Xperia 5 V SIMフリーモデルの特徴と Xperia 5 IV やキャリアモデルとの違い
Xperia 5 V SIMフリーモデルが発売となっていて、
Xperia 5 IV と比べると新開発のイメージセンサー
「Exmor T for mobile」が大きな違いとなっています。
最新の Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform を搭載など、
様々な進化点や違いを詳しく御紹介しています。
目次
- Xperia 5 V SIMフリーモデルが発売
- Xperia 5 V SIMフリーモデルとキャリアモデルの違い
- 『Xperia 5 V』と『Xperia 5 IV』の違い
- 『Xperia 5 V』は24mm広角カメラが大幅に進化
- 2眼レンズで3つの焦点距離を実現
- Xperia 5 V のカメラ機能の進化点
- 簡単にショート動画が作成できる「Video Creator」
- 外部モニター機能が進化 | デジタル一眼カメラ α と接続
- オーディオ機能の特徴や進化点
- ゲーム機能の特徴や進化点
- Xperia 1 V と Xperia 5 V の主な違い
- Xperia 5 V SIMフリーモデルのザックリまとめ
- 販売価格と各種お知らせ
Xperia 5 V SIMフリーモデルが発売
Xperia 5 V SIMフリーモデル (XQ-DE44) が
2023年10月27日(金)に発売となりました。
従来はキャリアモデルが発表・発売されてから
数ヶ月後にSIMフリーモデルが発表となっていましたが
Xperia 1 V の時と同様にキャリアモデルとSIMフリーモデルが
同時に発表されたというのが嬉しいところですね。
更に発売日に関しても Xperia 1 V の時は
SIMフリーモデルはキャリアモデルより1ヵ月遅れでしたが
今回は発売時期も同じということで文句無しといったところです。
Xperia 5 V は Xperia 5 IV と比べると
新開発のイメージセンサー「Exmor T for mobile」を
搭載しているのが大きな違いになっているかと思います。
またカメラ機能に関しても細かな部分で多数の進化があり
最新の Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform や
本体の熱拡散シートの体積を Xperia 5 IV と比べて
約40%拡大していたりと耐熱性能も期待できるところですね。
Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform は
前機種の Snapdragon 8 Gen 1 Mobile Platform と比べて
CPU性能が35%向上し電力効率も40%向上となっていて
GPU性能も25%向上し電力効率が45%の向上となっています。
またバッテリーの容量は Xperia 5 IV と同じ 5000mAhですが
Xperia 5 IV と比べて約20%の消費電力削減を実現しているので
バッテリー持続時間も向上しています。
Xperia 5 V SIMフリーモデルとキャリアモデルの違い
SIMフリーモデルとキャリアモデル(通信事業者モデル)は
何が違うのか気になるかと思いますので
主な違いをピックアップして御紹介したいと思います。
モデル | Xperia 5 V (SIMフリーモデル) |
Xperia 5 V (キャリアモデル) |
5G通信 | sub6 (Xperia 1 V の場合は ミリ波の対応が異なります) |
|
RAM | 8GB | |
ROM | 256GB | 128GB |
FMラジオ | 非搭載 | 搭載 |
となっていて、その他は同等といった感じになっています。
5G通信は『sub6』と『ミリ波』の形式があって
Xperia 1 V のキャリアモデルでは『ミリ波』にも対応ですが
Xperia 5 V はSIMフリーモデルとキャリアモデルの
どちらも『ミリ波』には非対応となっています。
『sub6』の方が一般的なものとなっていて
『ミリ波』に関しては局所的な扱いが多いのですが
(特定の施設内やイベント会場等での利用)
『ミリ波』の利用を考えておられる場合は
Xperia 5 V では非対応なので御注意下さい。
また ROMに関しては SIMフリーモデルの方が
容量が大きいのも大きな特徴となっています。
microSDメモリーカードに対応していますが
本体のROM容量が多い方が使い勝手が良いですよね。
