Xperia 1 VI の実機レビューと商品の特徴や機能 Xperia 1 V との違いを御紹介
Xperia 1 VI は Xperia 1 V と比べて結構大きく変わっているので
実機レビューと合わせて特徴や違いを御紹介しています。
従来モデルとの違いとしてディスプレイの変更と
バッテリー持続時間の向上が大きな特徴となっていて、
カメラ機能の進化と新カメラアプリの搭載も大きな違いとなります。
Xperia 1 VI SIMフリーモデルの お得な購入方法なども御案内していますよ。
目次
Xperia 1 VI SIMフリーモデルが発売
Xperia 1 VI SIMフリーモデル (XQ-EC44) が
2024年6月21日(金)に発売となりました。
前機種など従来の SIMフリーモデルはキャリアモデルより
RAM や ROM の容量が大きかったりしていたのですが
Xperia 1 VI SIMフリーモデル は RAM や ROM の容量を
選ぶことが出来るようになっていますよ。
更にSIMフリーモデルでは限定色のカーキグリーンや
フラッグシップモデルとしては2017年10月に発売された
Xperia XZ Premium のロッソ色から約6年半ぶりとなる
赤色系統の限定色スカーレットを選択することも可能となっています。
Xperia 1 VI SIMフリーモデルの販売価格は市場推定価格(税込)で
・RAM 16GB / ROM512GB 219,000円前後
・RAM 12GB / ROM512GB 205,000円前後
・RAM 12GB / ROM256GB 190,000円前後
となっていて ROM 256GB から 512GB へのアップが約15,000円、
RAM 12GB から 16GB へのアップが約14,000円の計算ですね。
※RAM 16GB/ROM 512GBモデルのみ2024年8月23日(金)発売
RAM 16GB / ROM512G はブラック、カーキグリーンのみで
赤色のスカーレットが選べないのですが、
逆にRAM 16GB / ROM512G でしかスカーレットが選べない
といった状況になるより良かったのか悪かったのか・・・
いや、全部選ばせてよって話ですよね。
新製品の発売直後は限定色が品切れになるイメージがあるのと
久しぶりの赤色の Xperia ということで欲しい人は
2024年5月22日(水)の10時からの先行予約販売開始直後に
速攻で注文をしておきたいところでしょうか。
Xperia 1 VI で搭載している CPU に関しては
『Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform』を採用ということで
前世代の『Gen 2』より処理速度は向上しているものの
電力消費が多くなっているという評判となっていますが
Xperia 1 VI は Xperia 1 V と比べて
圧倒的なバッテリー持続時間を実現しているので、
その辺りの問題は気にしなくても良さそうですね。
また処理速度がアップということで熱も気になるところですが
Xperia 1 VI ではベイパーチャンバーというものを搭載しています。
これは Xperia では初めての採用となっていますよ。
ベイパーチャンバーは中にある液体の気化を利用することで
高い熱伝導能力により熱を拡散することで放熱を行うのですが
グラファイトシート以上の放熱効果を実現しているということで、
しっかりと熱の対策がされています。
ディスプレイの発熱も前機種より抑えられているとのことですね。
Xperia 1 VI は Xperia 1 V と比べて結構大きく変わっているので
実機レビューと合わせて特徴や違いを御紹介させて頂きます。
Xperia 1 VI SIMフリーモデルとキャリアモデルの違い
まずは SIMフリーモデルとキャリアモデル(通信事業者モデル)は
何が違うのか気になるかと思いますので
主な違いをピックアップして御紹介したいと思います。
モデル | Xperia 1 VI (SIMフリーモデル) |
Xperia 1 VI (キャリアモデル) |
発売日 | 2024年6月21日 | 2023年6月7日 |
5G通信 | sub6 | sub6・ミリ波 |
RAM/ROM | 16GB/512GB 12GB/512GB 12GB/256GB |
12GB/256GB |
カラバリ | 限定色スカーレット 限定色カーキグリーン ブラック ホワイト |
ブラック ホワイト |
となっていて、その他は同等といった感じになっています。
