「ぼっち・ざ・ろっく!」の『山田リョウ』が着けているヘッドホンの話
「ぼっち・ざ・ろっく!」の『山田リョウ』のヘッドホン
ソニーのウォークマンとアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」の
コラボモデルが2024年7月8日(月)の10時までの期間限定で
好評販売中となっていますがソニーストア直営店で
先着5,000名様(5店舗合計)で貰うことができる
オリジナルステッカーに関しての話題の紹介となっています。
オリジナルステッカーには作中のメインキャラクター
『後藤ひとり』『伊地知虹夏』『山田リョウ』『喜多郁代』が
描かれていますが『山田リョウ』が装着しているヘッドホンが
ソニーのとあるヘッドホンが元デザインというのが今回のお話です。
アニメが放映された時にも話題になっていたと思いますが
「ぼっち・ざ・ろっく!」コラボモデルで関連の話が
出てきたということで御紹介をさせて頂きました。
オリジナルステッカーの『山田リョウ』の部分は
アニメの11話『十二進法の夕景』の17分50秒あたりのシーンで、
ソニーのモニターヘッドホン MDR-M1ST っぽいのを着けています。
「SONY」ロゴの部分が「SONNey」となっているのと
業務向けに左右がひと目でわかる「青のL」と「赤のR」の
表記が無いくらいで後は ほぼ同じデザインと言えますよね。
ちなみに原作では別のヘッドホンだったようですが、
アニメを手掛けているのが「アニプレックス」(ソニー系)なので
ソニーのヘッドホンに変更となったものと思われます。
ということでアニメ版「ぼっち・ざ・ろっく!」の11話で
『山田リョウ』が着けているヘッドホンはソニーの MDR-M1ST が
元ネタになっていますよって話でした。
ソニーのモニターヘッドホン MDR-M1ST
ソニーのモニターヘッドホン MDR-M1ST を簡単に紹介すると
モニターヘッドホンということで音楽関係の現場で
音声を確認するのに適したヘッドホンとなっています。
通常のリスニング用のヘッドホンとの違いとしては
味付けの無いフラットな音声を高い解像感で再生することで
原音を忠実に確認することが可能となっています。
フラットってどういうことだと思われる人も居られると思いますが、
低音域・中音域・高音域の強調度合いを示すって感じでしょうか。
- ドンシャリ型:低音域と高音域を強調
- フラット型:低音域、中音域、高音域の強調無し
- かまぼこ型:低音域と高音域を抑え、中音域を強調
ちなみにソニーのヘッドホンは従来よりフラット寄りになりましたが
低音を強調したタイプが多かったりしますね。
ソニーのモニターヘッドホンとしては「THE FIRST TAKE」で
歌手が装着している MDR-CD900ST が有名どころになるでしょうか。
その他、音楽制作のシーンなどでも目にすることがあるかと思います。
MDR-CD900ST は1988年5月21日が発売日となっていて
現在でも購入が可能となっていますよ。
でもって MDR-CD900ST の後継モデル的な立ち位置なのが
2019年8月23日に発売となった MDR-M1ST となっています。
MDR-M1ST が発売された経緯としては MDR-CD900ST などの
モニターヘッドホンをリスニング用に愛用される方が増えたので
最新の仕様で扱いやすいものを作ったという感じでしょうか。
モニターヘッドホンはフラットな音質ということで
イコライザーを利用する人にも結構オススメです。
モデル | MDR-CD900ST | MDR-M1ST |
形式 | 密閉ダイナミック型 | |
ドライバー ユニット |
40mm、ドーム型(CCAW採用) | |
最大入力 | 1,000mW | 1,500mW |
インピー ダンス |
63Ω | 24Ω |
音圧感度 | 106dB/mW | 103dB/mW |
再生周波数帯域 | 5~30,000Hz | 5~80,000Hz |
ケーブル &プラグ |
ケーブル交換不可 (ステレオ標準プラグ) |
ケーブル交換可能 |
価格帯 | 18,000円前後 | 31,000円前後 |
「ぼっち・ざ・ろっく!」コラボモデルにもオススメ
ウォークマンの「ぼっち・ざ・ろっく!」コラボモデルは
NW-ZX707 と NW-A306 となっているのですが
接続するオーバーヘッドタイプのヘッドホンのオススメは
ソニーの現行モデルの場合は MDR-M1ST がお手頃価格でオススメです。
以前は MDR-1AM2 というお手頃価格のモデルがあったのですが
生産完了となってからは低価格帯のモデルが無くなっていて
ワンランク上になると MDR-Z7M2 という9万円近いモデルになります。
NW-ZX707 なら MDR-Z7M2 以上でもオススメとなりますが
特に NW-A306 の方は そこまで出すのは難しいですよね。
ということで MDR-M1ST がソニーの現行モデルの中では、
お手頃価格で比較的オススメのヘッドホンになるかと思います。
NW-A306 なら 価格帯的に MDR-CD900ST も有りでしょうか。
ただし MDR-CD900ST はステレオ標準プラグ(6.3mm)なので
3.5mmへの変換プラグが必要となるのが微妙といったところです。
(あくまでもソニー製でこだわるといった場合)
ちなみに個人的にソニーのヘッドホンでオススメなのは
背面開放型モニターヘッドホン MDR-MV1 となっています。
同じモニターヘッドホン系列ですが背面開放型ということで
音場再現性が高く圧迫感も軽減されるので
オーバーヘッド型が苦手とかイヤホンから移行される人にも
オススメとなっていますよ、当然音質も満足レベルかと。
ちなみに MDR-MV1 はソニーの現行モデルの中で
唯一の背面開放型のヘッドホンとなっているのですが、
注意点としては遮音性は無いので周囲の音が聞こえやすく、
また周囲に音漏れもするので使用環境を御考慮下さい。
ザックリまとめ
「ぼっち・ざ・ろっく!」コラボモデルからの話題で
ソニーのモニターヘッドホンの話となりましたが、
ここ数年でソニー製の有線タイプで 2-3万円程度の
ちょっと良いグレードのヘッドホンやイヤホンが
全滅状態になっているのが悲しいところです。
ウォークマン NW-ZX707 にオススメのヘッドホンや
イヤホンはソニー製の中から選ぶことができますが
NW-A306 にオススメの有線タイプのヘッドホンとイヤホンが
ソニーでは買えないという状況は何とかして欲しいですよね。
オーバーヘッドタイプはワイヤレス兼用のものでもそれなりですが
イヤホンタイプは完全ワイヤレス型が良くなっているとは言え、
やっぱり有線モデルで良い音を聞きたいという人もおられますよね。
ということですがソニーのモニターヘッドホンやウォークマンの
「ぼっち・ざ・ろっく!」コラボモデルを宜しくお願い致します。
完全ワイヤレスイヤホン WF-1000XM5 の
「ぼっち・ざ・ろっく!」コラボモデルが
2024年11月29日(金)の10時までの期間限定で発売です。
第一弾のウォークマンもセット購入が可能です。
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