ちなみに地味にキャリアモデルよりSIMフリーモデルの方が
下取りに出したときの買取価格が高かったりするので、
その辺りの計算も入れたいところでしょうか。
『Xperia 5 V』と『Xperia 5 IV』の違い
『Xperia 5 V』のSIMフリーモデルが発売とのことで
気になるのが『Xperia 5 IV』との違いになるかと思いますので、
まずは比較表を御紹介したいと思います。
モデル | Xperia 5 V (SIMフリーモデル) |
Xperia 5 IV (SIMフリーモデル) |
SIM | SIMフリー/デュアルSIM対応 (nano SIM + eSIM) |
|
5G通信 | sub6 (n1,n3,n5,n28,n41, n77,n78,n79) |
sub6 (n3,n28,n41, n77,n78,n79) |
ディスプレイ | 約6.1インチ 有機EL / Full HD+ (1080×2520) |
|
ディスプレイ | 21:9 ディスプレイ・HDR対応・120Hz駆動対応 リアルタイムHDRドライブを搭載 (リアルタイムHDRドライブは Xperia 5 V は新たにHLGにも対応) |
|
外形寸法 | 約 幅68×高さ154×厚さ8.6 mm | 約 幅67×高さ156×厚さ8.2 mm |
重量 | 約182g | 約172g |
バッテリー容量 | 5000mAh (Xperia 5 V は約20%の消費電力削減を実現) |
|
CPU | Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform |
Snapdragon 8 Gen 1 Mobile Platform |
内蔵メモリー | RAM 8GB/ROM 256GB (キャリアモデルは 8GB/128GB) |
|
外部メモリー | microSDカード (最大1TB)対応 |
|
メインカメラ | 16mm:約1200万画素/F値2.2 Exmor RS for mobile 1/2.5″ |
16mm:約1220万画素/F値2.2 Exmor RS for mobile 1/2.5″ |
24mm:約4800万画素/F値1.9 (記録画素は1200万画素) Exmor T mobile 1/1.35″ |
24mm:約1220万画素/F値1.7 Exmor RS for mobile 1/1.7″ |
|
48mm:約1200万画素/F値1.9 Exmor T mobile (クロップして使用) |
60mm:約1220万画素/F値2.4 Exmor RS for mobile 1/3.5″ |
|
フロントカメラ | 有効画素数約1200万画素/F値2.0 Exmor RS for mobile 1/2.9″ 4K 60fps対応 ノイズ除去性能の向上 |
有効画素数約1220万画素/F値2.0 Exmor RS for mobile 1/2.9″ 4K 30fps対応 |
WB・露出調整 | AI技術で対応 | RGB-IRセンサー |
カメラアプリ | Photography Pro / Videography Pro / Cinematography Pro |
|
カメラ機能1 | 120fps読み出し / リアルタイム瞳AF / リアルタイムトラッキング |
|
カメラ機能2 | 最高30コマ/秒 AF/AE追従高速連写 |
最高20コマ/秒 AF/AE追従高速連写 |
カメラ機能3 | ナイト撮影機能 ぼけの進化 縦撮りUI対応 クリエイティブルック S-Cinetone for mobile 商品レビュー用設定 声優先マイク |
|
動画作成アプリ | Video Creator | |
外部モニター機能 | 各種表示に対応 ピーキング / ゼブラパターン バックアップ録画 |
各種表示に対応 |
手ブレ補正 | FlawlessEye対応 光学式+電子式のハイブリッド (広角レンズ、望遠レンズのみ) |
|
オーディオ | フルステージステレオスピーカー (Xperia 5 V はスピーカーアンプが進化) 3.5mmオーディオジャック |
|
オーディオ機能 | Dolby Atmos / ハイレゾ・ハイレゾワイヤレス / LDAC / DSEE Ultimate / 360 Reality Audio / 360 Reality Audio Upmix / LE Audio |
|
録音アプリ | Music Pro Xperia 5 V はピアノの弾き語りや ポッドキャストへの投稿に対応 |