5G通信は『sub6』と『ミリ波』の形式がありますが
キャリアモデルでは両方に対応となっていて
SIMフリーモデルでは『sub6』のみ対応となっています。
『sub6』の方が一般的なものとなっていて
『ミリ波』に関しては局所的な扱いが多いのですが
(特定の施設内やイベント会場等での利用)
『ミリ波』の利用を考えておられる場合は
SIMフリーモデルでは非対応なので御注意下さい。
また ROMに関しては SIMフリーモデルの方は
大きい容量を選択できるのも大きな特徴となっています。
microSDメモリーカード(1.5TBまで)に対応していますが
本体の ROM容量が多い方が使い勝手が良いですよね。
あとは限定色スカーレットと限定色カーキグリーンが
欲しいという人は SIMフリーモデルとなるでしょうか。
ちなみに地味にキャリアモデルよりSIMフリーモデルの方が
下取りに出したときの買取価格が高かったりするので、
その辺りの計算も入れたいところでしょうか。
『Xperia 1 VI』と『Xperia 1 V』の違い
『Xperia 1 V』のSIMフリーモデルが発売とのことで
気になるのが『Xperia 1 V』との違いになるかと思いますので、
まずは主な違いをピックアップした比較表を御紹介したいと思います。
モデル | Xperia 1 VI (SIMフリーモデル) |
Xperia 1 V (SIMフリーモデル) |
|
SIM | SIMフリー/デュアルSIM対応 (nano SIM + eSIM) |
||
5G通信 | sub6 (n1,n3,n5,n28,n41,n77,n78,n79) | ||
ディスプレイ | 約6.5インチ Full HD+/有機EL (1080×2520) |
約6.5インチ 4K/有機EL (1644×3840) |
|
ディスプレイ | 19.5:9 ワイド 1~120Hz可変リフレッシュレート HDR対応 サンライトビジョン 輝度 約1.5倍UP |
21:9 ワイド リフレッシュレート120Hz対応 HDR対応 リアルタイムHDRドライブ |
|
高画質化エンジン | Powerd by BRAVIA | X1 for mobile | |
外形寸法 | 約 幅74×高さ162×厚さ8.2 mm | 約 幅71×高さ165×厚さ8.3 mm | |
重量 | 約192g | 約187g | |
バッテリー容量 | 5000mAh | ||
バッテリー 持続時間 |
2日間のスタミナ 連続動画再生 約36時間 |
1日間のスタミナ 連続動画再生 約17時間 |
|
CPU | Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform |
Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform |
|
放熱機構 | ベイパーチェンバー 熱拡散シート |
熱拡散シート |
|
RAM/ROM | 16GB/512GB 12GB/512GB 12GB/256GB |
16GB/512GB |
|
外部メモリー | microSDカード (最大1.5TB)対応 |
microSDカード (最大1TB)対応 |
|
メインカメラ | 16mm:約1200万画素/F値2.2 Exmor RS for mobile 1/2.5″ |
||
24mm:約4800万画素/F値1.9 (記録画素は1200万画素) Exmor T mobile 1/1.35″ |
|||
48mm:約1200万画素/F値1.9 Exmor T mobile (クロップして使用) |
|||
85mm:約1200万画素/F値2.3 170mm:約1200万画素/F値3.5 (85mmと170mmは可変式) Exmor RS for mobile 1/3.5″ |
85mm:約1200万画素/F値2.3 125mm:約1200万画素/F値2.8 (85mmと125mmは可変式) Exmor RS for mobile 1/3.5″ |
||
デジタルズーム | 最大510mm (21.3倍) |
最大375mm (15.6倍) |
|
フロントカメラ | 有効画素数約1200万画素/F値2.0 Exmor RS for mobile 1/2.9″ |
||
カメラアプリ | 新カメラアプリ | Photography Pro Videography Pro Cinematography Pro |
|
