよ。

Snapdragon 6 Gen 3 Mobile Platform」搭載となっているので、
スペック的に言えば一応ミッドレンジクラスと言えるかもしれませんが、
ソニーのラインナップとしてはスタンダードモデルの位置づけとなっています。

Xperia 5シリーズが無い今では少し難しい立ち位置になっていますね。
とりあえず使えればいいという人には少し良くて(高くて)、
ゲーム用途にも使いたい人には もう少しスペックが欲しいみたいな。

 

前機種と比べるとデザインやカラバリがポップな感じとなっていて、
スペックはもちろん使い勝手や機能も大きく進化をしていたりしますよ。

といったところで Xperia 10 VII の特徴を Xperia 10 VI との違いを交えて、
詳しく御紹介をしていきたいと思います。

 

Xperia 10 VII 商品情報ページ
Xperia 10 VII 商品情報ページ

 

 

Xperia 10 VII と Xperia 10 VI の違い

『Xperia 10 VII』の特徴を紹介するにあたって気になるのが
前機種の『Xperia 10 VI』との違いになるかと思いますので、
まずは主な違いをピックアップした比較表を御紹介したいと思います。

モデル Xperia 10 VII Xperia 10 VI
SIM SIMフリー/デュアルSIM対応(nano SIM + eSIM)
ディスプレイ 約6.1インチ Full HD+/有機EL
19.5:9 ワイド
(1080×2340)
21:9 ワイド
(1080×2520)
リフレッシュレート
120Hz対応
リフレッシュレート
60Hz対応
外形寸法(約) 幅72×高さ153×厚さ8.3mm 幅68×高さ155×厚さ8.3mm
重量 約168g 約164g
バッテリー容量 5000mAh
バッテリー
持続時間
2日間のスタミナ
CPU Snapdragon 6 Gen 3
Mobile Platform
Snapdragon 6 Gen 1
Mobile Platform
RAM/ROM 8GB/128GB 6GB/128GB
外部メモリー microSDカード
(最大2TB対応)
microSDカード
(最大1.5TB対応)
メインカメラ 16mm:約1300万画素/F値2.4
センサーサイズ 1/3″
(記録画素は1200万画素)
16mm:約800万画素/F値2.2
センサーサイズ 1/4″
 
24mm:約5000万画素/F値1.9
Exmor RS for mobile 1/1.56″
(記録画素は1200万画素)
26mm:約4800万画素/F値1.9
Exmor RS for mobile 1/2.0″
(記録画素は1200万画素)
48mm:約1200万画素/F値1.9
Exmor RS for mobile 1/1.56″
(クロップして使用)
52mm:約1200万画素/F値1.8
Exmor RS for mobile 1/2.0″
(クロップして使用)
フロントカメラ 有効画素数約800万画素/F値2.0
センサーサイズ 1/4″
シャッターボタン 搭載 非搭載
カメラ機能 シーンの自動認識
最高10コマ/秒のAE追従高速連写
手ブレ補正 光学式+電子式のハイブリッド
(広角レンズのみ)
スピーカー フルステージステレオスピーカー
(Xperia 10 VII の音質が向上)
有線接続 3.5mmオーディオジャック
(Xperia 10 VII の音質が向上)
オーディオ機能 ハイレゾ・ハイレゾワイヤレス / LDAC / DSEE Ultimate
Wi-Fi Wi-Fi6
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
Wi-Fi5
IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth ver.5.4
送信パワーが約2倍
Adaptive Bitrate 対応
ver.5.2
 
 
耐久性(前面) Corning Gorilla Glass Victus 2 Corning Gorilla Glass Victus
防水/防塵 防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X)
その他1 おサイフケータイ / 指紋認証
その他2   SONY PICTURES CORE
Google AI Gemini
消しゴムマジック
編集マジック
かこって検索
Gemini
消しゴムマジック
編集マジック
 