|
ゲームエンハンサー | 各種機能・画質・音質・録画の設定 240Hzの残像低減 / 240Hzのタッチ検出 など Xperia 5 V は新デザインと スクリーンショットが進化 |
|
Wi-Fi | Wi-Fi 6E IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax 2.4 / 5 / 6 Ghz |
Wi-Fi 6 IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax 2.4 / 5 Ghz |
Bluetooth | ver.5.3 | ver.5.2 |
通知ランプ | 非搭載 | 搭載 |
耐久性 | Corning Gorilla Glass Victus 2 | Corning Gorilla Glass Victus |
防水/防塵 | 防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X) | |
その他 | ワイヤレス充電 / おすそわけ充電 / BRAVIA CORE おサイフケータイ / 指紋認証 |
|
販売価格 | 139,700円(税込) | 99,000円(税込) |
※販売価格は Xperia 5 V 発売日時点となります。
※通常価格の表記なのでキャンペーンやキャッシュバック等でお得になります。
『Xperia 5 V』は24mm広角カメラが大幅に進化
Xperia 5 V は24mm広角カメラに新開発のイメージセンサー
「Exmor T for mobile」を搭載しているのが
前機種の Xperia 5 IV との大きな違いになっています。
24mm広角レンズで採用しているイメージセンサーを比べると
モデル | Xperia 5 V | Xperia 5 IV |
イメージセンサー | Exmor T for mobile 2層トランジスタ画素積層構造 |
Exmor RS for mobile |
サイズ | 1/1.35″ (約1.7倍拡大) |
1/1.7″ |
アスペクト比 | 4.3 : 3 (動画撮影性能の向上) |
4 : 3 |
画素数 | 有効画素数約4800万画素 (記録画素1200万画素) |
有効画素数約1220万画素 |
低照度性能 | 前機種比で約2倍向上 (Xperia 1 V 参考) |
といった感じになっています。
「Exmor T for mobile」は2層トランジスタ画素積層構造で
フォトダイオードとトランジスタを2層に分けることで、
それぞれの容量の拡大を実現していて
フォトダイオードの拡大で光の取り込む量が増えるのと
トランジスタの拡大で耐ノイズ性能が向上しています。
これによりイメージセンサーの面積を拡大したのと
同じような効果が望めるので従来の同じサイズの
イメージセンサーより性能が良くなります。
またセンサーサイズ自体も前機種の Xperia 5 IV より
約1.7倍の大きさの 1/1.35型を採用となっていて
Xperia 5 IV と比べて低照度性能は約2倍も向上しています。
(数値は Xperia 1 V を参考)
あと Xperia 5 V は有効画素数が約4800万画素ですが
記録画素数が1200万画素となっているのは
4つの画素を1組で運用することで記録画素1画素辺りの
光の取り込む量が増えるのと高速読み出しを実現しています。
低照度性能が2倍向上しているということで
肉眼では判別できないレベルの暗い場所でも
明るく撮影することが出来たりするので
夜間撮影や少し暗い場所でよく撮影される人にとっては
特に大きな武器になるかと思います。
地味に公式などで詳しく紹介されていない内容として
従来のイメージセンサーのアスペクト比は(4):(3)でしたが
今回 Xperia 5 V に搭載の「Exmor T for mobile」は
(4.3):(3)となっていて少し横長になっています。
これで何が変わるかと言うと動画撮影時に使える範囲が
(4):(3)より約20%広くなり手ブレ補正に使える範囲が
増えることで手ブレ補正の性能も向上しています。
2眼レンズで3つの焦点距離を実現
広角24mmはイメージセンサーが進化していて
超広角16mmに関しては Xperia 5 IV と同等ですが
問題は Xperia 5 V の広角48mmになるかと思います。
Xperia 5 V の48mmは24mmのレンズとイメージセンサーを