カメラ機能 | 120fps読み出し / リアルタイム瞳AF / リアルタイムトラッキング 最高30コマ/秒 AF/AE追従高速連写 クリエイティブルック / S-Cinetone for mobile 商品レビュー用設定 / 声優先マイク |
||
カメラ機能2 | テレマクロ 48MP高画素撮影 AI姿勢推定技術 |
||
動画作成アプリ | Video Creator | ||
外部モニター機能 | 各種表示に対応 ピーキング / ゼブラパターン / バックアップ記録 |
||
手ブレ補正 | FlawlessEye対応 光学式+電子式のハイブリッド (広角レンズ、望遠レンズのみ) |
||
スピーカー | フルステージステレオスピーカー (Xperia 1 VI の音質が向上) |
||
有線接続 | 3.5mmオーディオジャック (Xperia 1 VI の音質が向上) |
||
オーディオ機能 | Dolby Atmos / ハイレゾ・ハイレゾワイヤレス / LDAC / DSEE Ultimate / 360 Reality Audio / 360 Reality Audio Upmix |
||
録音アプリ | Music Pro | ||
ゲームエンハンサー1 | 各種機能・画質・音質・録画の設定 240Hzの残像低減 / 240Hzのタッチ検出 など |
||
ゲームエンハンサー2 | 可変リフレッシュレート対応 タップ補正率の設定 FPS Optimaizer 対応 |
||
Wi-Fi | Wi-Fi 6E IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax 2.4/5/6Ghz (Xperia 1 VIは秋以降に Wi-Fi 7に対応予定) |
||
Bluetooth | ver.5.4 LE Audio | ver.5.3 LE Audio | |
耐久性 | Corning Gorilla Glass Victus 2 (前面) Corning Gorilla Glass Victus (背面) |
||
防水/防塵 | 防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X) | ||
その他 | ワイヤレス充電 / おすそわけ充電 / SONY PICTURES CORE おサイフケータイ / 指紋認証 |
||
販売価格 | 218,900円(税込) 204,600円(税込) 189,200円(税込) |
169,400円(税込) |
※販売価格は Xperia 1 VI 発売日時点となります。
※通常価格の表記なのでキャンペーンやキャッシュバックでお得になります。
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Xperia 1 VI はディスプレイが大きく変わった
アスペクト比 19.5:9 と Full HD+ (1080×2520) を採用
Xperia 1シリーズといえば約6.5インチの 21:9ワイドで
4K (1644×3840)のディスプレイを搭載となっていましたが、
Xperia 1 VI ではアスペクト比が 19.5:9 となり
解像度も Full HD+ (1080×2520) に変更となっています。
実際に前機種の Xperia 1 V と比較してみると
結構大きさが違うように見えつつも(持った感じも違います)、
サイズ的には数ミリの違いということで意外と変わらなかったりと
深く考えると少し不思議な感覚に陥りますね。
従来の21:9はシネマ関連を重視した結果だったようですが
最近のコンテンツでは縦型や正方形のものが増えていて、
そういったニーズから検討した結果 19.5:9 になったようです。
どちらも好みがあると思いますが結局使っていたら慣れるかなと。
解像度も 4K (1644×3840) から Full HD+ (1080×2520) に
変更となっていますが元々画面が小さいこともあって
普段使いで差を感じることはないように思います。
実際に見比べると文字によっては超凝視をしたら
違いが分かりそうなものもありますが(逆に言えば ほぼ分からない)
4K映像を見比べてみましたが違いが分からないレベルでした。
あと Full HD+ (1080×2520) になったことにより
画面の輝度が Xperia 1 V の1.5倍明るくなっているのもポイントです。
また Xperia 1 VI の高画質化エンジンは AI技術を用いた
『Powered by BRAVIA』を新たに採用することによって、