サポート OSバージョンアップ最大4回
セキュリティアップデート6年
OSバージョンアップ最大2回
セキュリティアップデート4年
販売価格帯 74,800円(税込) 53,900円(税込)
Xperia 10 VII Xperia 10 VI
SIM
SIMフリー/デュアルSIM対応(nano SIM + eSIM)
ディスプレイ
約6.1インチ Full HD+/有機EL
19.5:9 ワイド
(1080×2340)
21:9 ワイド
(1080×2520)
リフレッシュレート
120Hz対応
リフレッシュレート
60Hz対応
外形寸法(約)
72×153×8.3 mm 68×155×8.3 mm
重量
約168g 約164g
バッテリー容量
5000mAh
バッテリー持続時間
2日間のスタミナ
CPU
Snapdragon 6 Gen 3
Mobile Platform
Snapdragon 6 Gen 1
Mobile Platform
RAM/ROM
8GB/128GB 6GB/128GB
外部メモリー
microSDカード
(最大2TB対応)
microSDカード
(最大1.5TB対応)
超広角カメラ
16mm
約1300万画素/F2.4
センサーサイズ 1/3″
(記録画素は1200万画素)
約800万画素/F2.2
センサーサイズ 1/4″
 
広角カメラ
24mm 26mm
約5000万画素/F1.9
Exmor RS for mobile 1/1.56″
(記録画素は1200万画素)
約4800万画素/F1.9
Exmor RS for mobile 1/2.0″
(記録画素は1200万画素)
望遠カメラ
48mm 52mm
4約1200万画素/F1.9
Exmor RS for mobile 1/1.56″
(クロップして使用)
約1200万画素/F1.8
Exmor RS for mobile 1/2.0″
(クロップして使用)
フロントカメラ
有効画素数約800万画素/F値2.0
センサーサイズ 1/4″
カメラ機能
シーンの自動認識
最高10コマ/秒のAE追従高速連写
シャッターボタン
搭載 非搭載
手ブレ補正
光学式+電子式のハイブリッド
(広角レンズのみ)
スピーカー
フルステージステレオスピーカー
(Xperia 10 VII の音質が向上)
有線接続
3.5mmオーディオジャック
(Xperia 10 VII の音質が向上)
オーディオ機能
ハイレゾ・ハイレゾワイヤレス /
LDAC / DSEE Ultimate
Wi-Fi
Wi-Fi6
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
Wi-Fi5
IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth
ver.5.4
送信パワーが約2倍
Adaptive Bitrate 対応
ver.5.2
 
 
耐久性(前面)
Corning Gorilla Glass Victus 2 Corning Gorilla Glass Victus
防水/防塵
防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X)
その他1
おサイフケータイ / 指紋認証
その他2
  SONY PICTURES CORE
Google AI
Gemini
消しゴムマジック
編集マジック
かこって検索
Gemini
消しゴムマジック
編集マジック
 
OSバージョンアップ
最大4回 最大2回
セキュリティアップデート
6年 4年
販売価格帯
74,800円(税込) 53,900円(税込)

販売価格帯は Xperia 10 VII の発売日時点の通常価格となっています。
(キャンペーンなどにより安く購入が出来たりします)

 

「Xperia 10 VII」の主な進化点をまとめると

  • 新しいCPUを搭載し RAMが8GBに
  • 19.5:9 ディスプレイの採用
  • リフレッシュレート 120Hz対応
  • 超広角のセンサーサイズと画素数がUP
  • 広角のセンサーサイズが約1.6倍UP
  • 使い勝手の良いシャッターボタンを搭載
  • Bluetooth接続の安定性が向上
  • 有線接続とスピーカーの音質が向上
  • OSバージョンアップが最大4回
  • セキュリティアップデート 6年

といったところでしょうか

 

その他、細かいところを挙げれば「Gorilla Glass Victus 2」、
「Wi-Fi6」、「かこって検索」、「microSDカード(最大2TB)」
といったところも進化点となっています。