共用してクロップ(切り取り)を行うことで
24mmの光学2倍相当の48mmを実現しているということですね。
なんかショボそう?と思われるかもしれませんが、
しっかり見ていくと結構理にかなっているのが分かるかと思います。
まずは24mmと48mmの時の動作の違いとして
24mmの時は有効4800万画素をフルで使って
4画素を1画素として運用することで記録画素は約1200万画素となります。
(記録画素は約1200万画素だけど使用している面積は約4800万画素分)
48mmの時は有効約4800万画素のうちの約1200万画素だけを使い、
そのまま約1200万画素の画像を記録します。
24mmの時と比べて使用している画素数は4分の1ということで
画角としては2倍の違いになるので48mmとなる訳ですね。
でもって有効約1200万画素を約1200万画素で記録することにより
劣化が無いので光学2倍相当と言っている訳ですね。
これについてはマンガ内の画像付きの説明の方が分かりやすいかと思います。
Xperia 5 V | 24mm | 48mm |
有効画素数 | 約4800万画素 | 約1200万画素 |
記録画素 | 約1200万画素 | |
ピクセルピッチ (記録画素換算) |
2.24μm | 1.12μm |
とまぁ こう見ると24mmの劣化版みたいに思うかもしれませんが
Xperia 5 IV の60mmよりイメージセンサー的には有利になっています。
Xperia 5 IV の60mmで使用しているイメージセンサーは
約1220万画素で1/3.5型と言うことでピクセルピッチは1.0μmとなっています。
でもって Xperia 5 V の48mm時のピクセルピッチは1.12μmなので
Xperia 5 IV より約10%大きくなっている訳ですね。
ピクセルピッチが約10%大きいということは
イメージセンサーのサイズで言えば約20%のサイズUPと言えます。
更にXperia 5 V は Exmor T for mobile により
同じピクセルピッチでも光を取り込む量が増えているということで
更にセンサーサイズが大きくなっているのと同じような効果があります。
なので1/1.35型をクロップしていると言っても
Xperia 5 IV の60mmで使用しているイメージセンサーより
断然条件が良いということになります。
Xperia 5 V 48mm |
Xperia 5 IV 60mm |
|
センサーサイズ | 1/1.35型をクロップ | 1/3.5型 |
F値 | F1.9 | F2.4 |
有効画素数 | 約1200万画素 | 約1220万画素 |
ピクセルピッチ | 1.12μm (約10%UP) |
1.0μm |
備考 | Xperia 5 V は Exmor T for mobile により 同じピクセルピッチでも光を取り込む量が増加 |
ということで Xperia 5 V は2眼でイメージセンサーを
共用しての3つの焦点距離を実現している訳ですが
3眼目と3つめのイメージセンサーを搭載することを考えると
Exmor T for mobile を利用する今回の形式は
結構理にかなっているといえるのではないでしょうか。
そもそもスマートフォンのカメラは24mmをメインにしていて
当然幅広い焦点距離に対応している方が良いのですが
16mm、24mm ときて 従来性能の 60-70mmクラスより
性能が良くなった 48mm(50mmクラス)の方が
ポートレートやテーブルフォトでの使い勝手も良いので
スマートフォンで撮影するシーン的には非常に有用だと思います。
(人によると思いますが多数派で考えた場合そうなのかなと)
近接撮影した場合の最短距離の比較画像を紹介しましたが
Xperia 5 V の48mmは24mmと最短撮影距離が同等なので
単純に被写体を大きく撮影することが可能となっているので
料理などのテーブルフォト撮影での使い勝手が
歴代のモデルを含めても断然良いのが分かるかと思います。
あと地味にクロップを行うということで
レンズの中心の方だけを使用することになると思うので
画面端の周辺部の解像度も上がるのではないかと予想します。
ただしレンズの口径や画素数的に違いは認識できないと思いますが。
ちなみに個人的には望遠好き派です。
なので Xperia 5 III の 70mm-105mmの方が好きなのですが、
スマートフォンだと望遠はそこまで必要ないのだなといった印象です。
一応 Xperia 5 V では144mmまでのデジタルズームは可能です。