最新のブラビアの画質(色彩、コントラスト、質感・立体感)を
実現していることもあり Xperia 1 V と比べても
非常に奇麗な画質となっていますよ。
この辺りの違いにより 4K と Full HD+ の解像感の違いも
埋められているのではないでしょうか。
あとは新しい機能としてサンライトビジョンを搭載していて
直射日光下などで見ると低階調部分が見えにくくなるところを
輝度を上げることによって見やすくしてくれます。
可変リフレッシュレートでバッテリー消費を抑える
でもってディスプレイの変更点で地味に大きな特徴なのが
1-120Hz駆動の可変リフレッシュレートの対応ですね。
これは画面の動きに合わせてリフレッシュレート
(リフレッシュレートは1秒間の描画数)を
変更する機能よなっているのですが、例えば・・・
ゲームプレイ時:120Hz(滑らかに表示)
60p動画視聴時:60Hz(最適な描画数に)
動きが少ない時:15Hz
動きが無い時:1Hz
といった感じに調整してくれます。
プラウジング中に少し放置して画面に動きが無い場合でも
Xperia 1 V では1秒間に60回描画を繰り返すところを
Xperia 1 VI では動かすまで新規描画を停止したりするので、
その結果バッテリーの消費に大きな違いが出るということで
後で詳しく御紹介しますが前機種の Xperia 1 V と比べて
バッテリーの持ちが約2倍になっていたりします。
モデル | Xperia 1 VI (SIMフリーモデル) |
Xperia 1 V (SIMフリーモデル) |
ディスプレイ | 約6.5インチ Full HD+/有機EL (1080×2520) |
約6.5インチ 4K/有機EL (1644×3840) |
ディスプレイ | 19.5:9 ワイド 1~120Hz可変リフレッシュレート HDR対応 サンライトビジョン 輝度 約1.5倍UP |
21:9 ワイド リフレッシュレート120Hz対応 HDR対応 リアルタイムHDRドライブ |
高画質化エンジン | Powerd by BRAVIA | X1 for mobile |
カメラの焦点距離の追加で更に幅広いシーンを楽しめる
超広角 16mmと広角 24mm & 48mm
超広角 16mmと広角 24mmに関しては Xperia 1 V と同等の仕様で
広角カメラにはイメージセンサー「Exmor T for mobile」を
搭載しているのが大きな特徴となっています。
「Exmor T for mobile」は1/1.35インチの大型となっていて
更に従来より光を取り込む能力も上がっているということで
暗所や夜景の撮影などにも力を発揮してくれます。
星空まで撮れるということで星空センサーとか言われていたりしますね。
Xperia 1 V と違う点は広角カメラ(24mm)をクロップすることで
48mm相当(2倍ズーム)の撮影も可能となっているところですね。
ここに関しては Xperia 5 V と同じ仕様となっていますよ。
24mmの時は有効4800万画素をフルで使って
4画素を1画素として運用することで記録画素は約1200万画素となります。
(記録画素は約1200万画素だけど使用している面積は約4800万画素分)
48mmの時は有効約4800万画素のうちの約1200万画素だけを使い、
そのまま約1200万画素の画像を記録します。
24mmの時と比べて使用している画素数は4分の1ということで
画角としては2倍の違いになるので48mmとなる訳ですね。
でもって有効約1200万画素を約1200万画素で記録することにより
劣化が無いので光学2倍相当と言っている訳ですね。
これに関してはマンガ内の画像付きの説明の方が分かりやすいかと思います。
前機種の Xperia 1 V でも2倍ズームの撮影自体は可能ですが
デジタルズームとなるのが Xperia 1 VI との違いです。
テーブルフォトなんかでも 50mm付近を使いたいところですが
Xperia 1 VI なら光学ズームでしっかり対応が出来るということですね。
また新しいカメラアプリにて 24mm撮影時に4800万画素の高画素で
記録をすることができる『48MP撮影』にも対応となっていて
細部まで驚くほど鮮明に記録することも可能となっています。
望遠が 85mmから 170mmまで対応に
前機種の Xperia 1 V では 85mmから125mmまで対応となっていましたが
Xperia 1 VI では 170mmまで対応となり更に幅広いシーンで活用が可能です。
ソニーでは可変式の光学ズームレンズを搭載しているので