あとは前機種「Xperia 10 VI」では搭載されていた、
ソニー・ピクチャーズの映画を無料で楽しんだりすることが出来る
「SONY PICTURES CORE」というアプリが非搭載になっています。

Xperia 1シリーズでもずっと搭載されていたのですが
「Xperia 1 VII」が「SONY PICTURES CORE」が非搭載になっているので、
今はそういった方針のようですね。

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19.5:9のディスプレイと120Hz対応

Xperia 1シリーズが「21:9」から「19.5:9」のディスプレイに変わりましたが、
「Xperia 10 VII」も19.5:9」のディスプレイを採用となりました。

最近のコンテンツでは縦型や正方形のものが増えていて、
そういったニーズから検討した結果「19.5:9」になったという経緯ですね。
実際に「16:9」のコンテンツを表示すると「21:9」と比べて、
「19.5:9」の方が表示面積が約13%も大きくなります。

 

更に「Xperia 10 VII」はリフレッシュレート120Hz駆動に対応し(前機種は60Hz)、
画面スクロール等の表示がなめらかになります。
(設定で60Hz、120Hzの切り換えが出来ます)

ただし 120Hz駆動をすると 60Hzと比べて熱を持ちやすくなるのと、
バッテリーの消費も早くなるので頭の片隅に残しておいて下さい。

 

「Xperia 10 VII」は2つの画面を便利に使える「マルチウィンドウ」と、
画面上にウィンドウを1個追加できる「ポップアップウィンドウ」に対応しています。
2つの機能を併用することで最大3つのウィンドウをアクティブ状態で使用できるので、
裏に行くと止まってしまうサイトでも同時に使用して頂けますよ。

また画面端(デフォルトでは真ん中よりやや上部の右端)にある
サイドセンスバー」でメニューや機能を呼び出すことが可能です。
アプリ使用中でも呼び出せるのでホーム画面に戻らずに使って頂けます。

 

2つのレンズで3つの焦点距離に対応

広角カメラで使用しているイメージセンサーが前機種と比べると
約1.6倍の大型化をしているので暗所でも被写体を明るく、
くっきりと撮影しノイズを抑えた撮影が可能となっています。

また超広角カメラで使用しているイメージセンサーも
約1.3倍大きくなって有効画素数も約800万から約1300万にアップしています。

 

望遠カメラは広角カメラ(24mm)をクロップすることで
48mm相当(光学2倍)の撮影が可能となっています。

24mmの時は有効5000万画素を使って記録画素は約1200万画素で撮影し
(記録画素は約1200万画素だけど使用している面積は約5000万画素分)、
48mmの時は有効約5000万画素の内の約1200万画素だけを使い、
そのまま約1200万画素の画像を記録することで光学2倍相当の48mmを実現します。
(マンガ内の画像のほうがもう少し分かりやすいかなと思います)

48mmでは有効約1200万画素を約1200万画素で記録するため劣化が無いので、
通常の有効約1200万画素のイメージセンサーで撮影しているのと同じとなります。

 

あと広角カメラでは光学式手ブレ補正により静止画はもちろん、
動画撮影時でも手ブレを抑えての撮影が可能です。

ちなみに「Xperia 1 VII」の超広角も「Exmor RS for mobile 1/1.56″」ですが、
「Xperia 10 VII」の広角で使用しているイメージセンサーと仕様は異なります。

Xperia 10 VII 24mm 48mm
イメージセンサー Exmor RS for mobile 1/1.56″
(48mm時は約1/4のサイズを使用)
有効画素数 約5000万画素 約1200万画素
記録画素数 約1200万画素

 

手軽に撮影が楽しめるカメラアプリ

1つのアプリで静止画と動画を問わずに手軽に撮影できるカメラアプリが用意されています。
被写体や撮影環境などをカメラが自動判別をして最適な設定で撮影することが可能です。