えーっと今回の話で影が薄い16mmに関しては
Xperia 5 IV とほぼ同等ということで。
Xperia 5 V のカメラ機能の進化点
24mm広角カメラが大幅に進化をしていますが、
その他の部分に関しても細かな部分で多数の進化がありますね。
AI技術による色合い・露出やAF補助の制御
Xperia 5 V は Xperia 5 IV で搭載となっていた
RGB-IRセンサーが非搭載になっているのですが
(光源を認識して露出やホワイトバランスを調整するためのセンサー)
AI技術がRGB-IRセンサーの働きを行うようになり
自然なトーンを再現することが可能になっています。
でもって Xperia 5シリーズ系では元々非搭載ですが
Xperia 1シリーズで搭載されていた 3D iToFセンサーが
Xperia 1 V では非搭載となっていますが、
こちらもAI技術で行うようになったのが理由です。
AIにより深度情報を推定することで ToFセンサーが苦手な
遠くや端にいる被写体にも高精度にAFを合わせることが可能です。
これにより Xperia 1シリーズと 5シリーズの主な違いの一つだった
3D iToFセンサーの有無が無くなったことによって
Xperia 1 V と同等の性能を実現したことになります。
「ぼけ」の表現が進化
従来モデルでも「ぼけ」の機能がありましたが
Xperia 5 V では「ぼけ」の表現が更に進化をしています。
ソニーの「ぼけ」に関するノウハウや
AI技術による深度推定により被写体と背景の境界線や
被写体の前後距離の精度が向上したことで
自然で美しい「ぼけ」の表現が可能になっています。
「ぼけ」の機能は24mmと48mmで選択が可能で
16mmは非対応となっています。
後、Xperia 1 V は進化前の「ぼけ」機能となっていますが
ソフトウェアアップデートにより対応予定となっています。
30コマ/秒の連続撮影やカメラアプリの進化
前機種の Xperia 5 IV 最大20コマ/秒の
AF/AE追随の高速連写に対応していましたが
Xperia 5 V では30コマ/秒に対応となっているのが違いです。
またカメラアプリの『Photography Pro』や
『Videography Pro』では前機種では非対応だった
縦撮りUIやピーキングの表示に新たに対応となっています。
(Photography Pro の BASICモードは以前から縦撮りUI対応)
その他にカメラ撮影時(静止画と動画の両方)に
仕上がりを設定できるクリエイティブルックという機能が
ミラーレス一眼カメラ α などで搭載されていますが
Xperia 5 V でも搭載となっています。
ただし設定できる種類は6種類となっていますよ。
(デジタルカメラでは10種類で細かな調整も可能)
- ST:被写体・シーンに幅広く対応する標準の仕上がり
- NT:彩度・シャープネスを抑え落ち着いた雰囲気に表現・加工向け
- VV:彩度とコントラストが色彩豊かなシーンをより印象的に表現
- FL:メリハリのあるコントラストを加えて雰囲気ある画像に
- IN:コントラストと彩度を抑えたマットな質感に
- SH:透明感・柔らかさ・鮮やかさを持つ明るい雰囲気の仕上がりに
撮影後に色味などを変更して映像の雰囲気を変えることが
あると思いますが、この機能は撮影段階で質感や色味を設定することで
撮影後の編集をすることなく思い通りの映像を撮影することが出来ます。
もちろん撮影時の情報をより多く記録するRAW形式にも対応なので
撮影後に高品位のまま画像の編集や加工が可能となっています。
(RAW撮影は Xperia 5 IV でも対応です)
動画撮影時の「S-Cinetone for mobile」も搭載となっていて、
こちらも撮影段階で設定をすることで手軽に人物の肌の質感を
キレイに表現することが可能となっています。
また『Videography Pro』では VLOGCAMシリーズで
人気の機能の商品レビュー用設定を新たに搭載しています。
従来はカメラの前で商品を映そうとした時に
顔や背景からフォーカスが外れずに商品がボケたままになり
手のひらで顔や背景を隠して商品にフォーカスを合わせることが
あったかと思いますが、この設定を利用することで
顔と商品のフォーカスをスムーズに移動させることが可能になります。
加えて本体の背面側に声優先マイクを新たに搭載することで
被写体の声などを従来よりクリアに聞こえるようにしています。
あとは地味にライブ配信時にチャットの表示が可能となり
視聴者との双方向のコミュニケーションがとりやすくなっています。