85mmから170mmの全ての焦点距離で光学ズームとなるのが
大きな特徴となっていますよ。
※125mm=5.2倍 170mm=7.1倍
ポートレート撮影では 85mmや 135mmが活用されることも多く
Xperia 1 VI なら光学ズームで対応できるのが良いですよね。
また 170mmについても遠くの被写体を撮影するのはもちろん、
ポートレートなどでも活用して圧縮効果を狙うことで
印象的なシーンを撮影することも出来ますよ。
ちなみに上記では光学ズームでの話となっていますが
Xperia 1 VI のデジタルズームは 510mm(21.3倍)で
Xperia 1 V は 375mm(15.6倍)までとなっていますよ。
最大撮影倍率約2倍のテレマクロ撮影に対応
Xperia 1 VI は最大撮影倍率約2倍のテレマクロ撮影に対応で、
今まで撮影することが出来なかった被写体の撮影も可能です。
テレマクロ撮影時は 120mm固定でマニュアルフォーカスとなります。
ちなみに前機種でも 120mm自体はカバーしていますが
最短撮影距離が結構遠いので同じようには撮影できませんよ。
スマートフォンのマクロ撮影や近接撮影は超広角レンズでの
撮影が多いと思いますが超広角なので周辺にいくにつれ歪みますよね。
そんな中 Xperia 1 VI は望遠レンズを利用することで大きなボケ感で
被写体をゆがみなく撮影することが可能なのが大きな特徴です。
望遠レンズなのでピント合わせが結構シビアだったりしますが
ピーキング機能をONにすることでピントが合っている部分を
黄色に表示することが可能となっているのと
シャッターボタンを搭載しているので両手でしっかり固定して
撮影することが出来るのでフォローは出来るのかなと
またマクロ撮影とまでいかなくても少し離れた位置から
被写体を大きく撮影することが可能となっているので
超広角レンズでの撮影と違い影が出来にくいのもポイントです。
AI技術などによる充実のカメラ性能
Xperia 1 VI では AI技術を活用して
被写体の深度情報を推定することで ToFセンサーが苦手な
遠くや端にいる被写体にも高精度にAFを合わせることが可能です。
人物や動物の瞳認識や主要被写体の認識にも AIが活用されていますよ。
また AIで露出やホワイトバランスの制御をすることで
自然なトーンを再現することが可能となっています。
更に Xperia 1 VI では新たに AIによる姿勢推定技術を搭載し
従来だと被写体(人物)の前に別の被写体などが被ると
フォーカスが外れたり移動したりしてしまうところを
姿勢推定技術により被写体の骨格レベルで認識を行うので
遮る物や人が多い場面でも被写体をしっかりと追随します。
例えばサッカーやバスケなど人が交差しやすいスポーツなどの
撮影時などでも威力を発揮することが出来るでしょうか。
姿勢推定技術に関してはデジタル一眼カメラ『α』で
搭載されているものと同じような働きをするのですが
『α』では AIプロセッシングユニットを搭載していますが
Xperia 1 VI は CPUを搭載しているので そちらで処理をしています。
モデル | Xperia 1 VI (SIMフリーモデル) |
Xperia 1 V (SIMフリーモデル) |
メインカメラ | 16mm:約1200万画素/F値2.2 Exmor RS for mobile 1/2.5″ |
|
24mm:約4800万画素/F値1.9 (記録画素は1200万画素) Exmor T mobile 1/1.35″ |
||
48mm:約1200万画素/F値1.9 Exmor T mobile (クロップして使用) |
||
85mm:約1200万画素/F値2.3 170mm:約1200万画素/F値3.5 (85mmと170mmは可変式) Exmor RS for mobile 1/3.5″ |
85mm:約1200万画素/F値2.3 125mm:約1200万画素/F値2.8 (85mmと125mmは可変式) Exmor RS for mobile 1/3.5″ |
|
デジタルズーム | 最大510mm (21.3倍) |
最大375mm (15.6倍) |
フロントカメラ | 有効画素数約1200万画素/F値2.0 Exmor RS for mobile 1/2.9″ |
|
カメラ機能1 | 120fps読み出し / リアルタイム瞳AF / リアルタイムトラッキング 最高30コマ/秒 AF/AE追従高速連写 |
|
カメラ機能2 | テレマクロ 48MP高画素撮影 AI姿勢推定技術 |
Xperia 1 VI は新カメラアプリを搭載