ハイエンドモデルの Xperia 1シリーズで搭載の『プロ写真』『プロ動画』は
非対応となっていますが、明るさや色温度・フォーカスやシャッタースピードの
マニュアル調整も出来るので少しこだわっての撮影も可能となっています。

 

Xperia 10 VII のカメラアプリは以下の5つの機能に分かれていて、
スワイプすることで機能を切り替えることが可能です。

  • 写真:静止画撮影用
  • 動画:動画撮影用(4K 30p / FHD 60p まで)
  • ぼけ:ぼけ具合の調整が可能
  • スロー:フルHDで1/4のスピードの撮影が可能
  • パノラマ:広い範囲の撮影が可能

ちなみに静止画撮影時はアプリ画面のソフトシャッターを
押しながら左にスライドさせると連続撮影が可能となっていますよ。
(知らないで長押しをすると動画撮影が始まります)

また、シャッターを押しにくい時や設置をしての撮影の際に
「手のひら」を向けると約2秒後にシャッターを自動で切ってくれる
ハンドシャッター」や、肌を奇麗にしてくれる「美肌効果」など
使い勝手の良い機能にも対応しています。

あとは動画撮影モード時の画面に前機種は1倍のアイコンしかありませんでしたが、
0.7倍と2倍のアイコンとルック設定用のアイコンが追加されたので、
動画撮影モードの使い勝手が良くなっています。
(倍率アイコンは押しながらスワイプするとデジタル6倍まで可能です)

 

カメラアプリには「ぼけ」モードも搭載されていて、
被写体を際立たせて印象的な撮影が可能となっています。
前機種と比べると明暗差の大きいシーンでも背景が白飛びすることなく
「ぼけ」の表現が可能になっていたりしますよ。

 

思い通りの仕上がりにできる9種類のルック

カメラアプリでは思い通りの雰囲気に仕上げることができる
9種類のルックが搭載となっています。
インスタグラムでいえばフィルターをかけるのと同じような感じのもので、
色合いやコントラストなどのフィルターをかけて撮影ができる機能となります。

撮影後に色味などを変更して映像の雰囲気を変えることがあると思いますが、
この機能は撮影段階で質感や色味を設定することで
撮影後の編集をすることなく思い通りの映像を撮影することが出来ます。

 

以下の9種類のルックを選ぶことが可能ですよ。

  • Daily:暗い部分を持ち上げ明るい印象に
  • Aqua:明るい寒色系にすることで透明感のある表現に
  • Cherry:コントラストを少し抑えピンク味を加える
  • Pure:コントラストと彩度を抑え儚い雰囲気に
  • Nature:彩度・シャープネスを抑え落ち着いた雰囲気に
  • Vivid:彩度とコントラストを高めて印象的に
  • Film:落ち着いた発色と印象的な色味に
  • Nostalgic:コントラストと彩度を抑えマットな質感に
  • Bright:ふんわりと優しい雰囲気の仕上がりに

 

便利なシャッターボタンを搭載

「Xperia 10 VII」は10シリーズで初となる「シャッターボタン」を搭載です。
一応公式的には「即撮りボタン」と呼んでいますね。

本体側面のシャッターボタンを長押しするとカメラアプリが立ち上がるので、
画面でアプリを選択することなく即座に撮影体勢に入れます。
カメラアプリが立ち上がった後はシャッターボタンを短押しで静止画の撮影、
長押しをすると動画撮影が可能となっていますよ。

縦撮りでも横取りでも押しやすい位置に配置をしていて、
カメラアプリの画面内のソフトシャッターを押すのとは違い、
しっかりと構えて撮影できるのでブレを抑えることも可能となります。

 

尚、Xpeira 1シリーズなどではシャッターボタンを半押しすると、
AFロックが出来たりしますが「Xperia 10 VII」では非対応です。
また「Xperia 10 VII」のシャッターボタンは連写にも非対応となっています。
(連写はカメラアプリ内のソフトシャッターを押しながら左にスライド)