フロントカメラの向上
フロントカメラは暗所でのノイズ除去性能が向上し
前機種では 4K 30fps までの対応だったところ
新たに 4K 60fps に対応となっています。
前機種と比べてフロントカメラでも進化した「ぼけ」や
「クリエイティブルック」、「S-Cinetone for mobile」が
使用できるようになっているのも進化点といえるでしょうか。
簡単にショート動画が作成できる「Video Creator」
撮りためた静止画や動画を選択するだけで
簡単にショート動画を作成できる「Video Creator」を搭載です。
動画の長さは15秒/30秒/60秒/180秒/無制限から選ぶことができて
様々な素材を最大99クリップまで取り込むことが可能です。
またプリインストールされている12曲の音楽を選択すると
音のビートに合わせてシーンが切り替わる動画を作成してくれます。
ちなみに自分の好きな楽曲を使用することも可能ですが、
その場合は自動で音に合わせた編集は行われません。
知識が無くても手軽にショート動画の作成が可能ですが
テキストを入れたりカラーフィルタを適用させたり出来る
高度な編集にも対応となっていますよ。
ちなみに Xperia 1 V でもソフトウェアアップデートにより
「Video Creator」に対応予定となっています。
音声は英語なので字幕をONにしてご覧ください。
外部モニター機能が進化 | デジタル一眼カメラ α と接続
以前よりデジタル一眼カメラ α と接続をして
外部モニターとして利用することができていましたが
従来は本当に確認用といった感じだった思います。
Xperia 5 V では外部モニター時の拡張機能として
ピーキングやゼブラパターンの表示に対応していたり
Xperia本体側にも記録が可能となったので
従来より使い勝手が良くなっているかと思います。
カメラの進化以外では外部モニター機能が
Xperia 5 IV と大きく使い勝手に違いがでる部分でしょうか。
オーディオ機能の特徴や進化点
一般的なスマートフォンでは横置き時の
左右のスピーカーの構造に違いがあるため
音声も不均等となるのですが Xperia 5 V では
左右均等に配置されたフルステージスピーカーを搭載し
立体感のある音場を実現しています。
また音質を重視した設計の3.5mmオーディオジャックを
搭載となっているのでヘッドホンやイヤホンなどと
有線接続をすることで良い音が楽しめます。
Xperia 5 V はスピーカーアンプが進化
Xperia 5 IV では駆動電圧以上の強い音は制限されてなまり
繊細な音もノイズに埋もれていたのですが
(Xperia 5 V と比べたらの話で前機種でも十分良い音かと)
Xperia 5 V はスピーカーアンプが進化をすることで、
より高い駆動電力を実現することで強い音がつぶれないのと
アンプ内のノイズを低減することによって
繊細な音もしっかりと表現することが可能となっているので
更にダイナミックでクリアな音を実現しています。
ちなみにスピーカー部分が Xperia 1 V との違いのひとつとなり、
Xperia 1 V のスピーカーの方が Xperia 5 V より高出力で
低音増強構造により更に豊かな低音を実現していたりします。
ワイヤレス接続は高音質コーデックの LDAC に対応し
ワイヤレスでもハイレゾ相当の音質を楽しむことが可能です。
もちろん低遅延の LE Audio にも対応となっているので
今後の LE Audio 対応機器の動向も気になるところですね。
また 圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケーリングする
『DSEE Ultimate』に対応となっているので
低音質のストリーミング再生なども高音質化が期待できます。
その他、立体音響 360 Reality Audio 認定となっていたり
通常の2ch音源なども立体的なサウンドに変換してくれる
360 Reality Audio Upmix 対応(ヘッドホン接続時のみ)なので
様々な楽しみ方を体験して頂くことも可能となっています。
『Music Pro』を搭載となっていて録音や簡易編集が可能です。
また録音音声をクラウド処理で高音質化(有料)も出来ますよ。
従来はボーカルやアコースティックギターなどに対応でしたが
新たにピアノなどの弾き語りにも対応となっています。
あとはポッドキャストへの投稿に対応になっていたりしますよ。
ゲーム機能の特徴や進化点