従来の Xperiaシリーズでは
Photography Pro(静止画向け)
Videography Pro (動画撮影向け)
Cinematography Pro(シネマ撮影向け)
といった3つのカメラアプリを搭載していましたが
(Videography Pro は割と最近のモデルからですが)
Xperia 1 VI は、それらを統合した新カメラアプリを搭載しています。
新しいアプリの名称は『カメラ』になっていてド直球ですね。
『Photography Pro / Videography Pro / Cinematography Pro』の
3つを統合したとは言っていますが本日時点では
『Photography Pro』メインの機能が使えるくらいで
『Videography Pro / Cinematography Pro』のような機能は
使用できないといった感じになっています。
これに関しては『Pro Video』という機能が追加予定なので、
そちらのアップデート待ちといったところですね。
現時点で搭載されている機能としては
機能名 | ザックリ内容 |
プロ | Photography Pro と同じような機能 |
ぼけ | Photography Pro のベーシックモードの ぼけ設定が独立したような機能 |
写真 | Photography Pro のベーシックモードを 更に簡略化したような機能 |
動画 | Photography Pro のベーシックモードの 動画撮影が独立したような機能 |
スロー | Photography Pro のベーシックモードの スロー撮影が独立したような機能 |
その他 | テレマクロ 48MP ぼけ動画 ライブ配信 パノラマ |
といった感じになっています。
新カメラアプリに関しては意見が難しいところですね。
新規で Xperia を触る人にとっては分かりやすく、
とっつきやすいのではないかと思います。
逆に Xperia の『Photography Pro』のベーシックモードを
活用していた人は設定できる内容が減っていたりするので
使いづらくなっているのではないかと思います。
具体的にはドライブ設定が出来ないようなので
連続撮影をしようと思うと『プロ』を選ばないといけないみたいな。
従来は上級者と中級者よりの初心者向けだったのが
上級者と初心者向けに振ったという感じでしょうか。
『Photography Pro』のベーシックモードを活用していた人は
新カメラアプリの『プロ』を使えるようになるしかないかなと。
まぁまぁまぁ この辺りに関しては今後もアップデートで
進化をしていくかと思いますので期待したいところですね。
その他にカメラ撮影時(静止画と動画の両方)に
クリエイティブルックという機能が搭載となっていて
5種類のルックが選択可能となっています。
・Natural:落ち着いた雰囲気で加工にも適してる
・Vivid:色鮮やかな仕上がり
・Film:風景撮影などに適している雰囲気
・Nostalgic:マットな質感でシックな仕上がり
・Bright:ふんわりと柔らかい雰囲気
撮影後に色味などを変更して映像の雰囲気を変えることが
あると思いますが この機能は撮影段階で質感や色味を設定することで
撮影後の編集をすることなく思い通りの映像を撮影することが出来ます。
もちろん撮影時の情報をより多く記録するRAW形式にも対応なので
撮影後に高品位のまま画像の編集や加工が可能となっています。
また動画用の「S-Cinetone for mobile」も搭載となっていて、
こちらも撮影段階で設定をすることで手軽に人物の肌の質感を
キレイに表現することが可能となっています。
一応これは『Videography Pro』で使用できた機能になるでしょうか。
あとはシャッターボタンが Xperia 1 V のものより
大きくなっていて押しやすいのと
押したときの感触も良くなっていると感じました。
余談ですが従来モデルのカメラアプリは
横持ちを軸とした UI になっていましたが
(後から縦撮り時のUI表示に対応になりました)
新カメラアプリは縦撮りを軸とした UI なのが
(横取り時の文字表示の一部が縦持ち時のまま)
時代の流れ?を感じるところです。
簡単にショート動画が作成できる「Video Creator」
撮りためた静止画や動画を選択するだけで
簡単にショート動画を作成できる「Video Creator」を搭載です。
動画の長さは15秒/30秒/60秒/180秒/無制限から選ぶことができて
様々な素材を最大99クリップまで取り込むことが可能です。