一応シャッターボタンを長押しした時の動作設定が可能なのですが、
「動画撮影 / モード切替 / 無効」のみとなっています。
(設定に連写の設定があれば良かったのですが)

 

あとカメラアプリ以外の画面ではシャッターボタンを押すことで、
スクリーンキャプチャが出来るので便利に使って頂けるかと思います。
従来の Xperia ではゲームエンハンサー使用時のみ同じようなことが出来ましたが、
スクショを良く撮る人には非常に嬉しい機能になっていますよね。

 

消しゴムマジックや編集マジックに対応

「Xperia 10 VII」はAndroid搭載ということで、
Google の生成AIの「Gemini(ジェミニ)」も搭載されています。
あと、テレビCMで見たことがある人も多いかと思いますが、
消しゴムマジック」や「編集マジック」は Xperiaでも使うことが出来ますよ。

尚、前機種では非対応だった「かこって検索」にも
「Xperia 10 VII」は新たに対応となっています。
(他に「かこって検索」を使えるモデルは Xperia 1 VII と 1 VI となります)

 

簡単にショート動画が作成できる「Video Creator」

撮りためた静止画や動画を選択するだけで
簡単にショート動画を作成できる「Video Creator」を搭載です。
動画の長さは15秒/30秒/60秒/180秒/無制限から選ぶことができて、
様々な素材を最大99クリップまで取り込むことが可能です。

またプリインストールされている12曲の音楽を選択すると
音のビートに合わせてシーンが切り替わる動画を作成してくれます。
ちなみに自分の好きな楽曲を使用することも可能ですが、
その場合は自動で音に合わせた編集は行われません。

知識が無くても手軽にショート動画の作成が可能ですが、
テキストを入れたりカラーフィルタを適用させるといった編集にも対応しています。

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オーディオ機能の特徴や進化点

一般的なスマートフォンでは横置き時の左右のスピーカーの構造に
違いがあるため音声も不均等となるのですが、
「Xperia 10 VII」では左右均等に配置された「フロントステレオスピーカー」を搭載し
立体感のある音場を実現しています。

また音質を重視した設計の「3.5mmオーディオジャック」を搭載し
ヘッドホンやイヤホンなどと有線接続をすることで良い音が楽しめます。

 

Xperia 10 VII はスピーカーの音質が向上

「Xperia 10 VII」は Xperia 1シリーズなどで採用されていた
エンクロージャー」を10シリーズとして初めて採用しています。

「エンクロージャー」は普通のスピーカーでいえば箱の部分となっていて、
前機種の「Xperia 10 VI」ではスピーカーユニットに囲いが無いため、
端末内へも音が広がったりして音が濁ったり不要な振動が発生していました。
(Xpeira 10 VI だけでなく一般的なスマホはそこまでしていない)

 

「Xperia 10 VII」は「エンクロージャー」でスピーカーユニットを囲うことで、
音の濁りや端末への不要な振動を抑えることで、
音が広がる立体感や音質・音圧の大幅な向上を実現しています。

実際に「Xperia 10 VII」と「Xperia 10 VI」で聴き比べてみましたが、
「Xperia 10 VII」の後に「Xperia 10 VI」で聴くと音がこもった感じに聴こえるので、
しっかりと体感できるレベルで進化をしていますよ。

 

ヘッドホンの有線接続時の音質の向上

「Xperia 10 VII」はヘッドホン接続部分の構成を見直すことで、
左右のチャンネルクロストークを前機種と比べて約30%の低減を実現し、
クリアで立体感のある音質と低域の音圧が向上しています。

 

ワイヤレス接続は高音質コーデックの「LDAC」に対応し
ワイヤレスでもハイレゾ相当の音質を楽しむことが可能です。

Bluetooth Ver.5.4に対応(前機種は Ver.5.2)となっているのと、
送信パワーが最大2倍となることで従来の機種より切断されにくくなっています。