従来機から引き続きゲームプレイに集中できる専用機能の
ゲームエンハンサーを搭載となっています。
各種機能や画質と音質のカスタマイズ等が可能となっていて
見やすく聴きやすくすることで快適なプレイが可能となります。
ゲーム画面の録画やライブ配信にも対応となっていますよ。
Xperia 5 V は120Hz駆動のディスプレイを搭載していますが、
ゲームエンハンサーでは240Hzの残像低減技術や
最大240Hzの高速タッチ検出の設定も可能となっています。
ゲームエンハンサーの前機種からの進化点としては、
メニューの背景の下地の色が従来のブラックから
パープル系に変更となり視認性が向上しています。
(ソニーのゲーミングギア INZONE系の色合いですね)
またメインメニューにパフォーマンスが表示されるようになり
FPSや温度などの状況を瞬時に把握できるようになったのと、
スクリーンショットが即座に撮影ができるように
本体のシャッターボタンでの撮影が可能となります。
スクリーンショットをよく撮る人には嬉しい機能ですよね。(設定が必要です)
ゲームといえば Xperia 1 V ではゲーミングギア
Xperia Stream (XQZ-GG01) にも対応となっているのが
Xperia 5 V との主な違いのひとつになるでしょうか。
強力な送風によって本体を効率的に冷却が可能となり
長時間のプレイでも本体のパフォーマンスを維持できます。
また Xperia Stream は 3.5mmオーディオジャックと
HDMI / LANポート / USB Type-C を搭載となっていて
給電しながら有線接続による安定した通信環境の実現や
HDMIケーブルによる映像出力に対応となっているので
録画や配信用にも非常に便利に使って頂けます。
Xperia 1 V と Xperia 5 V の主な違い
なんだかんだで気になると思いますので
Xperia 1 V と Xperia 5 V のSIMフリーモデルでの
主な違いだけをピックアップすると
モデル | Xperia 1 V (SIMフリーモデル) |
Xperia 5 V (SIMフリーモデル) |
ディスプレイ | 約6.5インチ 有機EL / 4K (1644×3840) |
約6.1インチ 有機EL / Full HD+ (1080×2520) |
外形寸法 | 約 幅71×高さ165×厚さ8.3 mm | 約 幅68×高さ154×厚さ8.6 mm |
重量 | 約187g | 約182g |
内蔵メモリー | RAM 16GB/ROM 512GB | RAM 8GB/ROM 256GB |
カメラの違い | 85mm:約1200万画素/F値2.3 125mm:約1200万画素/F値2.8 (85mmと125mmは可変式) Exmor RS for mobile 1/3.5″ |
48mm:約1200万画素/F値1.9 Exmor T mobile (クロップして使用) |
オーディオ | フルステージステレオスピーカー (Xperia 1 V の方が高出力 & 低音増強構造) |
|
ゲーミングギア | XQZ-GG01対応 | |
販売価格 | 194,700円(税込) | 139,700円(税込) |
※上記の販売価格は発売日時点のものとなります。
「ぼけ機能の進化」と「Video Creator」に関しては
Xperia 1 V では後日アップデートで対応予定です。
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Xperia 5 V SIMフリーモデルのザックリまとめ
Xperia 1 V が「Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform」や
「Exmor T for mobile」などの採用により非常に評価が高く、
その辺りは Xperia 5 V も同等ということで
十分に期待できるモデルになっているかと思います。
でもって色々言われそうなのが2眼レンズと
少し厚みが増したのと少し重くなった点でしょうか。
サイズと質量に関しては機能の進化に伴って
部品を変更した結果とのことです。
重さは Xperia 5 IV(約10g軽い)に100円玉(約4.8g)を
2枚足した程度ということで試してみましたが
分かるような分からないような・・・くらいのイメージで
全体で比重が分散されることを考えたら分からないかなみたいな。
(逆に体積が大きい分 Xperia 1 V の方が軽く感じるかも?)