またプリインストールされている12曲の音楽を選択すると
音のビートに合わせてシーンが切り替わる動画を作成してくれます。
ちなみに自分の好きな楽曲を使用することも可能ですが、
その場合は自動で音に合わせた編集は行われません。
知識が無くても手軽にショート動画の作成が可能ですが
テキストを入れたりカラーフィルタを適用させたり出来る
高度な編集にも対応となっていますよ。
オーディオ機能の特徴や進化点
一般的なスマートフォンでは横置き時の
左右のスピーカーの構造に違いがあるため
音声も不均等となるのですが Xperia 1 VI では
左右均等に配置されたフルステージスピーカーを搭載し
立体感のある音場を実現しています。
また音質を重視した設計の3.5mmオーディオジャックを
搭載となっているのでヘッドホンやイヤホンなどと
有線接続をすることで良い音が楽しめます。
Xperia 1 VI は新スピーカーユニットを搭載
Xperia 1 VI は新しいスピーカーユニットを採用することで
前機種の Xperia 1 V より音質が向上しています。
10000Hz近辺の高音域の音圧レベルが10~25%向上し
70Hz~170Hzの低音域も20~80%も向上していますよ。
特に低音域はスマートフォンが苦手とする部分なので、
よりワイドレンジで豊かなサウンドを体験して頂けます。
有線接続時の音質の向上
Xperia 1 VI では Audio ICの進化と基板回路の改良により
チャンネル間のクロストークを前機種の Xperia 1 V と比較して
約50%の低減を実現しています。
実際に聴き比べてみるとスピーカーの違いより
大きな違いを感じましたので少し良いヘッドホンやイヤホンで
体験してみてほしいところです。
最近ではワイヤレスイヤホンが主流となっていますが
有線接続でより良い音で楽しんでみるのも良いですよね。
ワイヤレス接続は高音質コーデックの LDAC に対応し
ワイヤレスでもハイレゾ相当の音質を楽しむことが可能です。
もちろん低遅延の LE Audio にも対応となっていますよ。
また 圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケーリングする
『DSEE Ultimate』に対応となっているので
低音質のストリーミング再生なども高音質化が期待できます。
ここにもしっかりとAI技術が活用されていますよ。
その他、立体音響 360 Reality Audio 認定となっていたり
通常の2ch音源なども立体的なサウンドに変換してくれる
360 Reality Audio Upmix 対応(ヘッドホン接続時のみ)なので
様々な楽しみ方を体験して頂くことも可能となっています。
『Music Pro』を搭載となっていて録音や簡易編集が可能です。
また録音音声をクラウド処理で高音質化(有料)も出来ますよ。
従来はボーカルやアコースティックギターなどに対応でしたが
新たにピアノなどの弾き語りにも対応となっています。
あとはポッドキャストへの投稿に対応になっていたりしますよ。
ゲーム機能の特徴や進化点
従来機から引き続きゲームプレイに集中できる専用機能の
ゲームエンハンサーを搭載となっています。
各種機能や画質と音質のカスタマイズ等が可能となっていて
見やすく聴きやすくすることで快適なプレイが可能となります。
ゲーム画面の録画やライブ配信にも対応となっていますよ。
Xperia 1 VI は1-120Hzの可変リフレッシュレートに
対応となっていますがゲームエンハンサーで設定することで
240Hzの残像低減技術による表示も可能となっています。
尚、240Hzの残像低減技術を使用時は可変リフレッシュレートは
無効となりますのでバッテリーの消費は大きくなりますね。
またタッチ反応速度とスライド追従速度の設定に加え
新たにタップ補正率の設定も可能となっていて
自分好みの操作性を実現することが可能となっています。
更に Xperia 1 VI では新たに CPU や GPU などの
システム最適化を描画フレーム中心に行うことで
高いフレームレートを維持することができる
『FPS Optimaizer』の機能に対応となっているのが
前機種 Xperia 1 V との違いになっています。
メインメニューではパフォーマンスが表示され
FPSや温度などの状況を瞬時に把握することが可能です。
後はスクリーンショットが即座に撮影ができるように
本体のシャッターボタンでの撮影が可能となります。
スクリーンショットをよく撮る人には嬉しい機能ですよね。