また「Adaptive Bitrate」対応となっているので、
ソニーのワイヤレスヘッドホン・イヤホンとならデータ転送量を最適化し、
更に安定した Bluetooth接続を実現します。

 

また 圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケーリングする
DSEE Ultimate」に対応となっているので、
低音質のストリーミング再生なども高音質化が期待できます。
ここにもしっかりとAI技術が活用されていますよ。

 

圧倒的なバッテリー持続時間

「Xperia 10 VII」の大きな特徴のひとつとして
圧倒的なバッテリー持続時間を実現となっています。

バッテリーの容量は前機種の「Xperia 10 VI」と同様に「5,000mAh」を搭載し、
充電なしでも2日持つという表記になっています。

 

バッテリーの寿命も確保

フル充電を防ぐことでバッテリーの劣化を低減する「いたわり充電」と
充電最適化技術によって4年経っても劣化しにくいバッテリーという表記になっています。

ちなみに他社でも満充電を防ぐ機能を使用して寿命を延ばしていますが、
Xperia は満充電での使用でも劣化しにくいとのことですよ。

 

モデル Xperia 10 VII Xperia 10 VI
バッテリー容量 5000mAh
バッテリー
持続時間
2日間のスタミナ
寿命 4年低劣化 3年低劣化

 

長期にわたる充実したサポート

前機種の「Xperia 10 VI」では OSのバージョンアップは「最大2回」まで、
セキュリティーアップデートは「4年」までとなっていましたが、
「Xperia 10 VII」では OSのバージョンアップが「最大4回まで増加し、
セキュリティーアップデートも「6年までに延長されています。

なので今まで以上に安心して使い続けて頂けますね。
その他、困った時は Xperia公式のサポート・お問い合わせ も御利用下さい。

 

本体のデザインについて

カラーバリエーションはベーシックな「チャコールブラック」「ホワイト」と、
青緑系の「ターコイズ」の3色が用意されていてマットな質感となっています。

結構ポップでオシャレなデザインになっているので、
せっかくなら赤系やピンク系もあった方が良かったのかなと。

 

「Xperia 10 VII」はレンズ部の配置が従来の縦型から横型になっているのが
「Xperia 10 VI」はもちろん、Xperiaシリーズとしても大きな変化点ですね。
まぁまぁまぁ 見た目は他社のイメージや個人の好みによるので何とも言えませんが、
レンズ面を下にして置いた時にカタカタしないのは良いですね。

また『SONY』ロゴが従来は背面のど真ん中にあったのですが、
「Xperia 10 VII」はレンズの並びにあるのもポイントでしょうか。
専用クリアケースを装着しても『SONY』ロゴはしっかりと見えますね。
あと『SONY』ロゴがデボス加工(文字が凹んでいる)なのも良いですね。

でもって『XPERIA』ロゴも従来は背面の下部にありましたが、
こちらも側面の下部に配置が変更されています。
『XPERIA』ロゴもデボズ加工がオシャレですね。
(前機種は『SONY』と『XPERIA』のロゴはプリントでした)

 

従来モデルは背面の上部中央に『NFC』ロゴ、ど真ん中に『SONY』ロゴ、
下部に『XPERIA』ロゴがあったのでコラボモデルの刻印の範囲が限られましたが、
「Xperia 10 VII」は中央から下部にかけて大きく刻印が出来そうなので
コラボモデルにも期待がしたいところでしょうか。

ちなみに Xperia SIMフリーモデルのコラボモデルとしては、
スター・ウォーズ」「ぼっち・ざ・ろっく!」「原神」がありましたよ。
ウォークマンやヘッドホン等で「初音ミク」のコラボモデルは何回も出ていて、
「Xperia 10 VII」のターコイズ色なんか「初音ミク」にピッタリなので
少し発売を考えて貰っても良いのではないかと思ったり思わなかったり。