カメラの2眼に関して、まず機能や性能で見れば
個人的には Xperia 5 IV より評価はしています。
あと2眼の見た目に関しては個人の好みや感性次第でしょうか。
3眼が出たころは気持ち悪いとか言われていましたよね・・・
後は Xperia 1 V が出たころと比べると
Xperia 5 V は思っていたよりは安いかなといったイメージです。
素の価格は予想通り的な販売価格となっているのですが
各種キャンペーンを利用すると意外といける?みたいな。
この辺りも2眼になったのが要因であれば望ましいかなと
ということですが Xperia 5 V SIMフリーモデル
XQ-DE44 を宜しくお願い致します。
ちなみに Xperia 1 V SIMフリーモデルの時は
人気がありすぎて一時期注文出来なくなっていたので
欲しい人はお早目の御注文をオススメ致します。
Xperia スマートフォン [SIMフリー]
Xperia 5 V (XQ-DE44)
2023年10月27日 発売
ソニーストア販売価格:129,800円(税込)
最新センサーが暗い場所でも人物を印象的に描写
Xperia スマートフォン [SIMフリー]
Xperia 5 IV (XQ-CQ44)
ソニーストア販売価格:89,100円(税込)
高速通信5G対応の高速CPUに加えて、大容量メモリを搭載
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ソニーストアで Xperia SIMフリーモデルを注文時に
お支払い方法に分割払手数料が『0%』の
残価設定クレジットが選択できるようになっています。
残価設定クレジットとはザックリと言えば
2年間のレンタル契約をして期間終了後に
返却するか買取りをするかを選べるという感じです。
逆に言えば1年後の下取り価格が保証されているとも言えますね。
参考に Xperia 5 V SIMフリーモデルの場合は
Xperia 5 V | 129,800円(税込) |
1回目のお支払い | 5,800円 |
2回目~24回目の お支払い |
月々4,000円 |
24回目までの お支払い総額 |
97,800円 |
25回目 | 買取り時:32,000円のお支払い 本体返却時:お支払い不要 (本体等の状態によっては請求あり) |
といった感じになっています。
なので最終的に2年間 97,800円(税込)でレンタルするか
分割手数料0%で購入するかを選べるってことになります。
通常の分割払いと お支払いの総額は同じとなりますが
月々のお支払額が少し安く抑えることが出来て
25回目のお支払額が高くなるのが違いとなりますね。
また2年後に下取りを出す可能性が高い場合は
2年後に通常の下取りが32,000円以上の場合は返却せずに
買い取ってから通常の下取りに出すことも出来るので、
お得な方を選ぶことができるのがポイントとなります。
注意点としては残価設定クレジットを利用して
返却する場合も通常の下取りと同様に査定が行われ
本体の状態などが悪ければ減額(請求)されますので御注意下さい。
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2024年7月1日(月)の10時まで開催となっています。
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