(ゲームエンハンサー内で動作の設定が必要です)
圧倒的なバッテリー持続時間
Xperia 1 VI の大きな特徴のひとつとして
圧倒的なバッテリー持続時間を実現となっています。
バッテリーの容量は前機種の Xperia 1 V と同じ 5,000mAhで
Xperia 1 V は1日中使えるバッテリーという表記でしたが
Xperia 1 VI は充電なしでも2日持つという表記になっています。
また連続動画再生時間も Xperia 1 V は17時間のところ
Xperia 1 VI は36時間となっていて約2倍の長持ちですね。
バッテリーが長持ちになった理由としては
ディスプレイの解像度が 4K から FHD+ になったことと
可変リフレッシュレートの対応となっているところですね。
バッテリーの寿命もアップ
フル充電を防ぐことでバッテリーの劣化を低減する
『いたわり充電』と充電最適化技術によって
前機種では3年経っても劣化しにくいバッテリーでしたが
Xperia 1 VI では新素材のバッテリーや充電最適化の見直しにより
4年経っても劣化しにくいバッテリーという表記になっています。
モデル | Xperia 1 VI (SIMフリーモデル) |
Xperia 1 V (SIMフリーモデル) |
バッテリー容量 | 5000mAh | |
バッテリー 持続時間 |
2日間のスタミナ 連続動画再生 約36時間 |
1日間のスタミナ 連続動画再生 約17時間 |
寿命 | 4年低劣化 | 3年低劣化 |
キャンペーンでお得に購入が可能
Xperia 1 VI SIMフリーモデルの販売価格
・12GB/256GBモデル:179,300円(税込)
・12GB/512GBモデル:189,200円(税込)
・16GB/512GBモデル:218,900円(税込)
となっています。(2024年11月21日時点での販売価格です)
※RAM 16GB/ROM 512GBモデルのみ2024年8月23日(金)発売
なのでソニーストアご利用感謝 ラッキー抽選会を利用することで
Xperia 1 VI の販売価格が
- 12GB/256GBモデル:
169,300円~176,300円(税込) - 12GB/512GBモデル:
179,200円~186,200円(税込) - 16GB/512GBモデル:
208,900円~215,900円(税込)
になる計算となっていますよ。
Xperia 1 VI SIMフリーモデルのザックリまとめ
ディスプレイの変更とカメラアプリの変更ということで
少し Xperia らしさが薄れたという感じがしますが
今のニーズに合わせると最適化されているのかなとも思います。
実際にそこまでこだわりが無い人にとっては
Xperia 1 VI の方が使い勝手が良いと感じるかもしれませんね。
また SIMフリーモデルはメモリーの容量が選べるようになったり
限定色が2色もあったりと優遇されている感じがして
ソニーショップ的には嬉しいところです。
カメラとしては 48mmの追加、170mmまで拡張、テレマクロ対応など、
より幅広いシーンに対応となっていて実際に撮影してみて
かなり楽しいのでカメラ機能を重視する人にもオススメです。
ただし新カメラアプリの動向は気になるところです。
ということですが Xperia 1 VI SIMフリーモデル
XQ-EC44 を宜しくお願い致します。
Xperia SIMフリーモデル [6.5インチ] のラインナップ
Xperia スマートフォン [SIMフリー]
Xperia 1 VI (XQ-EC44)
ソニーストア販売価格
RAM 16GB/ROM 512GB:218,900円(税込)
RAM 12GB/ROM 512GB:189,200円(税込)
RAM 12GB/ROM 256GB:179,300円(税込)
新設計の望遠光学ズームレンズで遠近自在に高い描写力を実現
Xperia スマートフォン [SIMフリー]
Xperia 1 V (XQ-DQ44)
ソニーストア販売価格:159,500円(税込)
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Xperia PRO-I (XQ-BE42)
ソニーストア販売価格:99,000円(税込)
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36回払いまで分割手数料が『0%』となっているのと
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