 

まぁまぁまぁ コラボモデルじゃなくても「Xperia 10 VII」は
純正クリアケースでのカスタマイズが出来るのもポイントでしょうか。

 

カスタマイズにオススメの純正クリアケース

「Xperia 10 VII」専用の純正クリアケース「XQZ-CBFE」が用意されています。
グラデーションが入っていますが Xperiaの純正ケースとしては
初めてのクリアケースになっているようですよ。

背面の中央から下部にかけて透明になっていて、
中にお好きな写真やステッカーを挟んでカスタマイズすることが可能です。
ステッカー等を挟むことを考慮されているのと、
純正ならではのジャストフィットなケースとなっているので
操作ボタン付近の構造もしっかりとしたものになっています。

 

透明部分には黄色く変色しにくい「ポリカーボネート素材」を採用し、
側面には握り心地の良い「熱可塑性ポリウレタン」を採用しています。
実際に手元に10年くらい前のポリカーボネート素材のケースがありますが
(ウォークマン用のケース)、
全然黄色っぽくなっていないので安心して使って頂けるかと思います。

 

Xperia 10 VII のザックリまとめ

前機種の「Xperia 10 VI」と比べると全体的に良くなっていて、
すごく良いモデルになっているのではないでしょうか。
ただ CPU が「Snapdragon 6 Gen 3 Mobile Platform」ということで、
少しどっちつかずのような立ち位置なのが難しいところですね。

あと有線接続やスピーカーの音質を良くするための設計など、
スペック表では確認しにくい部分にこだわっているのが
ソニーだなという感じですが おかげで販売価格に関しても
「塵も積もれば」的な感じになるのもソニーらしいところでしょうか。

前機種であった発売記念の5,000円のキャッシュバックがあると
まぁまぁお手頃価格にはなったと思うのですが、
「Xperia 10 VII」では開催されなかったのが残念なところですね。

 

あとソニーの公式サイトで「Xperia 10 VII」と旧モデルの比較ができる
Goto 10」という特設サイトがあるのですが、
「Xperia 5 III」と比べると機能的には良くなってる部分もありますが、
CPUに関しては「Xperia 5 III」の「Snapdragon 865 5G Mobile Platform」の方が
性能的には まだまだ上というのが厳しいところだと思います。

なのでスペック不足を感じて「Xperia 5 III」からの買い替えを検討中の場合は、
個人的には「Xperia 10 VII」はオススメできませんね。
高いスペックを必要とするゲームをしないで普段使いなら有りだと思いますが。

「Xperia 10 VII」をゲーム用途にも使いたいという場合は
「Snapdragon 6 Gen 3 (ゲーム名)」で検索して確認してみて下さいね。

ということですが、ソニーのスマートフォン
「Xperia 10 VII」SIMフリーモデルを宜しくお願い致します。

 


Xperia 10 VII SIMフリーモデルXperia スマートフォン [SIMフリー]
Xperia 10 VII (XQ-FE44)

ソニーストア販売価格:74,800円(税込)

ソニー製品情報  ソニーストア

大きく見やすいディスプレイと刷新したデザインで、
大切な瞬間を逃さない「即撮りボタン」を搭載


Xperia 10 VI SIMフリーモデルXperia スマートフォン [SIMフリー]
Xperia 10 VI (XQ-ES44)

ソニーストア販売価格:53,900円(税込)

ソニー製品情報  ソニーストア

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    なのでソニーストアご利用感謝 ラッキー抽選会を利用することで
    Xperia 10 VII SIMフリーモデルの販売価格が
    70,800円~73,800円(税込)の計算となっています。
    (2025年10月9日の発売日時点の販売価格での計算です)

    ちなみに Xperia 10 VI SIMフリーモデルは
    49,900円~52,900円(税込)の計算となりますね。

     

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